0<X≦2人の王子様
「生徒会長、そんなこと言われても
 私困りますよ。

 部活の口出しなんかしたら、
 それだけで崩壊する友情かもしれませんし」


「えっ、、、友情?
 恋人同士じゃないのか?」


「、、、、生徒会長真まで何を言ってるんですか、
 100%あり得ませんよ。

 そもそも真行寺が私を信頼してる理由が
 「下心」がないことですから」


「下心が、、ない?」


「そう、他の女子はみんな
 真行寺に恋愛感情抱いてるから
 あわよくばって思ってるんです。
 
 私にはそれがないから
 真行寺も安心してるんじゃないですか」


「、、、、なるほど、、、」


「、、、、、、あの、、、、、
、、、、、、ところで生徒会長、
 帰り道どこまでついてくる気ですか」


「え、知らなかったかい?
 僕の住んでるところって
 君んちのむかいなんだけど」

「えええっ!!!!!」
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