俺とアイツといとこ殿!
流華が興味を持つ綺麗じゃない二度も話をしたりしたい女・・

こんなとこに偶然一人でくる・・

「俺お前がやましいことしてる間ずっと考えてたんだぜ。」

車の中でアイツに言うとマリはもっと真っ赤になって俯いてしまった。

「心外な。流華にはそんな余計なこというんじゃないよ。」

言われたくないだけだろうが!

「別に業務と関係あるわけじゃねえし俺どうでもいいし。けど裏付けってほぼとれたんだよな?」

「ああ。グループに確認させた。実家にもカメラにも映ってた映像いる?」

「いや、それは流華かなんかに送ってくれ。俺はいらない。中に入っていって地図で細かいのを確認するのは?」

「お前だね。」

まじかよ。

「なんで?全部お前したらいいじゃん。」

「僕は・・お前より目がよくない。」

ああ。そうだな。どっちかっつうと俺のほうがいい・・。

「でも大差ないだろ?1.5と2.0位の差じゃね?」

「いや流華は世界地図じゃなくてジャワの地図で正確な位置を知りたがってた。つまり座標。それにも意味はあると思う。じゃあ・・より目がいいほうが見て視覚を共有して位置を確定しなきゃだよ。」

たしかにそう言われると・・
コイツも考えてたんだな・・。

流華のこと以外にはマジメになれんのかなあ・・不思議だ。

俺らは部屋について既に用意されてた地図を見た。

「ほおうちの島と形が似てるなあ・・」

「余計なこと言うんじゃないよ。いくよ」

マリに目をつむらせてみた。

何となく俺らも凝視されると集中できないからだ。

「マリ・・見たときのこと思い出して見て。特に甲板で見た時の風景や・・海から見た時の島のことや渦の感じとか溺れるまでまでどのへんを泳いでたとか・・」

「・・はい・・でもそんなのどうして?」

「あの王様が知りたがってるからさ。」

「お前がどうしてこんなに離れた場所に来たのか知る手掛かりってもんがないとおちおちあの子は眠れないんだよ。もしかしたらこれを聞いてマリの両親の詳しい事を推測してくれるかもしれない。」

「・・・・はい。がんばって思い出します。」

俺らはマリの中に入っていったアイツがほぼ援護してくれる状況で俺は・・マリの中に入って視た。

「うぅ・・」

「ちょっと気持ち悪いけど頑張ってね。さっきよりはマシでしょ。」

「は・・はい」

「こら・・余計なことゆうな?画像が乱れる?」

俺はマリの中にもっと入っていってたから目の前の大自然というか南の島を詳しく視た。甲板。そしてマリが見たという渦。

これは・・

渦・・・って言うんだろうか。

なんかへんだぞ。それに飲み込まれた人の海からは見えない生体反応が消えていく。。色が・・。

船ごと・・そしてマリは確かに泳いで・・

プツン。

アレ?消えた。ああ此処で溺れたのか。でもごボボボボって感じじゃないなあ・・

「ふう・・・」

「見た?」

アイツも少し疲れている。

「見たけど・・・送るよ。」

≪自然現象じゃ有り得ないと思うような感覚だったぞ。≫

≪自然にそんな遠いとこから流れ着くのは元々変な前提だったろ?≫

≪うんそうなんだけどさ。≫

≪・・・・・なんなんだ?この黒いのは・・≫

≪マリが見た渦ってやつだと思う。≫

≪渦か。人や船が海の中で飲み込まれていく現象を表すとしたら・・そう捉える方が普通かもね。≫

≪まあ確かに 海だったら・・渦かと思うし森だったら神かくしとか言われる感じかな?≫

「あのー・・・どうかされましたか?」

マリは心配なのかウロチョロしてた。

「いや・・僕が割り出すと・・」

ペンを地図に向かってアイツは?を書き始めた・・

こうゆう計算はこいつに任せば大抵狂ってない。

「ほら・・天気とか出航時間で言っても・・この辺だ・・。その現象が起きたのは。当然ここには船が引っかかって動かなくなるような岩礁はない。しかも結構船は小さいからここで何かが起こって・・マリはこの辺まで泳いだ。」

ふむふむ・・

ってほとんど泳いでねえじゃんか。

「ほとんど移動してないんだけど。」

「だって・・」

近い場所に3箇所?を付けてるけど現象が起きた場所と渦の場所とマリが最終泳いだ場所。

ほとんど変わらねえ。

「でもさ。この数ミリの話は向こうでいうと何メートルかはあるんだよ?」

「それにしたってなあ・・」


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