俺とアイツといとこ殿!
「じゃあ最後のほう・・僕らは自力で息ができるようにしてくれたんだね。」
「うむ。」
優しいのか恐ろしいのか・・わかりません。
赤い姫様。
ええっとでも俺らはあそこでもう一応息出来るのか。
帰ったら・・皆が心配して寄ってきた。
「島主〜ご無事でなにより。」
「お役ご苦労さまでした。」
「皆全員広間に入るように。少し話がある。」
まだ仕事あるのか・・。
そりゃそうか・・・。
「二次会をしながら先ほどの話を聞かせよう。」
流華は作り笑いだけどニコっと笑った。
みんなの士気や緊張はほぐれたみたいですぐに
「板場に酒とツマミを用意させろ〜」とか
なんだかんだ忙しいしわいわいしてる。
事実はどうであれ、こいつらが笑って過ごせるなら流華は平気じゃなくて元気だというし嘘だってつく。
けど・・・知っても俺らが理解できないように流華の役に立たないようにもっと立たないし理解できない奴らにしろというのも酷かも。
俺は最初こそ反発してたけどゆっくりと流華の考えが理解というかたくさんの物事があって浸透するようにわかるようになってきた。
大事なのは・・自分がどうなろうが・・こいつらを島をどうにかまともに生きれるようにしたいんだ。
流華にとって家族。
広間に集まった時燕がルカに飛びついてきた。
「流華様ご無事で?御怪我は?」
「してない・・燕・・苦しい・・」
燕のボインに挟まれて流華は苦しそうだ。
俺はなんだか挟まれてみたいけど・・
な なんてな!!!
俺は流華がなくても好きだ。うん。
「封流の・・と出くわしたそうで・・」
「ああ・・」
「燕がおりましたらお役に立てましたのに!」
「まあ・・・桁が違うのだ。燕は家を守りなさい。本家預かりになったのだから。側女をしていない時は私のかわりに藏を守っておくれ。」
「は。承知しました〜全力で守らせて頂きます〜」
流華はそう言って島主の席に座った。
そうだな。蔵を守ってくれそうなのは燕くらいか・・。
お役の人も島民も集まってきた。
それぞれに決まった席に座っていく。
「俺らも座ろうぜ。」
「馬鹿。僕らは皆が座るまで立っとかないといけないの。」
へ?今までなんとなく立ってたけど・・そうだったの?
「まあよい。二人とも座りなさい。」
流華が普通に笑って促した。
俺らはちょこんと座ってみた。
流華・・・コンタクトもしつつ・・元の眼に力を使って戻しつつ・・頑張ってるな。
「皆・・今日居合わせたものも多いが先代の死の真相と封流による攻撃宣告があった。」
ざわざわ・・ざわざわ・・
「私はもう力をこの世界では空間を歪めてしまうくらい力を手に入れた代わりに戦う場所がなかったゆえ、
共同戦線を張っている黒の姫という純血の国で戦った。」
うまいこというよな。後で張ったくせに。
「封流は・・ご兄弟であらせられた・・みたいでございますが・・」
賢人じゃないけど上役の人間がそう言った。
「封流と島主が兄弟だと?」
流華はビリビリって声でそいつに向かって言った。結構静かになんだけどな。皆ビクってしてる。
緊張感ってやつが・・喉の音まで聞こえちゃう。この感じ。
「・・・・・申し訳ございません。言葉を間違えました。」
「まあよい。純血となった頃あたりまでは元・義兄弟であったモノ達2名である。」
そう言わなきゃいけないのね。
「攻撃宣告は受けたが・・・この間のようにこの島から出て、移動しなければ大賢者殿のように乗っ取られることはまずない。」
「封流は島に入れないですもんね!!」
いつの間にか前に着てた子供たちがそう言った。
「お前たち・・下がりなさい。。」
親が連れ戻しにきて戻っていった。
「封流は確かに島から愛されぬもの。此処へは入ってこれぬ。同じ島の血であるがゆえ・・
術式も効かぬが・・場所は知っているのは確か。
二人は入ることは出来ぬが・・違う能力者をノロの様に使ってくるやもしれぬ。
・・暫くお前たちは此処にいなさい。武力は集まっている方が良い。」
「島主様は・・どうなさるおつもりでございますか?」
賢者の一人がそう言った。
「私が二人居れば一人は此処に残り皆を守るであろう。だが、私は唯一。一人なのだ。皆を守ることも大事だが、守ってばかりでは元は絶たれぬ。」
「では大元を断ち切りにゆくので?」
「ああ・・まだわからぬことは多いが、攻撃が続いたり皆が怯えて暮らさねばならぬことを考えると探しだして平穏を取り戻すしかあるまい。」
流華はそう言って
「皆の無事に乾杯。」といった。
わぁぁと酒樽が割られて・・二次会?が始まった。
始まれば席なんて関係ねえ。
子供たちがやってきて
「島主様大丈夫?」
「なにがだ?お前たちこそ島を守るのだぞ。」
「任せて!!」
「でも俺あんなデタラメな力の人に適うかな・・?」
一人のあの時ノロの時見えたって?
あ豊一だ。いや橙の純賢人だっけ。
流華はそいつの両肩を掴んで・・
「お前・・見えたのか?」
そう聞いた。
お 俺らですら・・どんだけ強いか力がどれだけあるか見なかった。
流華は見えてなくても戦ってたから測れたんだろうけどさ。
「はい・・島主様の方がもっとデタラメでしたけど・・それに・・目が・・」
そいつの口を流華は抑える。
≪それは私とお前たちだけの秘密だ。≫
≪はい!≫
見えてない奴以外わかってねえと思うけど・・元気が宜しい。
しかし・・流華の力のデタラメさを視えた。ってのは・・
こいつ見た目は地味だけど・・ノロの時もそうだし・・なんか能力あるかもな。
「子供たちや大人には鍛錬を再開する。ただし、自主希望参加である。出なかったものは家の恥などと思わなくても良い。
家にいて家族を守るのも仕事をするのも皆のためである。希望者にはひとりひとりに見合った練習メニューを私が組む。
たまに組手稽古も付けてやろう。」
おお!!!
「うむ。」
優しいのか恐ろしいのか・・わかりません。
赤い姫様。
ええっとでも俺らはあそこでもう一応息出来るのか。
帰ったら・・皆が心配して寄ってきた。
「島主〜ご無事でなにより。」
「お役ご苦労さまでした。」
「皆全員広間に入るように。少し話がある。」
まだ仕事あるのか・・。
そりゃそうか・・・。
「二次会をしながら先ほどの話を聞かせよう。」
流華は作り笑いだけどニコっと笑った。
みんなの士気や緊張はほぐれたみたいですぐに
「板場に酒とツマミを用意させろ〜」とか
なんだかんだ忙しいしわいわいしてる。
事実はどうであれ、こいつらが笑って過ごせるなら流華は平気じゃなくて元気だというし嘘だってつく。
けど・・・知っても俺らが理解できないように流華の役に立たないようにもっと立たないし理解できない奴らにしろというのも酷かも。
俺は最初こそ反発してたけどゆっくりと流華の考えが理解というかたくさんの物事があって浸透するようにわかるようになってきた。
大事なのは・・自分がどうなろうが・・こいつらを島をどうにかまともに生きれるようにしたいんだ。
流華にとって家族。
広間に集まった時燕がルカに飛びついてきた。
「流華様ご無事で?御怪我は?」
「してない・・燕・・苦しい・・」
燕のボインに挟まれて流華は苦しそうだ。
俺はなんだか挟まれてみたいけど・・
な なんてな!!!
俺は流華がなくても好きだ。うん。
「封流の・・と出くわしたそうで・・」
「ああ・・」
「燕がおりましたらお役に立てましたのに!」
「まあ・・・桁が違うのだ。燕は家を守りなさい。本家預かりになったのだから。側女をしていない時は私のかわりに藏を守っておくれ。」
「は。承知しました〜全力で守らせて頂きます〜」
流華はそう言って島主の席に座った。
そうだな。蔵を守ってくれそうなのは燕くらいか・・。
お役の人も島民も集まってきた。
それぞれに決まった席に座っていく。
「俺らも座ろうぜ。」
「馬鹿。僕らは皆が座るまで立っとかないといけないの。」
へ?今までなんとなく立ってたけど・・そうだったの?
「まあよい。二人とも座りなさい。」
流華が普通に笑って促した。
俺らはちょこんと座ってみた。
流華・・・コンタクトもしつつ・・元の眼に力を使って戻しつつ・・頑張ってるな。
「皆・・今日居合わせたものも多いが先代の死の真相と封流による攻撃宣告があった。」
ざわざわ・・ざわざわ・・
「私はもう力をこの世界では空間を歪めてしまうくらい力を手に入れた代わりに戦う場所がなかったゆえ、
共同戦線を張っている黒の姫という純血の国で戦った。」
うまいこというよな。後で張ったくせに。
「封流は・・ご兄弟であらせられた・・みたいでございますが・・」
賢人じゃないけど上役の人間がそう言った。
「封流と島主が兄弟だと?」
流華はビリビリって声でそいつに向かって言った。結構静かになんだけどな。皆ビクってしてる。
緊張感ってやつが・・喉の音まで聞こえちゃう。この感じ。
「・・・・・申し訳ございません。言葉を間違えました。」
「まあよい。純血となった頃あたりまでは元・義兄弟であったモノ達2名である。」
そう言わなきゃいけないのね。
「攻撃宣告は受けたが・・・この間のようにこの島から出て、移動しなければ大賢者殿のように乗っ取られることはまずない。」
「封流は島に入れないですもんね!!」
いつの間にか前に着てた子供たちがそう言った。
「お前たち・・下がりなさい。。」
親が連れ戻しにきて戻っていった。
「封流は確かに島から愛されぬもの。此処へは入ってこれぬ。同じ島の血であるがゆえ・・
術式も効かぬが・・場所は知っているのは確か。
二人は入ることは出来ぬが・・違う能力者をノロの様に使ってくるやもしれぬ。
・・暫くお前たちは此処にいなさい。武力は集まっている方が良い。」
「島主様は・・どうなさるおつもりでございますか?」
賢者の一人がそう言った。
「私が二人居れば一人は此処に残り皆を守るであろう。だが、私は唯一。一人なのだ。皆を守ることも大事だが、守ってばかりでは元は絶たれぬ。」
「では大元を断ち切りにゆくので?」
「ああ・・まだわからぬことは多いが、攻撃が続いたり皆が怯えて暮らさねばならぬことを考えると探しだして平穏を取り戻すしかあるまい。」
流華はそう言って
「皆の無事に乾杯。」といった。
わぁぁと酒樽が割られて・・二次会?が始まった。
始まれば席なんて関係ねえ。
子供たちがやってきて
「島主様大丈夫?」
「なにがだ?お前たちこそ島を守るのだぞ。」
「任せて!!」
「でも俺あんなデタラメな力の人に適うかな・・?」
一人のあの時ノロの時見えたって?
あ豊一だ。いや橙の純賢人だっけ。
流華はそいつの両肩を掴んで・・
「お前・・見えたのか?」
そう聞いた。
お 俺らですら・・どんだけ強いか力がどれだけあるか見なかった。
流華は見えてなくても戦ってたから測れたんだろうけどさ。
「はい・・島主様の方がもっとデタラメでしたけど・・それに・・目が・・」
そいつの口を流華は抑える。
≪それは私とお前たちだけの秘密だ。≫
≪はい!≫
見えてない奴以外わかってねえと思うけど・・元気が宜しい。
しかし・・流華の力のデタラメさを視えた。ってのは・・
こいつ見た目は地味だけど・・ノロの時もそうだし・・なんか能力あるかもな。
「子供たちや大人には鍛錬を再開する。ただし、自主希望参加である。出なかったものは家の恥などと思わなくても良い。
家にいて家族を守るのも仕事をするのも皆のためである。希望者にはひとりひとりに見合った練習メニューを私が組む。
たまに組手稽古も付けてやろう。」
おお!!!