君の初めては俺がもらってあげる。


「……綺麗だから…」



俺は美波にそう告げた。



美波の顔を見てみると嬉しいのか恥ずかしいのかよくわからない表情を浮かべている。



「脱がせて…いい?」



「…え?」



美波の返事も聞かないまま俺は美波のスカートに手をかけて脱がせた。



「ま、待って…」



美波は手で自分のを隠そうとする。



全てが愛おしい。



どんな君も愛してる。



俺は美波の身体に数え切れないくらいのキスを落とした。




そして、俺も全部脱いだ。



えと…ゴムはどこだ…ゴム…


あ、あった。



ビリッ



ゆっくり自分のに被せた。



この時凄く手が震えたのは今でも覚えてる。



「美波…入れていい?」



「…うん…」



最初に指を入れてみた。



慣れてきたから、俺のを入れようとする。



「……ッ」



美波の目から涙が零れたようにみえた。



え!?痛かったかな…




「美波…!?」



「え?あ!ごめん…」



美波は自分で涙をぬぐった。



「やっぱ…怖い…よな?」



俺がそうきくと美波は少しだけ首を曲げて頷いた。



「でも…やめないで…」




美波はそう言って俺の唇に優しくキスをしてきた。




「み…なみ…」




「優しくして…ね?」




「ん…」




そうして俺はゆっくりと美波の中に入れた。




「痛たっ…」



「ごめん…!」



「ううん…続けて…」



どんな俺でも受け止めてくれる美波。



本気で好きだ。



違う。



好きなんかじゃなくて




「…愛してる」




言葉に表すと美波は優しい笑顔で笑った。

そして



「私も愛してる…咲人…」




そうして、俺たちは一つになった。







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