誰だってお姫様






「じゃあ、今日はとりあえず帰ろっか?」


『う、うん。』




そしてあたしたちは屋上の扉に向かった。




ガチャッ



「あれ………?」


『どうしたの??』


「……………鍵しまってる。」


『………えっえぇぇぇ!?』




「いないと思って閉められたんだな。」


『そんなぁ……あたし、荷物教室だよ。』


「俺も……」


『じゃあどうしたら………』


「誰かが来んの待つしかないだろ。家のヤツ心配して探してくれるかもしんねぇし。」






< 35 / 58 >

この作品をシェア

pagetop