俺とアイツといとこ殿!
「でもその黒いお姫さまは一人じゃんか。」
俺はなにげなーくそう言ったらギロって睨まれた。超マジコエぇぇ!!
ごめんなさいごめんなさい。目で殺さないでください!!
「おるぞ。二人。」
「へ?」
「黒いの。私たちは種族が違うのだ。しょうがないであろ。私にも見えにくいしな。我々は夜目も効かぬゆえ・・黒だらけではの。それに我々は色のたくさんある世界ゆえ感覚が揺れる。」
フォ・・フォローありがと!!黒いの・・の目は怖くなくなった。
「主もか?赤いの。」
「いや?私は揺れぬよ。私は主で純血ゆえ・・迷うことを許されぬ。おらぬと言えばおらぬ。いたならおらぬことにする。なら・・おらぬであろ。だがおるのだと思うからおると言う。それに私は夜目が効かぬが関係無い。」
お・・・おい・・なんだかすげえこと言わなかった?
すげえ王様っぽい理屈ゆったよね?私が赤と言えば赤なのだ!みたいな。
「ホッホッホ面白いの〜我侭じゃ。赤いのは。」
「そうか?」
流華は酒を飲む。
そ う だ !
お前はなんで?って顔をするけど・・我侭だけどそれがお前なのか・・
知らない流華が沢山いるんだな。15のときの俺の認識と全然違う。
「私から聞いてもよいか?」
流華が切り出した。
「なんじゃ?」
「これからどう転んでゆくと主はみる?」
流華が相談できるクラスってこのような感じの人なのかあ・・・遠いなあ・・
「石は純度を増すために追う・・そして血の海に出る・・石たちは出会う・・そこまでの筋書きは分かるがのう・・邪気が関係するのじゃと踏んでおる。」
黒いのは困ってしまったという顔をする。
「そうだな。出たとこ勝負なのだが・・出たとこ勝負では何故か遅い気がするのだ・・胸騒ぎか?」
「我もそう。。胸が騒いだゆえ早めに主に接触したのじゃ・・。戦うしかない状況では互いの譲れぬものを優先するゆえどちらがどうという話ではなくなる。そんなこと元よりどうでもよいのじゃが・・」
ルカみたいなこと言ってる。
「それじゃあたどり着きたいカジノはどこか分かっても大元は分らない。」
「かと言ってのう全員が仲良しこよし〜にはいかぬと思うぞ。主が青いのと繋がっていて良かった。」
結構平和主義なのか?
「少なからずお互いの民が死ぬからな。」
流華はそう釘を刺した。
牽制でもあると思う。
「特に羽を失うと・・もう先には進めない気がするのだ。」
「我も同じ。小奴等は非力ゆえたまに殺したくなるのじゃが・・この器がないともっと先で我だけでは立往生するような気がしての。」
二人とも気がする・・・のか・・。
へえ!!!怖いな!!そっちもたまに殺したくなるとかいってーし。
うちが一番平和ボケなんじゃねえ?
「葵は一人で進むことを決めたようだ。」
「青いのはそう決めたのか・・光の国でどこぞの姫が青い羽を取り合ったとか売りさばいてたとか噂じゃが・・きいたかえ?」
へえ〜そうゆうことも精通してるのね。
「そうか・・羽は・・・やはり重要なキーなんだな。我々は理解したし闇や光が関わると大層になるゆえ・・できるだけ連れ出したくはないので避けているのだ。」
え?
「我もじゃ。光にも闇にも連れていかぬ。行くときは一人で参る。」
そうなのか・・・。
心配っていうか・・・なんだか自分じゃ守れない部分に行っちゃうのかな。
「うむ一人ではなんとかなるのだがな。」
流華は少し笑った。
「そうじゃ非力ゆえ我は荷が重いのじゃ。守り切れぬと嫌じゃ。」
「へえ。私は重くないぞ。それに守れる。ただ騙される危険があると困るだけだ。」
そこ同感してやれよ。ガールズトークだろ?
でも非力には同感されたら切ないな・・。
騙されるって俺のこと??
もしかしなくても。
「主の羽は役に立つのか?」
「いや?今のところ大した役にはたっていない。」
うう・・・そうだね。。
「なぜ邪魔だと思わぬ。」
「いとこなのだ。」
「なんじゃいとことは・・」
黒いモゾっとしたのが動いて
ああ・・確かにいる!!紛れている!!
耳打ちしている。
「血が繋がった兄弟みたいなものか・・なにゆえいとこ殿ならそうなのじゃ?」
「大前提に純血たるもの自分が絶対なのだ。血を分けたもの・・その世代のもの・・それらはいつ自分の器に純血なったかもしれないものではないか。それにだ・・私が選んだ選択に私が苛立つなどあってなるものか。私が私を否定しているようなもの。」
すっげーーー富士山より高いプライド。
さすが唯一神。
「ホッホッホたしかにの。自分が選んだものなら信じるしかあるまいに。我はお下がりじゃ。」
「お下がりは殺した。」
「そうか。それも良いが若いうちにせねばの。世代が合わぬな。。それでも主は15・6じゃろう?覚醒までにはまだ・・なるほどのう・・。それは若いうちに殺さねば間に合わぬな。」
「うむ。」
ぜんっぜんわからないんですけど〜!!
とりあえず・・オレらは生きている。
それだけで今日はいい。
明日もそうならいい・・。
「なにか呼び合うものを渡しあっておこうぞ。」
黒いのが笑ってそう言った。
あ。笑うと案外怖くない。
「そうだな。私はなにも今持ってきてないゆえ・・・瞬ちゃんハサミを頂戴。」
ハサミなんて持ってきてねえだろ・・。
「そ・・ソーイングセットのでよければあるけど・・ちっちゃいよ?」
あるのかよ!!
「よい・・」
と言ってハサミを受け取ったら何センチか適当に髪を切って渡した。
「我も・・」
聖剣はここでもあるんだろう。
なんかぽいのが出てきて黒い刀だけど。
刃渡りから鍔まで。
黒い炎が見えた気がする。
少しだけ切ってゴムみたいなのでまとめ・・懐紙みたいなのに包んでアレ??これって弾痕の儀と・・
なんで流華はハサミで適当にちぎったのを手掴みで渡してるんだ〜!!
女の子っぽいちゃんとしたのは?
む・・向こうがゴムで止めて懐紙に包んで胸元にしまってくれたじゃん。
胸元ガン見した俺ちょっと恥ずかしいし。
「ああ。有難う。これで次元が違えど主が呼んでちぎっても気づくしこれがなくなったとき主はなくなったと分かるの。」
そういう意味だったの〜?じゃあ先代のぶんのはねえってことか〜。
へえ〜。蔵にわんさかあると思ってた。
「此処には来れるか?」
「さあな・・でも多分来れるだろう。一度来たのだから。」
「主なら簡単にこれるであろうよ。どの赤よりも一人で海を泳いだ純血なのじゃからのうホッホッホ。」
へ?
「そんな事・・いわなくてもいい。帰る。解いてくれ。」
「ホッホッホ秘密じゃったのか〜憎いのう・・。あまり背負うでないえ?またその精霊と一緒に来られたし〜♥この世界にはおらぬ生き物であって尊い魂じゃ。」
なにげにタマ人気だな。
ここにはネコいないのか・・
黒猫なら居そうなのに・・
「ほへ?」寝ぼけてるし・・
「流華・・空間が戻っていくよ・・」
そうだあの黒いのは消えていく・・
空気に溶けていくように。
「瞬ちゃん・・この瞬間を覚えておくのだ。この感覚を・・これを泳ぐ・・次に来ようと思えば思うほど間違いなく狂いなく自分で帰れるように・・研ぎ澄まして。」
へえ・・・・うーん・・俺もやってみたけど・・ハード車酔いくらいしか・・わかんねえ。
「うん・・・わかった。大事なんだね。これる自信はないけど・・」
ふ。お前も自信ないのか。一緒だな!
「ああ・・・一度解けば円でこれるが次元の紐を解かない限り次元をさまようし純血が存在する次元はむつかしく作られてることが多いのだ・・。」
なるほど・・なんてね。うっそー全然わかんねえけど。
とりえあえず流華が話が合うような女でよかった〜。
葵と黒いのは腹黒コンビだから直接はきっと合わないんだよなあ・・
流華が人望というかあるのは知ってるけどさ。クッション役ではないけどさ。
立ち位置的には好き嫌いハッキリ別れるとおもうんだけど案外外交は出来るんだよなあ・・
ああ・・そういう意味でコイツにも外交はやれっつうのか。
そういう意味で葵はまだまだ純血でしかないから沢山をしらない・・
つまり交渉も下手くそだって言ってるわけね。
あっちゅうまに俺らはマンションのいつもの空間に戻った。
「長かったのう〜」
タマ・・お前寝てただろほぼ。
「流華なにか分かることはあった?」
アイツは日本酒を注ぎながら平然と聞く。
「私の見解を聞いて瞬ちゃんはどう思ったのだ?多分話していないことの方が多かったと思うが。」
アイツは笑顔で
「トップ同士の話だなって思ったよ。あとは・・・羽の意義を分かりかねてはいるけど二人とも2人側に置いてる。そう思った。」
俺と似たようなレベルじゃん!思ったこと。俺・・聞かれたらかぶっちゃう。
「そうか・・・お前たちは同じ責務の中それでも泳ぐあの女の血の滲むような臭いを忘れてはいけない。今日のあれは本体だが・・幻術使いだということを忘れるな。似たような幻術使いであれの顔をしていても惑わされないように匂いを覚えておくのだ。」
!!そうか・・流華が会社を引いたのはこうゆうことか。
一歩遅かったらあの女に流華の顔ですんなり乗っ取られてたかもしれないな。
すげー判断力の良さだ。
「カンがいいのか?流華は。」
「失礼だな。。お前・・」
アイツはそういうけど・・。
「私は勘は良くない。勘なら純ちゃんの方が良いと思う。」
「へ?俺の方が?」
「ただ判断材料を選び正確に並べよと言われればどんなに自分に不利な状況が組み立てられようが事実を導き出すだろう。判断力・考察・それに対応した力に置いて言うと一番なので今ここにいるんだがな・・。」
「まあその分析能力には脱帽するぜ。IQとかそうゆうもんだいじゃねえもん」
「逆に私はカンだけでは動かない。最初はどこまでも推測の域を出ない一つの考えでしかない。事実は私の場合裏付けが取れるパーツを見つけて組み合わせて成り立つ。カンで動くのを悪いとは思わないが。」
そりゃそうか・・・。
「カンの何処が危険?」
俺はなにげなーくそう言ったらギロって睨まれた。超マジコエぇぇ!!
ごめんなさいごめんなさい。目で殺さないでください!!
「おるぞ。二人。」
「へ?」
「黒いの。私たちは種族が違うのだ。しょうがないであろ。私にも見えにくいしな。我々は夜目も効かぬゆえ・・黒だらけではの。それに我々は色のたくさんある世界ゆえ感覚が揺れる。」
フォ・・フォローありがと!!黒いの・・の目は怖くなくなった。
「主もか?赤いの。」
「いや?私は揺れぬよ。私は主で純血ゆえ・・迷うことを許されぬ。おらぬと言えばおらぬ。いたならおらぬことにする。なら・・おらぬであろ。だがおるのだと思うからおると言う。それに私は夜目が効かぬが関係無い。」
お・・・おい・・なんだかすげえこと言わなかった?
すげえ王様っぽい理屈ゆったよね?私が赤と言えば赤なのだ!みたいな。
「ホッホッホ面白いの〜我侭じゃ。赤いのは。」
「そうか?」
流華は酒を飲む。
そ う だ !
お前はなんで?って顔をするけど・・我侭だけどそれがお前なのか・・
知らない流華が沢山いるんだな。15のときの俺の認識と全然違う。
「私から聞いてもよいか?」
流華が切り出した。
「なんじゃ?」
「これからどう転んでゆくと主はみる?」
流華が相談できるクラスってこのような感じの人なのかあ・・・遠いなあ・・
「石は純度を増すために追う・・そして血の海に出る・・石たちは出会う・・そこまでの筋書きは分かるがのう・・邪気が関係するのじゃと踏んでおる。」
黒いのは困ってしまったという顔をする。
「そうだな。出たとこ勝負なのだが・・出たとこ勝負では何故か遅い気がするのだ・・胸騒ぎか?」
「我もそう。。胸が騒いだゆえ早めに主に接触したのじゃ・・。戦うしかない状況では互いの譲れぬものを優先するゆえどちらがどうという話ではなくなる。そんなこと元よりどうでもよいのじゃが・・」
ルカみたいなこと言ってる。
「それじゃあたどり着きたいカジノはどこか分かっても大元は分らない。」
「かと言ってのう全員が仲良しこよし〜にはいかぬと思うぞ。主が青いのと繋がっていて良かった。」
結構平和主義なのか?
「少なからずお互いの民が死ぬからな。」
流華はそう釘を刺した。
牽制でもあると思う。
「特に羽を失うと・・もう先には進めない気がするのだ。」
「我も同じ。小奴等は非力ゆえたまに殺したくなるのじゃが・・この器がないともっと先で我だけでは立往生するような気がしての。」
二人とも気がする・・・のか・・。
へえ!!!怖いな!!そっちもたまに殺したくなるとかいってーし。
うちが一番平和ボケなんじゃねえ?
「葵は一人で進むことを決めたようだ。」
「青いのはそう決めたのか・・光の国でどこぞの姫が青い羽を取り合ったとか売りさばいてたとか噂じゃが・・きいたかえ?」
へえ〜そうゆうことも精通してるのね。
「そうか・・羽は・・・やはり重要なキーなんだな。我々は理解したし闇や光が関わると大層になるゆえ・・できるだけ連れ出したくはないので避けているのだ。」
え?
「我もじゃ。光にも闇にも連れていかぬ。行くときは一人で参る。」
そうなのか・・・。
心配っていうか・・・なんだか自分じゃ守れない部分に行っちゃうのかな。
「うむ一人ではなんとかなるのだがな。」
流華は少し笑った。
「そうじゃ非力ゆえ我は荷が重いのじゃ。守り切れぬと嫌じゃ。」
「へえ。私は重くないぞ。それに守れる。ただ騙される危険があると困るだけだ。」
そこ同感してやれよ。ガールズトークだろ?
でも非力には同感されたら切ないな・・。
騙されるって俺のこと??
もしかしなくても。
「主の羽は役に立つのか?」
「いや?今のところ大した役にはたっていない。」
うう・・・そうだね。。
「なぜ邪魔だと思わぬ。」
「いとこなのだ。」
「なんじゃいとことは・・」
黒いモゾっとしたのが動いて
ああ・・確かにいる!!紛れている!!
耳打ちしている。
「血が繋がった兄弟みたいなものか・・なにゆえいとこ殿ならそうなのじゃ?」
「大前提に純血たるもの自分が絶対なのだ。血を分けたもの・・その世代のもの・・それらはいつ自分の器に純血なったかもしれないものではないか。それにだ・・私が選んだ選択に私が苛立つなどあってなるものか。私が私を否定しているようなもの。」
すっげーーー富士山より高いプライド。
さすが唯一神。
「ホッホッホたしかにの。自分が選んだものなら信じるしかあるまいに。我はお下がりじゃ。」
「お下がりは殺した。」
「そうか。それも良いが若いうちにせねばの。世代が合わぬな。。それでも主は15・6じゃろう?覚醒までにはまだ・・なるほどのう・・。それは若いうちに殺さねば間に合わぬな。」
「うむ。」
ぜんっぜんわからないんですけど〜!!
とりあえず・・オレらは生きている。
それだけで今日はいい。
明日もそうならいい・・。
「なにか呼び合うものを渡しあっておこうぞ。」
黒いのが笑ってそう言った。
あ。笑うと案外怖くない。
「そうだな。私はなにも今持ってきてないゆえ・・・瞬ちゃんハサミを頂戴。」
ハサミなんて持ってきてねえだろ・・。
「そ・・ソーイングセットのでよければあるけど・・ちっちゃいよ?」
あるのかよ!!
「よい・・」
と言ってハサミを受け取ったら何センチか適当に髪を切って渡した。
「我も・・」
聖剣はここでもあるんだろう。
なんかぽいのが出てきて黒い刀だけど。
刃渡りから鍔まで。
黒い炎が見えた気がする。
少しだけ切ってゴムみたいなのでまとめ・・懐紙みたいなのに包んでアレ??これって弾痕の儀と・・
なんで流華はハサミで適当にちぎったのを手掴みで渡してるんだ〜!!
女の子っぽいちゃんとしたのは?
む・・向こうがゴムで止めて懐紙に包んで胸元にしまってくれたじゃん。
胸元ガン見した俺ちょっと恥ずかしいし。
「ああ。有難う。これで次元が違えど主が呼んでちぎっても気づくしこれがなくなったとき主はなくなったと分かるの。」
そういう意味だったの〜?じゃあ先代のぶんのはねえってことか〜。
へえ〜。蔵にわんさかあると思ってた。
「此処には来れるか?」
「さあな・・でも多分来れるだろう。一度来たのだから。」
「主なら簡単にこれるであろうよ。どの赤よりも一人で海を泳いだ純血なのじゃからのうホッホッホ。」
へ?
「そんな事・・いわなくてもいい。帰る。解いてくれ。」
「ホッホッホ秘密じゃったのか〜憎いのう・・。あまり背負うでないえ?またその精霊と一緒に来られたし〜♥この世界にはおらぬ生き物であって尊い魂じゃ。」
なにげにタマ人気だな。
ここにはネコいないのか・・
黒猫なら居そうなのに・・
「ほへ?」寝ぼけてるし・・
「流華・・空間が戻っていくよ・・」
そうだあの黒いのは消えていく・・
空気に溶けていくように。
「瞬ちゃん・・この瞬間を覚えておくのだ。この感覚を・・これを泳ぐ・・次に来ようと思えば思うほど間違いなく狂いなく自分で帰れるように・・研ぎ澄まして。」
へえ・・・・うーん・・俺もやってみたけど・・ハード車酔いくらいしか・・わかんねえ。
「うん・・・わかった。大事なんだね。これる自信はないけど・・」
ふ。お前も自信ないのか。一緒だな!
「ああ・・・一度解けば円でこれるが次元の紐を解かない限り次元をさまようし純血が存在する次元はむつかしく作られてることが多いのだ・・。」
なるほど・・なんてね。うっそー全然わかんねえけど。
とりえあえず流華が話が合うような女でよかった〜。
葵と黒いのは腹黒コンビだから直接はきっと合わないんだよなあ・・
流華が人望というかあるのは知ってるけどさ。クッション役ではないけどさ。
立ち位置的には好き嫌いハッキリ別れるとおもうんだけど案外外交は出来るんだよなあ・・
ああ・・そういう意味でコイツにも外交はやれっつうのか。
そういう意味で葵はまだまだ純血でしかないから沢山をしらない・・
つまり交渉も下手くそだって言ってるわけね。
あっちゅうまに俺らはマンションのいつもの空間に戻った。
「長かったのう〜」
タマ・・お前寝てただろほぼ。
「流華なにか分かることはあった?」
アイツは日本酒を注ぎながら平然と聞く。
「私の見解を聞いて瞬ちゃんはどう思ったのだ?多分話していないことの方が多かったと思うが。」
アイツは笑顔で
「トップ同士の話だなって思ったよ。あとは・・・羽の意義を分かりかねてはいるけど二人とも2人側に置いてる。そう思った。」
俺と似たようなレベルじゃん!思ったこと。俺・・聞かれたらかぶっちゃう。
「そうか・・・お前たちは同じ責務の中それでも泳ぐあの女の血の滲むような臭いを忘れてはいけない。今日のあれは本体だが・・幻術使いだということを忘れるな。似たような幻術使いであれの顔をしていても惑わされないように匂いを覚えておくのだ。」
!!そうか・・流華が会社を引いたのはこうゆうことか。
一歩遅かったらあの女に流華の顔ですんなり乗っ取られてたかもしれないな。
すげー判断力の良さだ。
「カンがいいのか?流華は。」
「失礼だな。。お前・・」
アイツはそういうけど・・。
「私は勘は良くない。勘なら純ちゃんの方が良いと思う。」
「へ?俺の方が?」
「ただ判断材料を選び正確に並べよと言われればどんなに自分に不利な状況が組み立てられようが事実を導き出すだろう。判断力・考察・それに対応した力に置いて言うと一番なので今ここにいるんだがな・・。」
「まあその分析能力には脱帽するぜ。IQとかそうゆうもんだいじゃねえもん」
「逆に私はカンだけでは動かない。最初はどこまでも推測の域を出ない一つの考えでしかない。事実は私の場合裏付けが取れるパーツを見つけて組み合わせて成り立つ。カンで動くのを悪いとは思わないが。」
そりゃそうか・・・。
「カンの何処が危険?」