俺とアイツといとこ殿!
意識あるのか?おっさん。スゲー。まあ麻酔ナシだもんな・・
でもキツそう。
「爺には栄養のあるもの・血や肉になる食べ物を三食必ず与えよ。最初のうちはすりつぶし飲ませる程度で良い。縫合した部分は毎日綺麗に殺菌するのだ。糸は1週間ほどで取ればひっついている。」
「わかりました。」
呪術医のリーダーみたいな奴が・・もう俺わかったんだけど。ピンクなんだよな。
そいつが受け答えしている。
「流華様・・あの虫垂というもの・・必要でなければ幼い頃に取ってしまったほうが今後よろしいのでしょうか?」
「いや・・ここでは十分な治療が生まれるたび出来る訳ではない。初期なら開いてあの部分を取るだけで良いし、酷くなり膿んできたらそれを取り洗浄してあのように処置せよ。手術用の小刀を大量に作らせ日本中に配布せよ。その分は国から出す。発注は急げ。経験から出来ることは私には先ほどの様な程度である。お前たちが今後呪術医として勉学し、根拠を持って治療するのだ。」
「分かりました。呪術医として生涯できる勉学小屋を作ることも決まっております。」
「そうか。それは良いことだ。ただ無意味な実験は控えるのだ。無意味でない申請は役所に何度も何度もすれば良い。根拠のあるもの信念を揃えてゆけば聞く耳持たぬというわけでもあるまい。そして・・これだけは覚えておけ。医学の為に人がいるのではない。人のために医学があるということを絶対に忘れるな。」
人体実験はするなって事だよな。
こっちが医術の発展の為にやらずともしてる国と交流すれば情報は手に入るってか。
流華らしい。他人はどうでもいいんだな。
まあ全員を大事になんてキレイゴトできないから俺は偽善者よりはハッキリしてて好きだ。
「は。肝に教えこんでおきます。」
「皆ご苦労であった。使ったものは清潔に保つように。切れ味の悪いものは研ぎ直すこと。怠ってはいけない。皆がそれによってなにか伝染病にかかってからでは遅い。医者が病人を作ってはならぬ。」
「ははーーー」
よく見ると手袋って動物の皮を張り合わせたやつだ。ゴムじゃない。
「退出せよ。爺は安静に寝かせておけ。2週間もすれば歩けるようになるであろう。」
「わかりました。」担架みたいなので運ばれていく。
「流華様・・」
「治るまで無理をするなよ爺。治った頃にもう一度来る故な。」
青白い顔で何も言わずにっこりといつものように爺さんは笑って運ばれていった。
「ふう。。疲れたな・・あの者たちはよいな。飯を食って寝ればまた明日が来るのだから。」
「確かにな・・でもよ!」
俺らは寝てるうちに死にかねない・・。やな身体だぜ。
手袋を取りその葉っぱの水で俺がジャブジャブと流華の手を洗っているんだが・・
どこでもなんもしないんだな・・指揮はするけど・・。
「なんだ?」手を拭いて(俺が)タバコを取り出したので火をつける(俺が。)
俺も疲れるぞ・・・。
「お前盲腸って知ってたのか?方法も。」
「盲腸?・・内臓や体の場所・・盲腸の場所位知っているし、まず視て炎症を起こしているのだからどんなにガードしても瞬ちゃんや島の役所のガードなんか非ではない。悪いところはわかる。」
そりゃ俺でも視えたけどよ。
「手術方法は?」
「使い物にならなくて大して害がない内臓なら取れば良いし膿んでいればそれも取るしかないであろ?綺麗にして、縫った。一般的な解釈でしかない。」
ああ世間で言う盲腸って病気自体を知ってるわけでも適切な方法を教えたわけでもないのか。
腹開いてみて悪い部分とって綺麗にして縫ったと言ってるのか・・・
大・雑・把!
盲腸が炎症起こしてるから盲腸炎と言うのだとか言ってたわけか。
「私は人間の医学など知らぬ。人の形はしているが人間とは作りが違うのだ・・内臓やら脳の作りも多少差がある・・だが人間を相手に攻撃したりする鍛錬を勉強しているので何が人間にとって苦しいのか、致命傷なのか、そして今だな。やらなければいけないことは概ねわかる。・・まあ・・私自体はメスさえ真っ直ぐ切れぬがな。」
ワインを飲みながら流華は少し安堵したような顔をした。
「え?そうなの?」
「剣で人間をまっぷたつにならできるがせせこましくあんな小さなもので正確に切れるか。あれはな・・何度も何度も良くしようと鍛錬した呪術医だけが身に付けているものなのだ。」
剣でまっぷたつ・・・嫌だ・・。
「あの爺さん助かるのか?」
「さあな。わからん。今やれることはした。だが今やらなければもうすぐに死んでいたろうし、呪術医がしようとしても私がああ言わなかったら爺は寝転ばなかったと思う」
「そうだよな・・。」
やれば助かると言ったけど言わなきゃやらなかったかもしれないし。
やらなきゃどちみち死んでたし嘘も方便だ。
俺がみた限りではただの盲腸のちょっと酷くなってるなって感じの手術だし流華は知らないかもしれないけど現代医術とも大差ない判断だ。
「ま。爺は頑丈な老人ゆえ大丈夫であろう。人はいつか死ぬが・・今できるだけのことをして死んでしまうならしょうがない。」
「まあ・・そうだなあ・・お前もなんでも出来るわけじゃないもんな。」
それが自然ってやつかもしれない。出来ることはする。
やれることはするそれでもダメならしょうがないよ。
「それはそうだ。私は思考以外ほぼなんにも出来ないゆえ、お前たちが居て役所がいて、私は指示をするし、よく聞き考える。そして決断する。そんなものだ。適材適所と言えば終わってしまうが・・」
「おまえ多くね?そのやること。」
「どうであろうか。・・爺が激務といったものが私がすると1日で終わる。どちらも精一杯やっている。キャパシティがあるものにはそれなりの役所があるのだろうな・・今私は今毎日やっても終わらないという仕事がある。忙しいと思える。忙しいのが好みというわけではないが・・周囲は宝の持ち腐れだと判断し上乗せする。」
そうかも。こいつに一個だけでいいっていったら・・
でもキツそう。
「爺には栄養のあるもの・血や肉になる食べ物を三食必ず与えよ。最初のうちはすりつぶし飲ませる程度で良い。縫合した部分は毎日綺麗に殺菌するのだ。糸は1週間ほどで取ればひっついている。」
「わかりました。」
呪術医のリーダーみたいな奴が・・もう俺わかったんだけど。ピンクなんだよな。
そいつが受け答えしている。
「流華様・・あの虫垂というもの・・必要でなければ幼い頃に取ってしまったほうが今後よろしいのでしょうか?」
「いや・・ここでは十分な治療が生まれるたび出来る訳ではない。初期なら開いてあの部分を取るだけで良いし、酷くなり膿んできたらそれを取り洗浄してあのように処置せよ。手術用の小刀を大量に作らせ日本中に配布せよ。その分は国から出す。発注は急げ。経験から出来ることは私には先ほどの様な程度である。お前たちが今後呪術医として勉学し、根拠を持って治療するのだ。」
「分かりました。呪術医として生涯できる勉学小屋を作ることも決まっております。」
「そうか。それは良いことだ。ただ無意味な実験は控えるのだ。無意味でない申請は役所に何度も何度もすれば良い。根拠のあるもの信念を揃えてゆけば聞く耳持たぬというわけでもあるまい。そして・・これだけは覚えておけ。医学の為に人がいるのではない。人のために医学があるということを絶対に忘れるな。」
人体実験はするなって事だよな。
こっちが医術の発展の為にやらずともしてる国と交流すれば情報は手に入るってか。
流華らしい。他人はどうでもいいんだな。
まあ全員を大事になんてキレイゴトできないから俺は偽善者よりはハッキリしてて好きだ。
「は。肝に教えこんでおきます。」
「皆ご苦労であった。使ったものは清潔に保つように。切れ味の悪いものは研ぎ直すこと。怠ってはいけない。皆がそれによってなにか伝染病にかかってからでは遅い。医者が病人を作ってはならぬ。」
「ははーーー」
よく見ると手袋って動物の皮を張り合わせたやつだ。ゴムじゃない。
「退出せよ。爺は安静に寝かせておけ。2週間もすれば歩けるようになるであろう。」
「わかりました。」担架みたいなので運ばれていく。
「流華様・・」
「治るまで無理をするなよ爺。治った頃にもう一度来る故な。」
青白い顔で何も言わずにっこりといつものように爺さんは笑って運ばれていった。
「ふう。。疲れたな・・あの者たちはよいな。飯を食って寝ればまた明日が来るのだから。」
「確かにな・・でもよ!」
俺らは寝てるうちに死にかねない・・。やな身体だぜ。
手袋を取りその葉っぱの水で俺がジャブジャブと流華の手を洗っているんだが・・
どこでもなんもしないんだな・・指揮はするけど・・。
「なんだ?」手を拭いて(俺が)タバコを取り出したので火をつける(俺が。)
俺も疲れるぞ・・・。
「お前盲腸って知ってたのか?方法も。」
「盲腸?・・内臓や体の場所・・盲腸の場所位知っているし、まず視て炎症を起こしているのだからどんなにガードしても瞬ちゃんや島の役所のガードなんか非ではない。悪いところはわかる。」
そりゃ俺でも視えたけどよ。
「手術方法は?」
「使い物にならなくて大して害がない内臓なら取れば良いし膿んでいればそれも取るしかないであろ?綺麗にして、縫った。一般的な解釈でしかない。」
ああ世間で言う盲腸って病気自体を知ってるわけでも適切な方法を教えたわけでもないのか。
腹開いてみて悪い部分とって綺麗にして縫ったと言ってるのか・・・
大・雑・把!
盲腸が炎症起こしてるから盲腸炎と言うのだとか言ってたわけか。
「私は人間の医学など知らぬ。人の形はしているが人間とは作りが違うのだ・・内臓やら脳の作りも多少差がある・・だが人間を相手に攻撃したりする鍛錬を勉強しているので何が人間にとって苦しいのか、致命傷なのか、そして今だな。やらなければいけないことは概ねわかる。・・まあ・・私自体はメスさえ真っ直ぐ切れぬがな。」
ワインを飲みながら流華は少し安堵したような顔をした。
「え?そうなの?」
「剣で人間をまっぷたつにならできるがせせこましくあんな小さなもので正確に切れるか。あれはな・・何度も何度も良くしようと鍛錬した呪術医だけが身に付けているものなのだ。」
剣でまっぷたつ・・・嫌だ・・。
「あの爺さん助かるのか?」
「さあな。わからん。今やれることはした。だが今やらなければもうすぐに死んでいたろうし、呪術医がしようとしても私がああ言わなかったら爺は寝転ばなかったと思う」
「そうだよな・・。」
やれば助かると言ったけど言わなきゃやらなかったかもしれないし。
やらなきゃどちみち死んでたし嘘も方便だ。
俺がみた限りではただの盲腸のちょっと酷くなってるなって感じの手術だし流華は知らないかもしれないけど現代医術とも大差ない判断だ。
「ま。爺は頑丈な老人ゆえ大丈夫であろう。人はいつか死ぬが・・今できるだけのことをして死んでしまうならしょうがない。」
「まあ・・そうだなあ・・お前もなんでも出来るわけじゃないもんな。」
それが自然ってやつかもしれない。出来ることはする。
やれることはするそれでもダメならしょうがないよ。
「それはそうだ。私は思考以外ほぼなんにも出来ないゆえ、お前たちが居て役所がいて、私は指示をするし、よく聞き考える。そして決断する。そんなものだ。適材適所と言えば終わってしまうが・・」
「おまえ多くね?そのやること。」
「どうであろうか。・・爺が激務といったものが私がすると1日で終わる。どちらも精一杯やっている。キャパシティがあるものにはそれなりの役所があるのだろうな・・今私は今毎日やっても終わらないという仕事がある。忙しいと思える。忙しいのが好みというわけではないが・・周囲は宝の持ち腐れだと判断し上乗せする。」
そうかも。こいつに一個だけでいいっていったら・・