俺とアイツといとこ殿!
テレパスさえ出来ない。
流華の隣で笑う葵が許せない。キスも。
俺は・・だけど敵わない。
羽であって、唯一が出てきたときこうなることをアイツは知っていたのか・・?
羽と唯一を兼ねたやつもすっげえ少ないけど「いた」と聞いたことがある。
別に俺は今そこまでどうのって思ってなかった。
けど目の前でこんなのを繰り広げられながら正気で流華を守れるか戦えるかって考えると揺れる。
俺の立場は今・・・羽だから・・。嫉妬なんてしてる場合じゃないのに
アイツの憎悪が痛々しいし俺もどんよりしてくる。
「ほらーこんなことでもう凹んじゃってるんだよ?使い物にならないでしょ。」
「まあ・・な。」
え?
「二人で行こうよ・・「答え」と「不自然」を作って僕らを「血で呪ってる」奴らを見つけて「あるべき場所」に帰ろう」
なんて素敵な誘い文句。聞き慣れない単語が重いけど綺麗に並んでいる。
多分ルカと同じものを追っていて
沢山知っているんだろう。
「・・・・お前と行くのも確かに先代がやっていない事。それでも鍵はあくかもしれん・・ついでにお前のもな。
私は手伝えるかもしれん。だがお前と決定的な差がある。」
「なになに?」
「お前は私の血を作れない。」
そ・・そうだよな・・根本はそこだ。
「でも闇の国の王侯貴族と契約して殆ど血を作れなくてもいいとこまで頑張ったんでしょ?その髪。」
へ?
「まあな・・」
そうなの?
「だが・・掟に従い血を使って生活している」
「そんな掟やぶっちゃえば?だって流華ちゃんは答えにしか興味ないんだもの。結果が島?
だっけの為になるなら邪気を喰って力に変えて生きていくことも可能でしょ。」
そんなことが・・・
「可能か不可能でいうなら可能であるな。それはお前には分からぬだろうが私の目指す意思ではない。」
そうなん・・・だ。
俺は目の前が真っ暗になっていくのを感じつつ・・
いや!今連れていかれちゃ男純一!一生の悔いになる。
絶望に負けたらこの先なんてやっていけねえ。
「あ。一人復活した。」
「ふふ。面白いであろ?」
こいつ色まで見えるのか?
「僕はね確かに光の国に所属してる・・小さな雲の森の中にある隠れ里の純血に似た地位にいる。
でも会社やら家の主までやってないからがんじがらめにならずに進んでるんだ。」
そう言われると・・
俺らは流華の負担でしかないって言われてるようなものだ・・
でも俺がまさにずっと最近思ってたことだ。
全部を出来るからって流華にまかせてそれでも先に進むには流華は重いって。
「どんだけキャパがでかくても力があっても賢くても流華ちゃんは吉原から出れない花魁のようなものだよ。高級見世物さ。」
「そうだな。純ちゃん日本酒。」
諦めたように流華はそういった。
今日は学校ナシだな。。
とりあえず金縛りみたいな俺はうごけ!ウゴケ!!!と足をギクシャクしながらキッチンにいって
一息ついた。覇気っていうんだろうか。なんだか息すらしにくいぜ。
二人もそんなもの持っていられちゃ疲れるわけじゃないけど
押し負ける。ただ一緒に座ってる・気だけで。
とりあえず持っていった。
「僕のグラスは??」
なんでお前のグラスなんか・・・コトン。
無言でアイツが置いた。
いいグラスだ。超VIP用の。そんで日本酒も超いいやつに変えていた。
無言なのが・・違う意味で怖い。
「気が利くじゃん。そういう意味では僕も流華ちゃんの髪まで洗えないから殺さなくてもいいかもだね。
でも燕だっけ。あの子でもいいと思うけど世話係なら。」
「そういう問題では・・」
「口を挟まないでよ。三下。」
ビシって言われた。
さんしたってなんだろう・・。
いつからアダ名が・・。
「流華ちゃん誰と契約したの?純銀じゃない!普通の貴族なら黄みがかってたり色が入ってるよね?」
そうなのか?なんでこいつそんなことまで知ってるんだろう。
「ラジール・・なんとか。忘れた長いのだ・・」
「え??・・それって・・元国王の?」
国王??マジかよ!
「ああ。そうだ。元国王の貴族である。」
「王侯貴族って言っても王を退いただけの貴族じゃない。そりゃほぼ王族・・純銀だよねえ」
「葵は?」
「流華ちゃんどうせ名前覚えてないでしょ・・?ww」
「僕も王侯貴族だけどもっと下位の貴族だよ・・だから少し青みがあるでしょ?」
「うむ。」
言われてみれば金一色でもないな・・
「これでも落とすのに大変だったんだから?何回寝所に付き合わされたことか・・
精根抜かれるんじゃないかとヒヤヒヤしたよ?流華ちゃんは何と交換したの?」
「この髪だ。」
「へ?」
「髪の色を引換えた。」
「それだけ?」
「うむ。後はまあ酒だな」
驚いてる。
マジびっくりな会話がなされてるんだろうけど
同窓会のノリにしか俺には見えない。
「お前は?」
「翼だよ♪」
「・・そうか。」
言葉短くルカは答えたがなにか考えるものがあったんだろう。
少し間があった。
「どの次元にいるのか紐解くのと力が絶対に必要だったんだもの。翼二人と気が済むまでのHで良いならいい取引だったよ」
「そうだな。」そうなの?
なにげにこいつキモイ。
「流華ちゃん。覚えてる?」
「覚えてない。」
「早いよ?まだ言ってないし。あはは」「覚えてない自信がある。」
そ・・そんな自信いらねえんじゃねえか?
流華の隣で笑う葵が許せない。キスも。
俺は・・だけど敵わない。
羽であって、唯一が出てきたときこうなることをアイツは知っていたのか・・?
羽と唯一を兼ねたやつもすっげえ少ないけど「いた」と聞いたことがある。
別に俺は今そこまでどうのって思ってなかった。
けど目の前でこんなのを繰り広げられながら正気で流華を守れるか戦えるかって考えると揺れる。
俺の立場は今・・・羽だから・・。嫉妬なんてしてる場合じゃないのに
アイツの憎悪が痛々しいし俺もどんよりしてくる。
「ほらーこんなことでもう凹んじゃってるんだよ?使い物にならないでしょ。」
「まあ・・な。」
え?
「二人で行こうよ・・「答え」と「不自然」を作って僕らを「血で呪ってる」奴らを見つけて「あるべき場所」に帰ろう」
なんて素敵な誘い文句。聞き慣れない単語が重いけど綺麗に並んでいる。
多分ルカと同じものを追っていて
沢山知っているんだろう。
「・・・・お前と行くのも確かに先代がやっていない事。それでも鍵はあくかもしれん・・ついでにお前のもな。
私は手伝えるかもしれん。だがお前と決定的な差がある。」
「なになに?」
「お前は私の血を作れない。」
そ・・そうだよな・・根本はそこだ。
「でも闇の国の王侯貴族と契約して殆ど血を作れなくてもいいとこまで頑張ったんでしょ?その髪。」
へ?
「まあな・・」
そうなの?
「だが・・掟に従い血を使って生活している」
「そんな掟やぶっちゃえば?だって流華ちゃんは答えにしか興味ないんだもの。結果が島?
だっけの為になるなら邪気を喰って力に変えて生きていくことも可能でしょ。」
そんなことが・・・
「可能か不可能でいうなら可能であるな。それはお前には分からぬだろうが私の目指す意思ではない。」
そうなん・・・だ。
俺は目の前が真っ暗になっていくのを感じつつ・・
いや!今連れていかれちゃ男純一!一生の悔いになる。
絶望に負けたらこの先なんてやっていけねえ。
「あ。一人復活した。」
「ふふ。面白いであろ?」
こいつ色まで見えるのか?
「僕はね確かに光の国に所属してる・・小さな雲の森の中にある隠れ里の純血に似た地位にいる。
でも会社やら家の主までやってないからがんじがらめにならずに進んでるんだ。」
そう言われると・・
俺らは流華の負担でしかないって言われてるようなものだ・・
でも俺がまさにずっと最近思ってたことだ。
全部を出来るからって流華にまかせてそれでも先に進むには流華は重いって。
「どんだけキャパがでかくても力があっても賢くても流華ちゃんは吉原から出れない花魁のようなものだよ。高級見世物さ。」
「そうだな。純ちゃん日本酒。」
諦めたように流華はそういった。
今日は学校ナシだな。。
とりあえず金縛りみたいな俺はうごけ!ウゴケ!!!と足をギクシャクしながらキッチンにいって
一息ついた。覇気っていうんだろうか。なんだか息すらしにくいぜ。
二人もそんなもの持っていられちゃ疲れるわけじゃないけど
押し負ける。ただ一緒に座ってる・気だけで。
とりあえず持っていった。
「僕のグラスは??」
なんでお前のグラスなんか・・・コトン。
無言でアイツが置いた。
いいグラスだ。超VIP用の。そんで日本酒も超いいやつに変えていた。
無言なのが・・違う意味で怖い。
「気が利くじゃん。そういう意味では僕も流華ちゃんの髪まで洗えないから殺さなくてもいいかもだね。
でも燕だっけ。あの子でもいいと思うけど世話係なら。」
「そういう問題では・・」
「口を挟まないでよ。三下。」
ビシって言われた。
さんしたってなんだろう・・。
いつからアダ名が・・。
「流華ちゃん誰と契約したの?純銀じゃない!普通の貴族なら黄みがかってたり色が入ってるよね?」
そうなのか?なんでこいつそんなことまで知ってるんだろう。
「ラジール・・なんとか。忘れた長いのだ・・」
「え??・・それって・・元国王の?」
国王??マジかよ!
「ああ。そうだ。元国王の貴族である。」
「王侯貴族って言っても王を退いただけの貴族じゃない。そりゃほぼ王族・・純銀だよねえ」
「葵は?」
「流華ちゃんどうせ名前覚えてないでしょ・・?ww」
「僕も王侯貴族だけどもっと下位の貴族だよ・・だから少し青みがあるでしょ?」
「うむ。」
言われてみれば金一色でもないな・・
「これでも落とすのに大変だったんだから?何回寝所に付き合わされたことか・・
精根抜かれるんじゃないかとヒヤヒヤしたよ?流華ちゃんは何と交換したの?」
「この髪だ。」
「へ?」
「髪の色を引換えた。」
「それだけ?」
「うむ。後はまあ酒だな」
驚いてる。
マジびっくりな会話がなされてるんだろうけど
同窓会のノリにしか俺には見えない。
「お前は?」
「翼だよ♪」
「・・そうか。」
言葉短くルカは答えたがなにか考えるものがあったんだろう。
少し間があった。
「どの次元にいるのか紐解くのと力が絶対に必要だったんだもの。翼二人と気が済むまでのHで良いならいい取引だったよ」
「そうだな。」そうなの?
なにげにこいつキモイ。
「流華ちゃん。覚えてる?」
「覚えてない。」
「早いよ?まだ言ってないし。あはは」「覚えてない自信がある。」
そ・・そんな自信いらねえんじゃねえか?