俺とアイツといとこ殿!
流華はあまり口を挟まないように聞いてくれている。

「流華は今の状況でも一人でできると思うくらい強いけど俺の立場からしたらあんま血を使ってほしくない。一昨日でも新しい能力で負担は減っているんだろうけど・・・やっぱ流石に使いすぎてると思う。島に居れば何よりお前の生存確率はあがると思う。島の感じで話してるわけじゃねえけどさ・・命がなくちゃ調べものも進むってのもできないだろ?その間に次のなんかに備えて俺も狙撃とかに関係なくちょっと鍛錬しなおしたい部分もあるし。どう思う?」

「よくわかった。男も引き渡したし、・・では帰ろう。」

あっさりと ほんとにあっさりとしょうゆ味もしくはポンズ味みたく言った。

「え?えええ?」

「何を驚いているのだ。純ちゃんが帰ろうと言ったのではないか。」

「いや・・・そんな簡単に決めれるのか~って」

「一度帰ったほうが力を分散せずに済むのでよい・・とは思っていた。だが、純ちゃんがこのまま戦いを続けれると思っているならその意思を汲もうと思って。・・何を考えて話すのか待っていたのだ。話さなければそれはそれで全員守りながら公務は控えるつもりでいた。」

流華はちょっとさむいのかひざ掛けをちょこんと三角座りして足にぐるぐるした。

お前めちゃ寒いの苦手だもんな・・水業はできるのに・・まあもうすぐ冬が来る。

俺が・・戦えると思ってるなら戦おうと思ったし、その分守ってみせると。かっこよすぎだろ。

かなわねえ。でもお前ばっか無理すんなよ。・・俺はお前に生きてて欲しいよ一日でも多くさ。

「俺が何言ってもその通りにしようと思ってたのか?」

「この状況でいい加減なことを言うなら問題外だが・・純ちゃんはこういうときそのようなことは言わない。例え・・意思とは違って力が及ばなかったとしてもそれを正しいと思って私に言う。それなら私がその及ばぬ力補おう。」

マジかよ。

「・・・・・。ありがとう・・。」返す言葉ねえ・・

「純ちゃんなりに考えた答えで・・覚悟がみえたらやり遂げようと私は思っていたし、斉藤と全面戦争をしたっていいと思っていた。まあ向こうが今後引くとはおもえないが・・ね。戦争するにしても地の利がある方が良い」

「なんか仲間にできたらいいのになあ・・俺らの能力を補助してくれるような友好的だっけ?そうゆうやつ。」
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