誰だってお姫様




『もし、来なかったら……?』


「明日の朝までここにいるしかねぇだろ。」



『そ、そんな…………』



明日までここにいるなんてヤだよ………妹たちも心配だし……………どうしたら……




あたしが悩んでいると…




「まぁ、この状況、俺には好都合だけど?」



という神谷くんの声が聞こえ神谷くんのほうを見ると片方の口角を上げ、笑んでいた。




「明日の朝、鍵が開くまでに俺のこと好きにならせてやるよ。」




なおも上がったままの口角




『……………え?』








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