俺とアイツといとこ殿!
「それにだあとをついてまわって尻拭いをしろとは言わない。ただ・・・何と言うか闇の国の住民は狡猾なのだ・・・
契約書を読むかどうかも疑わしい純ちゃんは言葉で交わす契約でも騙されかねない・・そいういうフォローという意味だな・・。」

「つまり適性はあってもアホだからってこと??」

「お前なー・・・俺はだーまされないってば」

「お前さ・・・なんか買ったあとレシートで合ってるか確認する?」

「いーや・・?」

「取説とか読む?」

「んー困ったら読む・・・」

「そういうことである。アホとかそういう問題ではなく性格も技術も向き不向きも補い合うという話なのだ。
今回は瞬ちゃんと同系統の能力が使える上こちらの漏えいがあり対策を整えてこられた相性があって向き不向きもある。」

「ま・・・そうゆうことみたい。」

「確かにああゆうネチネチした奴はお前には合ってねえよ。だってお前がネチネチしてるんだもん。」

「ま。そうだね。僕は真正面から向かってくる単純バカの相手の方が戦略を立てやすい。」

出た。嫌味返し!!・・もう元気ってことだな。

「流華・・」

「なんだ?」

「ずっと思ってたんだけどさ」

「ずっとか。」

「苦しくない?」

「いや・・」

「重くない?」

「いいや。」

「どうしてそこまでしようと思うの?」

布団の中で3人が上をむきながら話をする。

もう寝る時間だ。

俺はまぶたを閉じて聞いていた。

「どうしてって・・・な・・どうしてだろうな。」

「うん・・・」

「血かの。」

「純血の血?」

「いやお前たちと同じ流れている血がきっと私の何を殺しても守りたいと思うのだ。」

「あのGの逢坂にいることだって可能だよ?」

「神咲を捨ててか?」

「・・・うん・・可能不可能って話・・。」

俺もそれは思ったことだ。

「そりゃあ可能だろう。実質幼少期を過ごしたわけであるし。」

「ずっといたいって思わなかったの?」

「思わなかったな・・」
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