俺とアイツといとこ殿!
「確かに見えぬし、殆ど殺気を消して騒音と紛れているものの狙撃を防ぐのは難しい。
殺気を殺したものを探せと言われれば意識して探し出すことは出来る。お前たちに貸し与えた玩具のようにな。」
玩具?あれが??確かに追跡はあれで出来たけど・・
「うん・・」
アイツも渋々聞いている。
「私は・・風が吹くたび葉っぱの音が耳を掠める度不自然だと思うたびにガードをする・・
常にガードをしていれば血は減るが・・不意に死ぬことはない。・・まあ癖みたいなものが出来てな・・
最初はしてるうちに何かを跳ね返す確率は多くなった。なんにもなければそれで良い。
・・が何かあれば致命傷。そうしてるうちにな・・普段は使わぬが危ないときにだけ勝手に自分のは出来るようになった。
一緒に住み始めてからは3人分出来るようになった一人も3人も変わらぬので。」
俺のなんとなく移動術が使えるようになったみたいなものか・・
しかし用心深いにもそうゆう事情があったとは・・完全防御じゃねえかよ。
でも1人から3人分は・・・変わるだろ・・・。
「ずっと??そうなの?」心配そうにアイツが聞く。
そりゃ・・・どうなんだ?
「ずっと・・・そうであるな。就任しても・・・生家でいても毒を盛られることもある。
・・逢坂に居ても矢は飛んでくるし、こっちにいても爆弾やら仕掛けられていたり拳銃やらが飛んでくるし大差ない。
どこからが干渉者でどこからが神咲のグループの関連なのか日常すぎて分からぬし、それは闇の国にいても同じである。
いつ焼き殺されるか呪印でかけられるか分からぬ常戦場。・・相手をしてたらキリがないゆえ。それなりにしか考えてない」
まじかよ・・・。爆弾?
俺らはあんぐりという表現がピッタリなんじゃないかと思うくらいビックリした。
つねせんじょう?カメラマンではないよね?まじゆちゃってんのそれ。
マジゆってんスか?鬼姫さん。
ゆってんすよね・・。
「で?その先に行こうとしてんだ?それでも。」
アイツは面白くなってきた?って顔で酒をぐいって飲んでルカには注いでいる。
「そ・う・だ。私はそんなつまらぬ事に構っていられない。まっすぐ先に進む。
邪魔なら皆殺しにしてやる。この後の純血は記憶の量も整理するだけで私の何倍もかかるかも知れぬ。
それは私が記憶を粒にしたとしても、頭で理解して整理する事は不可欠。持ち越さぬよう心がけているが
持ち越しても可能性は残してやらんとしている。だが・・小賢しい人間にこれらを渡したとして・・・」
「経験してないやつに知識だけ与えるのは蔵の鍵をあげているようなもの・・?」
アイツはそう聞いたけど・・そうゆうの、努力も実力も無しでものだけ貰うのもあげるのも・・すっげえ嫌だろうな流華ってば。
無意味だと思ってるだろうし。
「ああそうだ。使いこなせぬ知識と力は危険ゆえ狙われるのにガードはできぬゆえ、
島に引きこもるしかない。では先は見れぬ。
新しい純赤石に代わるものがない限り先細っていくのは変わらない見解だ。
故純ちゃんや瞬ちゃん以外には誰にもまだ教えていない。
島は利用するだろう、だが・・方向性を見誤れば・・自爆なのだ。
これはあくまでも補佐として使えば良いと考えたのだがな・・その純血、危なくなってからすべてを抑えることが出来るのか
・・きっと死んでいるであろう私は助言も判断もできぬ。」
そうだろうよ。俺らや次の純血の助けになればと思って鍛錬してやっと形になってきたんだろうし、けどそれを変に取られたら流華は困るってか。
「じゃー持ち越さない方向で頑張ろうぜ。」
俺は流華の肩をポンと叩いてそういった。
「ははは。無論そのつもりだが・・」
流華は言葉を濁した。
「僕らじゃ・・先に進めないかもと思ってる?だけど殺したくない。みたいな」
「少し当たっているが半分以上は外れている。お前たちは贔屓目無しで優れている。素質もある。伸びしろもある。
気も良い。進んで行けると信じている。」
「じゃあ・・っ」
「でもな・・干渉者はそれらに干渉するゆえ干渉者なのだ。あのように狙撃してくることも私は予知していなかったが
そういうふうに命を落とす可能性もあると思っている。ノロやゴリラの例もある。お前たちを殺したくないのは当たっているがな。」
「流華が自然と狙われる時に僕らは・・守られてるしかないの?」
「まあ今のところそうであるな。私が守れるとき・支えるとき道を照らせるときはそうしよう。
そういう時に守るので、そうではない時・・・私が成すべきことしかできぬ時、自分の身を守れぬ時、お前たちが時支え・守ってくれるか?」
出来ることを精神だな。
「よし来た!任せときっ」
「お前ってほんと単純。・・・・わかったよ。流華にそんな風に言われたらやるしかないでしょ。」
単純ってねえ・お前はもうちょいハッピーにものを捉えるべきだな!うん。カオスすぎる。
「得意なことを皆しようじゃダメなのかよ!」
俺もういらいらしてきた。なんなんだこいつ。
「得意なことが多いでしょ流華は!!!負担が大きいじゃないか。」
あ。そだな。・・確かに。
「でもお前な?イライラしたって十年以上の思考の差とか思ったりやってきた事があるんだぜ?
しょうがないだろ?俺らだってサボってたわけじゃなくてもだな?」
「お前はサボってただろ。明らかに・・。」
「う・・・まあいいじゃん。かと言って今16だけど去年からいきなり一年でそこまで辿り着けないぜ??
ルカだって15年かけて考えてたことを言ってるわけだし?」
「・・・・・・・・。」
「そうそう。純ちゃんの言うように得意な事をすればよい。知らないことはゆっくり知って今馴染んでゆけば
瞬ちゃんの思うようにいつか同じ場所に立とうと願う気持ちは限りなくその願いが遠くても
・・実際遠のくのは諦めたあとである。二人はそのように磨きあって輝けばいい」
うまいこと締めるねえ。
殺気を殺したものを探せと言われれば意識して探し出すことは出来る。お前たちに貸し与えた玩具のようにな。」
玩具?あれが??確かに追跡はあれで出来たけど・・
「うん・・」
アイツも渋々聞いている。
「私は・・風が吹くたび葉っぱの音が耳を掠める度不自然だと思うたびにガードをする・・
常にガードをしていれば血は減るが・・不意に死ぬことはない。・・まあ癖みたいなものが出来てな・・
最初はしてるうちに何かを跳ね返す確率は多くなった。なんにもなければそれで良い。
・・が何かあれば致命傷。そうしてるうちにな・・普段は使わぬが危ないときにだけ勝手に自分のは出来るようになった。
一緒に住み始めてからは3人分出来るようになった一人も3人も変わらぬので。」
俺のなんとなく移動術が使えるようになったみたいなものか・・
しかし用心深いにもそうゆう事情があったとは・・完全防御じゃねえかよ。
でも1人から3人分は・・・変わるだろ・・・。
「ずっと??そうなの?」心配そうにアイツが聞く。
そりゃ・・・どうなんだ?
「ずっと・・・そうであるな。就任しても・・・生家でいても毒を盛られることもある。
・・逢坂に居ても矢は飛んでくるし、こっちにいても爆弾やら仕掛けられていたり拳銃やらが飛んでくるし大差ない。
どこからが干渉者でどこからが神咲のグループの関連なのか日常すぎて分からぬし、それは闇の国にいても同じである。
いつ焼き殺されるか呪印でかけられるか分からぬ常戦場。・・相手をしてたらキリがないゆえ。それなりにしか考えてない」
まじかよ・・・。爆弾?
俺らはあんぐりという表現がピッタリなんじゃないかと思うくらいビックリした。
つねせんじょう?カメラマンではないよね?まじゆちゃってんのそれ。
マジゆってんスか?鬼姫さん。
ゆってんすよね・・。
「で?その先に行こうとしてんだ?それでも。」
アイツは面白くなってきた?って顔で酒をぐいって飲んでルカには注いでいる。
「そ・う・だ。私はそんなつまらぬ事に構っていられない。まっすぐ先に進む。
邪魔なら皆殺しにしてやる。この後の純血は記憶の量も整理するだけで私の何倍もかかるかも知れぬ。
それは私が記憶を粒にしたとしても、頭で理解して整理する事は不可欠。持ち越さぬよう心がけているが
持ち越しても可能性は残してやらんとしている。だが・・小賢しい人間にこれらを渡したとして・・・」
「経験してないやつに知識だけ与えるのは蔵の鍵をあげているようなもの・・?」
アイツはそう聞いたけど・・そうゆうの、努力も実力も無しでものだけ貰うのもあげるのも・・すっげえ嫌だろうな流華ってば。
無意味だと思ってるだろうし。
「ああそうだ。使いこなせぬ知識と力は危険ゆえ狙われるのにガードはできぬゆえ、
島に引きこもるしかない。では先は見れぬ。
新しい純赤石に代わるものがない限り先細っていくのは変わらない見解だ。
故純ちゃんや瞬ちゃん以外には誰にもまだ教えていない。
島は利用するだろう、だが・・方向性を見誤れば・・自爆なのだ。
これはあくまでも補佐として使えば良いと考えたのだがな・・その純血、危なくなってからすべてを抑えることが出来るのか
・・きっと死んでいるであろう私は助言も判断もできぬ。」
そうだろうよ。俺らや次の純血の助けになればと思って鍛錬してやっと形になってきたんだろうし、けどそれを変に取られたら流華は困るってか。
「じゃー持ち越さない方向で頑張ろうぜ。」
俺は流華の肩をポンと叩いてそういった。
「ははは。無論そのつもりだが・・」
流華は言葉を濁した。
「僕らじゃ・・先に進めないかもと思ってる?だけど殺したくない。みたいな」
「少し当たっているが半分以上は外れている。お前たちは贔屓目無しで優れている。素質もある。伸びしろもある。
気も良い。進んで行けると信じている。」
「じゃあ・・っ」
「でもな・・干渉者はそれらに干渉するゆえ干渉者なのだ。あのように狙撃してくることも私は予知していなかったが
そういうふうに命を落とす可能性もあると思っている。ノロやゴリラの例もある。お前たちを殺したくないのは当たっているがな。」
「流華が自然と狙われる時に僕らは・・守られてるしかないの?」
「まあ今のところそうであるな。私が守れるとき・支えるとき道を照らせるときはそうしよう。
そういう時に守るので、そうではない時・・・私が成すべきことしかできぬ時、自分の身を守れぬ時、お前たちが時支え・守ってくれるか?」
出来ることを精神だな。
「よし来た!任せときっ」
「お前ってほんと単純。・・・・わかったよ。流華にそんな風に言われたらやるしかないでしょ。」
単純ってねえ・お前はもうちょいハッピーにものを捉えるべきだな!うん。カオスすぎる。
「得意なことを皆しようじゃダメなのかよ!」
俺もういらいらしてきた。なんなんだこいつ。
「得意なことが多いでしょ流華は!!!負担が大きいじゃないか。」
あ。そだな。・・確かに。
「でもお前な?イライラしたって十年以上の思考の差とか思ったりやってきた事があるんだぜ?
しょうがないだろ?俺らだってサボってたわけじゃなくてもだな?」
「お前はサボってただろ。明らかに・・。」
「う・・・まあいいじゃん。かと言って今16だけど去年からいきなり一年でそこまで辿り着けないぜ??
ルカだって15年かけて考えてたことを言ってるわけだし?」
「・・・・・・・・。」
「そうそう。純ちゃんの言うように得意な事をすればよい。知らないことはゆっくり知って今馴染んでゆけば
瞬ちゃんの思うようにいつか同じ場所に立とうと願う気持ちは限りなくその願いが遠くても
・・実際遠のくのは諦めたあとである。二人はそのように磨きあって輝けばいい」
うまいこと締めるねえ。