俺とアイツといとこ殿!

爺の後釜。逢坂の光

島は厳戒態勢が敷かれ、ルカの理想とはかけ離れた状態になった。

幼い子供が準賢人となり鍛錬も再開された。

勿論悪習と呼ばれるようなものはないけどこんなふうな島の状態はきっと嫌に決まってる。

ルカは毎日鍛錬の稽古や会議や指導に当たっていたし僕も自分の鍛錬でできることも増えた。

アイツはあんな所にほおり出されて大丈夫だろうか?

あれから何日か立つ。

ルカはあまり心配していないみたい。

僕だって心配なんかしてないけどさ!

僕もまた自由な時間が増えて自分をどう強くしていくかよく考えるようになった。

とりあえずはルカのできること、見たことのある技をできないかどうか試している。

ルカが僕に裂いてくれる時間は割と少ないから自分の事は自分でやらなきゃ。

僕は僕の初めての友人であり協力者である人魚と最近よく対話をしている。

自分の力を引き出すとしたらここだと思うんだけどなかなか難しい。

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