0<X≦2人の王子様
「ほら、普段の
 無理して愛想良く振る舞ってる感じよりも
 今の方が自然でいいなって」

「あ、、、、なんだそういう意味か、、、
ビックリした、、、」

「ビックリ?なにそれ?」

「えっいや、、、ううん
 ていうかオレって、佐久間に
 そういうふうに思われてたんだな」


「あ、、まあね、、
 ごめんね、ちょっとストレートに
 言い過ぎたかな」



「いや、そこが菜花の
 良いところなんだから」

真行寺のその言葉に、
私は胸があったかくなった。


「、、、、本当?
 、、、ありがとう、、、、」


「ん?どした?」


「私、、、この性格のせいで
 嫌われることもしょっちゅうで、、、
 
 私、陰口とか言われると
 意外とけっこう落ち込むっていうか、、、

 昔から悩んでたんだけど
 どうしても直せないんだよね、
 この性格は、、、、」



 
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