俺とアイツといとこ殿!
白い割烹着みたいなのを着てるおっさん5人くらいだ。
「爺を手術する。お前たちは手伝いをしなさい。そして覚えるのだ。」
「は。しかと覚えさせて頂きます。」
手術って・・かすってる程度って言ってなかったっけ?
「主のびよきは盲腸炎と私の国では言う。・・だれか手袋と消毒を。」
たらいが出てきて・・たくさんたらいがならんで・・水みたいなのに葉っぱ?が浮いてる。
これ消毒液か?流華盲腸なんて知ってたの?
「清潔な布と熱い湯も用意せよ。手術用の小刀は出来上がっておるか?」
「はい。先先月出来上がって参りました。」おお!メスだー!!
呪術医の一人が手を発光させてライト変わりにしている。島でもない技術だな・・
そりゃそうか・・・。電気あるもん。ここはまだオイルランプとかそんなのを使ってるみたいだ。
「渡した小刀は殺菌しすぐに交換するのだ。吸い出す器具は?」
「は。ここに。」
「では始めるぞ。皆囲むように並べ。あとのものは用意し片付けをせよ。」
爺さんを取り囲んで呪術医と流華による手術が始まろうかとしていた。
「爺。」
「は。流華様・・大丈夫でございます。」
「自分に神経を鈍らせるものを施すとな・・手遅れになってしまうゆえ・・いつか申したではないか。」
爺さんが涙ぐむ。「そうであられましたね。激務ゆえ・・」
体の調子悪かったけど・・流華みたいに忙しい人間は風邪になっても怪我しても仕事しなきゃいけないんだな・・代わりがいないから・・
4つしてるのってどうなんだ・・。そう思うとすげえなタフガイかよ!!
「押し付けた私も悪いが・・痛みとはな。早めに体が自然と出してくれる知らせなのだ今鈍らせるわけにはいかぬゆえ・・起きたまま処置するが・・お前は何もせず耐えよ。・・耐えたらあと10年は生きてゆけるぞ。約束したであろ?放っておくとな。先がない。直ぐにやるとすぐ治るのだ。」
流華は優しい顔でそう言った。
「耐え抜きますとも。あの泥水を飲んだ爺ですぞ!」
泥水飲んだ爺???なんだそれ。
「流華?俺。。出来ることある?」
「そうだな・・純ちゃんは・・メスを消毒したものを乾かしてゆくゆえそれに火を入れてから持ってきて欲しい。」
完全に消毒出来ないんだな・・ここの医療では・・。
「分かった。」
「始める。」「は!!」
なぜか始まったオペ。
汗を拭いたりたらいを運んだりしてさっきまで3人だったのに大勢の人が行き来している。
「まずこの右下当たりを切開するのだ。まず虫垂を切除する。」
言われたとおりに呪術医が切開してる。手さばきは医者そのものって感じだ。
爺さんは声にならないほど痛いだろうが唇を噛んで漏らすまいと鼻で必死で耐えている。
そうか。ここでは呪術も使うけど人間ばっかだから人間用医術も普通に存在するんだよなー。
「もう破れております。どのように・・」
「それは切除。そして、もう少し開いて膿んでいる部分を手で出来るだけ切除し・・吸い出す管で・・」
「は・・」
注射器に似てるガラス製のもので吸い出している。
でっかいんだけど2・3本分膿っぽいのが出された。
「このように膿だけを取るのだ・・やってみよ。」
医術の心得でもあるんだろうか・・?
「次。腹を消毒する。呪術医・・今切った部分の結合と今出てきている血をすぐに止めよ。」
ああ。こうゆう風に呪術医を使ってるのね。なるほど。
現在出来る治療や手で追いつかない部分・出来ない部分に呪術医の能力を当ててるのか。
「縫合せよ。」
あれ?もう終わったのか?
「爺・・」
「終わりました・・か・・」
「爺を手術する。お前たちは手伝いをしなさい。そして覚えるのだ。」
「は。しかと覚えさせて頂きます。」
手術って・・かすってる程度って言ってなかったっけ?
「主のびよきは盲腸炎と私の国では言う。・・だれか手袋と消毒を。」
たらいが出てきて・・たくさんたらいがならんで・・水みたいなのに葉っぱ?が浮いてる。
これ消毒液か?流華盲腸なんて知ってたの?
「清潔な布と熱い湯も用意せよ。手術用の小刀は出来上がっておるか?」
「はい。先先月出来上がって参りました。」おお!メスだー!!
呪術医の一人が手を発光させてライト変わりにしている。島でもない技術だな・・
そりゃそうか・・・。電気あるもん。ここはまだオイルランプとかそんなのを使ってるみたいだ。
「渡した小刀は殺菌しすぐに交換するのだ。吸い出す器具は?」
「は。ここに。」
「では始めるぞ。皆囲むように並べ。あとのものは用意し片付けをせよ。」
爺さんを取り囲んで呪術医と流華による手術が始まろうかとしていた。
「爺。」
「は。流華様・・大丈夫でございます。」
「自分に神経を鈍らせるものを施すとな・・手遅れになってしまうゆえ・・いつか申したではないか。」
爺さんが涙ぐむ。「そうであられましたね。激務ゆえ・・」
体の調子悪かったけど・・流華みたいに忙しい人間は風邪になっても怪我しても仕事しなきゃいけないんだな・・代わりがいないから・・
4つしてるのってどうなんだ・・。そう思うとすげえなタフガイかよ!!
「押し付けた私も悪いが・・痛みとはな。早めに体が自然と出してくれる知らせなのだ今鈍らせるわけにはいかぬゆえ・・起きたまま処置するが・・お前は何もせず耐えよ。・・耐えたらあと10年は生きてゆけるぞ。約束したであろ?放っておくとな。先がない。直ぐにやるとすぐ治るのだ。」
流華は優しい顔でそう言った。
「耐え抜きますとも。あの泥水を飲んだ爺ですぞ!」
泥水飲んだ爺???なんだそれ。
「流華?俺。。出来ることある?」
「そうだな・・純ちゃんは・・メスを消毒したものを乾かしてゆくゆえそれに火を入れてから持ってきて欲しい。」
完全に消毒出来ないんだな・・ここの医療では・・。
「分かった。」
「始める。」「は!!」
なぜか始まったオペ。
汗を拭いたりたらいを運んだりしてさっきまで3人だったのに大勢の人が行き来している。
「まずこの右下当たりを切開するのだ。まず虫垂を切除する。」
言われたとおりに呪術医が切開してる。手さばきは医者そのものって感じだ。
爺さんは声にならないほど痛いだろうが唇を噛んで漏らすまいと鼻で必死で耐えている。
そうか。ここでは呪術も使うけど人間ばっかだから人間用医術も普通に存在するんだよなー。
「もう破れております。どのように・・」
「それは切除。そして、もう少し開いて膿んでいる部分を手で出来るだけ切除し・・吸い出す管で・・」
「は・・」
注射器に似てるガラス製のもので吸い出している。
でっかいんだけど2・3本分膿っぽいのが出された。
「このように膿だけを取るのだ・・やってみよ。」
医術の心得でもあるんだろうか・・?
「次。腹を消毒する。呪術医・・今切った部分の結合と今出てきている血をすぐに止めよ。」
ああ。こうゆう風に呪術医を使ってるのね。なるほど。
現在出来る治療や手で追いつかない部分・出来ない部分に呪術医の能力を当ててるのか。
「縫合せよ。」
あれ?もう終わったのか?
「爺・・」
「終わりました・・か・・」