刹那の笑顔

遼誠と告白



「もぅ…!
最悪……、肩がスースーする…」


刹那はまだ不満顔で歩いている。


「なんで?
俺的には、かわいいと思うけど?」


遼誠は真顔でサラリと言った。

そして、髪の毛をそっと触り髪の毛にキスをする。


「刹那の髪の毛、フワフワさらさらしてるな。

しかも、いい匂いがする」

「…っあ、うん。
あ、ありがとう…!」


なぜか、その言葉に刹那は顔を赤くしていた。

刹那は心の中で


ーーーーなんで、こんな遼誠に褒められて、赤くなってるの!?

遼誠、軽すぎる!!


おかしい……

今日は、ただの映画のはずなのに。



篠原が、デートって言ったから?


何意識してるのかしら……

遼誠はわたしと比べものにならないぐらい、人気者なんだから…


学校にいる時みたいに、落ち着かないとっ!!

落ち着けっ!!わたし!!
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