0<X≦2人の王子様
すると不意に吉田さんが、
真行寺蓮の腕を
つかんで歩きはじめた。
私は無意識のうちに
二人の姿を追っていた。
二人は階段を降りて
地下へ―――
そして、物理準備室へと
入った。
(あんな
人気のないところで…
放課後に二人きりで…
「一体なにしてんだよっ!!!」
私は
思わず準備室に
飛び込みたくなる衝動を
なんとか抑え、
隣の物理室にまわって
準備室の様子を
伺うことにした。
幸い、物理室には
誰もおらず
鍵もかかっておらず
簡単に入ることができた。
(物理室なんて
授業でしか
来たことなかったな―
ましてや準備室なんて
一回も……
なんで二人は
こんなところに………)
そう思った私は
おそるおそる隣の部屋を
覗いた――――
そこで私が
見たものとは………
真行寺蓮の腕を
つかんで歩きはじめた。
私は無意識のうちに
二人の姿を追っていた。
二人は階段を降りて
地下へ―――
そして、物理準備室へと
入った。
(あんな
人気のないところで…
放課後に二人きりで…
「一体なにしてんだよっ!!!」
私は
思わず準備室に
飛び込みたくなる衝動を
なんとか抑え、
隣の物理室にまわって
準備室の様子を
伺うことにした。
幸い、物理室には
誰もおらず
鍵もかかっておらず
簡単に入ることができた。
(物理室なんて
授業でしか
来たことなかったな―
ましてや準備室なんて
一回も……
なんで二人は
こんなところに………)
そう思った私は
おそるおそる隣の部屋を
覗いた――――
そこで私が
見たものとは………