俺とアイツといとこ殿!
「宇宙とってのはわからないけど人間の進化の過程で存在に働きかけたものって流華が言ってた不自然に凄く近いよね?」
「ああ・・話は似ているがこれは自然と進化するために起こった奇跡と呼ばれるようなタイミングやら自然的な働きかけの事柄・・つまりプラス要素自然要素が強いのだ。私が追ってるのはその反対。」
「不自然に進化させられた人間に干渉するなにか・・かの?」
タマは言った。
おまえ・・理解したのか・・?
「ああ。タマ殿は無駄に長生きしているゆえ知っていることもあるのではないか?」
おいおい・・
無駄にってゆった?今。
「そうじゃのう・・色々あったが・・ワシら精霊は動くことはそうそうないのじゃ〜」
「では精霊の儀の八端は日本式なのか・・それとも他の?」
「その土地の文化で行われるだけじゃ。だから・・・流華殿のお役には立てないと思うのじゃ〜」
タマは俺んとこに座り直して流華はワインを飲み直す。
「そもそもルシファーが悪魔だとは限らない。輝く者が天より堕ちたという比喩なのだから。それに尾ヒレはヒレが付いている。・・つけなければいけない。」
「なんでだよ。」なんでつけなきゃいけねえのか俺わかんねえ。
わかんねえから混乱して何世代もさがす羽目になるんじゃねえか。
「黒歴史はそのまま書くと誰かが都合の良い計算式を導き出してしまうからだ。」
「どうゆことだ?」
「ま。兎も角ルシファー自体が石や隕石の可能性もあるのだ。」
「ひ・・広いね。。?」
「ああ・・でもやることは限られている。私は学者ではない。一般的なものしか知らないしそれに知らなくても良い。まずは6人いるはずだ。」
「そうだね。黒いの流華・葵・王様&エッケハルトで4人だもん。」
「キリスト教について瞬ちゃんは勉強しておいてほしい。今思い出したのだが神学用語で聖餐式 (せいさんしき)という言葉がある。」
「セイサンシキ??」
「ああ有名な最後の晩餐のイエスがパンと葡萄酒を取ってこれは私の体私の血であると言って分け与えたという気持ちの悪い悪趣味極まりない馬鹿な儀式だ。ただ気になるのはそれらを与えることによって新しい契約と呼んでいることだ。」
え・・・。そんなに流華クリスチャン嫌いなの・・?
最後の晩餐ってなんかこう良いイメージがあったんだけどな俺。
でも確かに俺の血だ〜って言ってワインを・・ハハー有り難い〜とかゆって飲むんだよな。変だ。
よく考えたらパンを俺の身体だ〜どうぞ食べなさい。・・ハハーありがたいって変だ・・・。
「分け与えてて契約とするのは闇の国のやり方じゃないの?」
「ああ。多分あのイエスとやらかその弟子達はそれらに関係しているがうちと関係あるのかないのかだけでよい。闇の歴史など全てを紐解こうなど思わない。」
「でもイエスは神様なんだよな?」
「さあな。今のところ私はそう思っていないが。」
「なんで?」
「一回死んで生き返った人間を神と呼ぶのなら瞬ちゃんはもう神であろ?バカバカしい。」
「あー確かに一回死んで魂抜かれたんだっけ・・。」
「じゃあ蘇生させた呪術医と取り返した私と純ちゃんは神を生き返らせたことになるではないか。では魂を抜いたゴリラは神以上で倒した我々はもっと凄い存在で・・ってなると片腹痛いであろ?」
「あははは。言われてみればそうだな。」
「僕は・・片腹痛くはない・・痛かったんだよ??」
「生きてるだけましだろ!俺超ゴリラと戦ったんだぜ〜」
「まあいいけど。」
「私がその中でもやはり言えるのはそやつらの言葉を取って話すと不退転の意思は変わらないということだ。」
「ふたいてん??」
「決して引かず転向せず・・ある信念や意思を絶対に通すことだよ。」
アイツはなにか笑いながら言った。
「なにが面白いんだよ。」
「いや・・・火の石の中で流華がジャスパーじゃなくてよかったなあ・・って。似合わないもの。」
「似合う似合わないは兎も角他には何がある?火の石・・」
流華も知らないのか・・
「そうだね。12の中で気になるのは・・ジャスパーは碧玉と呼ばれるエッグのお祭りで出てくるような石だよ。地面の血とするとかなんとか聞いたな。血ってのが気になるね。あとは・・紅玉髄カーネリアンほぼすべての文明のなかで重要な役割をしてたみたいだし。。あとトパーズは太陽の宝石って呼ぶらしい。空に関係してる気がするよね。サファイアもそうだし・・アゲート・・めのうだよね・・あとはジルコン・・聖書では赤いジルコンらしいね・・僕はこれに流華が当てはまると思う。」
「いや・・違うのだ。それを昔の碧の純血も知っていた。」
「どういうこと・・?」
「私の目の色は石で言うとスピネルである。ピジョンブラッドでもブリリアントレッドでもない。スピネルだ。別名スピンタリス。火花という。貰ったアクセサリーは確かにティモールルビーと呼ばれるものに似ているがやはりスピネルである。疑問に思っていたが・・指輪のカットを見たときに分かった。ゆえにルビーよりも赤が濃く見えるのだ。」
「え・・でも・・。それじゃあ・・」
「ああ。私は12の火の石の純血には属さない。」
「でももう一つのサファイアは?」
なんでお前が泣きそうになってんだよ・・。
「これは私のもって生まれたもの。そして・・赤い目は一族から受け継いだもの。歴代がスピネルではなかった。瞬ちゃんがいったようにレッドジルコンも居た。」
「・・だからなの?」
「ああ。そうだ。」
念を押すようにアイツに流華はそういったんだ。俺に隠した本当の二つの瞳を奥に隠して。
「ゲームの槍玉に上がるのは火の石の純血以外のものらしい・・そして純血には一族とは関係なく自分の石まあ駄洒落でいうと意思だな。それらが存在するゆえ二つある。それを碧は見たのだ。その時の純血は片目は琥珀色だったらしいが。ルビーとスピネルはよく古より間違われた。だが、もしルビーでも私は選考にもれている。ゆえにあの碧の純血は我々は不完全な純潔だと私の眼をみて言ったのだ。そしてまだ覚醒するかもしれぬと濁した。頭のいい男だ。もしもレッドジルコンなら言わなかったかもしれぬ。」
「そんなの見たらわかるものなの・・?それに・・エッケハルトさんもルビーって言ったし・・」
「エッケハルトは言ってない。周りの人間が言ったのだ。それに大して私たちは肯定も否定もしていない。みる者が見れば特に見慣れている人種であろ?大貴族の長など。私はあまり見慣れてはいないが・・だが・・悪魔を呼ぶ石としてスピネルが多く使われた歴史は知っている。火から身を守るための魔除けの石でもあり裁判でも使われたりもした。昔の話だが・・記述は少ない。が闇と深い関わりを持つこの石の色の目なのだ。」
「悪魔を呼ぶ石?」
「ああ・・私は推測だが・・もれる必要があった。ゆえジルコンではなくスピネルであると思う。漏れなければ闇の歴史は動かない。」
「槍玉に上がるだけ・・?」
「いや・・自分の生い立ちなど知らぬが先代の意思はそうなのだろうと思う。ジルコンの先代は悔しかったろう。闇の赤い炎に耐えれぬわけだから。」
ああ・・そうか・・あのドラゴンがゆってたのって・・召喚したはいいけど・・赤い炎も出せるけど耐えれないんだ。細かい話でいうと。同じ赤でも。すげえ種類の赤が存在する。
「ゆえに我々の目は色に対して特別なのである。多分な。赤目を持つ事も出来ぬゆえ体術のみ眼力のみで動いた先代もいた。赤目を使えて邪気を纏い喰らい・・使える私はデータも持っている。碧の王にも味方されている。ゆえにこの代で決めなければいけないという気持ちが強くなった。次の代にスピネルが出るとは限らない。ただ純血で赤は付きまとうが・・炎の属性も変わらぬ・・が・私がキオクを渡したとして・・そのものが使おうとすれば死ぬかもしれぬ。」
そんな・・・そんなのって・・流華がなるべくしてなった・・槍玉に上がってなにがなんでも勝たなきゃならないって言われてるきがした。
「純ちゃん・・そんなに不安な顔をするな。私を含め4人の純血は仲はよくはないが悪くもない。それに我々が目指すのはこの石を集め渡ろうとするもの・・それらの野望と不自然を追えばもう少しなんとかなる。来年にはもう一つの蔵が開く。別に今我々が理解するのは知識だけであって絶望ではない。」
「そ・・そうだよな。うん・・なんだかわからない話が多かったけど・・流華は本当の自分に一歩近づいてやることもちょっと見えてきたからひいてはいないんだよな。」
そう言うと流華はふんわりと俺にワインを置いて笑った。
「そうだ。ただ有利だと判断できただけだ。」
「おーーそうなのか!!」
「・・・・・・・。」
「なんだよ〜しけたツラしやがって〜ルビーでもスピなんとかでもいいじゃねえか。」
「僕はどっちでもいいよ。ただ・・スターサファイアのことが少し気になるだけで・・」
「なんで気になるんだ?」
「だって一方は魔の石。一方は天の石だよ。」
おお・・・そうだった。
「いいじゃないか。二兎得れそうだ。ははは。しかし魔除けのサファイヤと魔を呼ぶスピネルか・・なかなか面白い・・光の国のものと契約できぬ私だったが今は出来るのかもしれんな。それかどちらとももう出来ぬのかもしれぬ。そんなこと分からぬ。」
流華はとても楽しそうに笑った。
「なにがそんなに面白いんだ?自分の体がどうなるかわからないってーのに。」
俺はちょっと怒ってみた。
自分がわけわかんねえ立場で狙われてて目の色まで変わっちまったってのに。
「だからじゃないか。この蓋を開けてみるまで分からぬ。最後には希望が残っているのかもしれぬが残っていないかもしれぬ。だが私は開けるこのパンドラの人生の箱を。開け続ける。自分がどうなるかわからないほどのピンチや意味不明な出来事・そんなものざらだ。いつも真っ直ぐ追っていれば島のこともしていればできた。だが分析すらできぬ・わからない・・そんなことはあまりないゆえ面白い。」
・・・・天才って頭おかしいんじゃねえか・・?イカレテル。
あえて天才というが!!あのさ!わからないことが面白いってすんげえ捻じ曲がってる気がすんだけど?
それとも興味のあることが今の今までそんなになかったけどやるべきことだけやってたから
面白いと思えるものができて楽しいのか・・・?その流華様のやりがいのあるものってのが自分の人生をかけたゲームだと?
流華は少しかわいそうだ。
こんなに賢くて可愛いし強いしたまーに優しいのに・・普通じゃいつもないから・・普通じゃない土俵にすぐ上げられてしまう。
「ああ・・話は似ているがこれは自然と進化するために起こった奇跡と呼ばれるようなタイミングやら自然的な働きかけの事柄・・つまりプラス要素自然要素が強いのだ。私が追ってるのはその反対。」
「不自然に進化させられた人間に干渉するなにか・・かの?」
タマは言った。
おまえ・・理解したのか・・?
「ああ。タマ殿は無駄に長生きしているゆえ知っていることもあるのではないか?」
おいおい・・
無駄にってゆった?今。
「そうじゃのう・・色々あったが・・ワシら精霊は動くことはそうそうないのじゃ〜」
「では精霊の儀の八端は日本式なのか・・それとも他の?」
「その土地の文化で行われるだけじゃ。だから・・・流華殿のお役には立てないと思うのじゃ〜」
タマは俺んとこに座り直して流華はワインを飲み直す。
「そもそもルシファーが悪魔だとは限らない。輝く者が天より堕ちたという比喩なのだから。それに尾ヒレはヒレが付いている。・・つけなければいけない。」
「なんでだよ。」なんでつけなきゃいけねえのか俺わかんねえ。
わかんねえから混乱して何世代もさがす羽目になるんじゃねえか。
「黒歴史はそのまま書くと誰かが都合の良い計算式を導き出してしまうからだ。」
「どうゆことだ?」
「ま。兎も角ルシファー自体が石や隕石の可能性もあるのだ。」
「ひ・・広いね。。?」
「ああ・・でもやることは限られている。私は学者ではない。一般的なものしか知らないしそれに知らなくても良い。まずは6人いるはずだ。」
「そうだね。黒いの流華・葵・王様&エッケハルトで4人だもん。」
「キリスト教について瞬ちゃんは勉強しておいてほしい。今思い出したのだが神学用語で聖餐式 (せいさんしき)という言葉がある。」
「セイサンシキ??」
「ああ有名な最後の晩餐のイエスがパンと葡萄酒を取ってこれは私の体私の血であると言って分け与えたという気持ちの悪い悪趣味極まりない馬鹿な儀式だ。ただ気になるのはそれらを与えることによって新しい契約と呼んでいることだ。」
え・・・。そんなに流華クリスチャン嫌いなの・・?
最後の晩餐ってなんかこう良いイメージがあったんだけどな俺。
でも確かに俺の血だ〜って言ってワインを・・ハハー有り難い〜とかゆって飲むんだよな。変だ。
よく考えたらパンを俺の身体だ〜どうぞ食べなさい。・・ハハーありがたいって変だ・・・。
「分け与えてて契約とするのは闇の国のやり方じゃないの?」
「ああ。多分あのイエスとやらかその弟子達はそれらに関係しているがうちと関係あるのかないのかだけでよい。闇の歴史など全てを紐解こうなど思わない。」
「でもイエスは神様なんだよな?」
「さあな。今のところ私はそう思っていないが。」
「なんで?」
「一回死んで生き返った人間を神と呼ぶのなら瞬ちゃんはもう神であろ?バカバカしい。」
「あー確かに一回死んで魂抜かれたんだっけ・・。」
「じゃあ蘇生させた呪術医と取り返した私と純ちゃんは神を生き返らせたことになるではないか。では魂を抜いたゴリラは神以上で倒した我々はもっと凄い存在で・・ってなると片腹痛いであろ?」
「あははは。言われてみればそうだな。」
「僕は・・片腹痛くはない・・痛かったんだよ??」
「生きてるだけましだろ!俺超ゴリラと戦ったんだぜ〜」
「まあいいけど。」
「私がその中でもやはり言えるのはそやつらの言葉を取って話すと不退転の意思は変わらないということだ。」
「ふたいてん??」
「決して引かず転向せず・・ある信念や意思を絶対に通すことだよ。」
アイツはなにか笑いながら言った。
「なにが面白いんだよ。」
「いや・・・火の石の中で流華がジャスパーじゃなくてよかったなあ・・って。似合わないもの。」
「似合う似合わないは兎も角他には何がある?火の石・・」
流華も知らないのか・・
「そうだね。12の中で気になるのは・・ジャスパーは碧玉と呼ばれるエッグのお祭りで出てくるような石だよ。地面の血とするとかなんとか聞いたな。血ってのが気になるね。あとは・・紅玉髄カーネリアンほぼすべての文明のなかで重要な役割をしてたみたいだし。。あとトパーズは太陽の宝石って呼ぶらしい。空に関係してる気がするよね。サファイアもそうだし・・アゲート・・めのうだよね・・あとはジルコン・・聖書では赤いジルコンらしいね・・僕はこれに流華が当てはまると思う。」
「いや・・違うのだ。それを昔の碧の純血も知っていた。」
「どういうこと・・?」
「私の目の色は石で言うとスピネルである。ピジョンブラッドでもブリリアントレッドでもない。スピネルだ。別名スピンタリス。火花という。貰ったアクセサリーは確かにティモールルビーと呼ばれるものに似ているがやはりスピネルである。疑問に思っていたが・・指輪のカットを見たときに分かった。ゆえにルビーよりも赤が濃く見えるのだ。」
「え・・でも・・。それじゃあ・・」
「ああ。私は12の火の石の純血には属さない。」
「でももう一つのサファイアは?」
なんでお前が泣きそうになってんだよ・・。
「これは私のもって生まれたもの。そして・・赤い目は一族から受け継いだもの。歴代がスピネルではなかった。瞬ちゃんがいったようにレッドジルコンも居た。」
「・・だからなの?」
「ああ。そうだ。」
念を押すようにアイツに流華はそういったんだ。俺に隠した本当の二つの瞳を奥に隠して。
「ゲームの槍玉に上がるのは火の石の純血以外のものらしい・・そして純血には一族とは関係なく自分の石まあ駄洒落でいうと意思だな。それらが存在するゆえ二つある。それを碧は見たのだ。その時の純血は片目は琥珀色だったらしいが。ルビーとスピネルはよく古より間違われた。だが、もしルビーでも私は選考にもれている。ゆえにあの碧の純血は我々は不完全な純潔だと私の眼をみて言ったのだ。そしてまだ覚醒するかもしれぬと濁した。頭のいい男だ。もしもレッドジルコンなら言わなかったかもしれぬ。」
「そんなの見たらわかるものなの・・?それに・・エッケハルトさんもルビーって言ったし・・」
「エッケハルトは言ってない。周りの人間が言ったのだ。それに大して私たちは肯定も否定もしていない。みる者が見れば特に見慣れている人種であろ?大貴族の長など。私はあまり見慣れてはいないが・・だが・・悪魔を呼ぶ石としてスピネルが多く使われた歴史は知っている。火から身を守るための魔除けの石でもあり裁判でも使われたりもした。昔の話だが・・記述は少ない。が闇と深い関わりを持つこの石の色の目なのだ。」
「悪魔を呼ぶ石?」
「ああ・・私は推測だが・・もれる必要があった。ゆえジルコンではなくスピネルであると思う。漏れなければ闇の歴史は動かない。」
「槍玉に上がるだけ・・?」
「いや・・自分の生い立ちなど知らぬが先代の意思はそうなのだろうと思う。ジルコンの先代は悔しかったろう。闇の赤い炎に耐えれぬわけだから。」
ああ・・そうか・・あのドラゴンがゆってたのって・・召喚したはいいけど・・赤い炎も出せるけど耐えれないんだ。細かい話でいうと。同じ赤でも。すげえ種類の赤が存在する。
「ゆえに我々の目は色に対して特別なのである。多分な。赤目を持つ事も出来ぬゆえ体術のみ眼力のみで動いた先代もいた。赤目を使えて邪気を纏い喰らい・・使える私はデータも持っている。碧の王にも味方されている。ゆえにこの代で決めなければいけないという気持ちが強くなった。次の代にスピネルが出るとは限らない。ただ純血で赤は付きまとうが・・炎の属性も変わらぬ・・が・私がキオクを渡したとして・・そのものが使おうとすれば死ぬかもしれぬ。」
そんな・・・そんなのって・・流華がなるべくしてなった・・槍玉に上がってなにがなんでも勝たなきゃならないって言われてるきがした。
「純ちゃん・・そんなに不安な顔をするな。私を含め4人の純血は仲はよくはないが悪くもない。それに我々が目指すのはこの石を集め渡ろうとするもの・・それらの野望と不自然を追えばもう少しなんとかなる。来年にはもう一つの蔵が開く。別に今我々が理解するのは知識だけであって絶望ではない。」
「そ・・そうだよな。うん・・なんだかわからない話が多かったけど・・流華は本当の自分に一歩近づいてやることもちょっと見えてきたからひいてはいないんだよな。」
そう言うと流華はふんわりと俺にワインを置いて笑った。
「そうだ。ただ有利だと判断できただけだ。」
「おーーそうなのか!!」
「・・・・・・・。」
「なんだよ〜しけたツラしやがって〜ルビーでもスピなんとかでもいいじゃねえか。」
「僕はどっちでもいいよ。ただ・・スターサファイアのことが少し気になるだけで・・」
「なんで気になるんだ?」
「だって一方は魔の石。一方は天の石だよ。」
おお・・・そうだった。
「いいじゃないか。二兎得れそうだ。ははは。しかし魔除けのサファイヤと魔を呼ぶスピネルか・・なかなか面白い・・光の国のものと契約できぬ私だったが今は出来るのかもしれんな。それかどちらとももう出来ぬのかもしれぬ。そんなこと分からぬ。」
流華はとても楽しそうに笑った。
「なにがそんなに面白いんだ?自分の体がどうなるかわからないってーのに。」
俺はちょっと怒ってみた。
自分がわけわかんねえ立場で狙われてて目の色まで変わっちまったってのに。
「だからじゃないか。この蓋を開けてみるまで分からぬ。最後には希望が残っているのかもしれぬが残っていないかもしれぬ。だが私は開けるこのパンドラの人生の箱を。開け続ける。自分がどうなるかわからないほどのピンチや意味不明な出来事・そんなものざらだ。いつも真っ直ぐ追っていれば島のこともしていればできた。だが分析すらできぬ・わからない・・そんなことはあまりないゆえ面白い。」
・・・・天才って頭おかしいんじゃねえか・・?イカレテル。
あえて天才というが!!あのさ!わからないことが面白いってすんげえ捻じ曲がってる気がすんだけど?
それとも興味のあることが今の今までそんなになかったけどやるべきことだけやってたから
面白いと思えるものができて楽しいのか・・・?その流華様のやりがいのあるものってのが自分の人生をかけたゲームだと?
流華は少しかわいそうだ。
こんなに賢くて可愛いし強いしたまーに優しいのに・・普通じゃいつもないから・・普通じゃない土俵にすぐ上げられてしまう。