俺とアイツといとこ殿!
「マジかよ流華。」

聞いてねえ。

「うーん・・まあそうだな・・。スーパーかくれんぼで見つけられたらという話なのでそうかもな。」

そのスーパーかくれんぼっていうのはなんだ??まず。そこから聞きたいぞ俺。

「つまりかくれんぼしてたわけだな。」

俺はそれしかわかんねえけど確認してみた。

「次元の違う場所でな。」

「ごめん流華わからない!なにがあったの?」

アイツも必死でベッドで悔しそうに言う。

俺もわかんねえ。

「あのさー。馬鹿面さげて何でもかんでも流華ちゃんに聞いて補佐すらできないわけ?」

端正な顔とは真逆のことを言うところは流華とキャラカブリしてることもない。

「髪が金になったな・・・契約したのか・・」

空気読めない人ナンバーワンは葵に話しかける。

「そうだよ?流華ちゃんも銀になったね。契約したんだね。おめでとう。」

契約って闇の国のアレだよな。。こいつも闇の国の?

「お前も闇の国のアレなのか?所属?」

「いや・・・違う光の国の所属である」

流華は答えてくれた・・けど!!光?

「流華ちゃんは親切なんだから?」ぷにぷにと流華の頬をつんつんとしている。

葵は流華をだっこしたまま寝転がった。

「こんな五月蝿い馬鹿ぞろいだったらさっさと襲っちゃえばよかったかな?」

ナヌーーー!!

「今のそなたでは無理であろう?」

「だね♪わかってるよ?」

光の国・・・ヒカリノクニ・・青い目金髪・・・

「天使か??」

アイツに今度はげんこつされた。

「そんなわけないだろ。わっかも羽もないじゃないか。」

「ふふ確かにねえ。天使みたいかも♥じゃあ僕もちょっとだけ自己紹介しようかな。名前は葵でいいよ。
本名はちゃんとあるけど流華ちゃんが覚えてくれないし葵としか呼ばないんだ?。」

ああ。流華は自分が名前を付けたモノはそれと認識しなおせないからな。

ところでお前の名前「青い」・・・だろ?

イッツルカセンス。

「で?なんでここにいるの?」

アイツもベッドに座ってオシ。とりま冷静になろう!みたいな顔をしている。

「ここにいるのはかくれんぼで見つけたからだよ?」

「だからそのスーパーかくれんぼってなんなんだ?」

俺はイライラして聞いた。

「君かくれんぼ知らないの?」

いや知ってるけどさ。

「・・・知らねえわけじゃねえけど・・お前らのかくれんぼの内容を知りたいんだ。教えてくれ」

そこがわからないと動きようがないじゃないか。

「流華ちゃんがヒントだしたってのに鈍い奴らだね??ほんとに羽なの??きゃはは笑える。」

「葵・・・家に帰ったほうがいい。」

流華はそう言うけど・・

「やーだよー?だってやっと見つけたんだもの僕の婚約者。連れて帰るからね?」

こ 婚約者?

「おいおおおい。なんでかくれんぼから唯一候補で婚約者までぶっ飛ぶんだ?」

「こいつは馬鹿すぎて可愛いかもだね^^いいよ教えてあげる。
流華ちゃんにとっての唯一って伴侶契約する・・つまり結婚する相手のことでしょ?」

「ああ。」

「流華ちゃんは乗り気じゃなかったけど見つけたら唯一候補にしてくれるとちゃんと約束はした。で・・僕は見つけた。
そしたら僕にとっても結婚するかもしれない相手だよね。だから婚約者なの。」

ふむふむ

「いや婚約者ってのは・・結婚しようと約束した相手だろ・・お前の意見も・・若干くむとしても精々婚約者候補じゃないのか?」

「ま。そうとも言えるけどあはは(´▽`*)似たようなもんじゃないか。」

そのちょっとの差はデカイんだ。

俺の好きな女でもある。

はいそうですか。とはいかない。

やっと自覚した俺の恋心ってやつ。

「ああそうそうもう一個お土産があるんだ。」

「ん?なんだ?」

「はい盾。」

ええええ??

マテマテ・・

掌から現れた盾を流華に渡す。

「有難う。探していた。これを。」

「でしょでしょ。此処にいるって分かってから手ぶらじゃなんだから持ってきたの♥褒めて褒めて?」

流華は犬を褒めるように腹をさすってる。いや・・・頭ナデナデにしとこうよ。

・・嫌だけど。
やっぱそっちでいいや。
なんという色々勘違い姫なんだ・・。

「腹が減ったので飯を食うか。こんなとこで話しててもしょうがない。」

流華が立ち上がった。葵もついていく。

俺らも流華にこれを機にひっつこうとしたけどボイン!と一定距離から跳ね返った。

ガーード??
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