俺とアイツといとこ殿!
「!!そ、そうゆう意味か・・・」
え?
「一番古い記憶では・・神を裂くと書いて・・我々の姓は神裂(かんざき)であった。
後に時代の流れで隠語のように神に背く意味を文字ったと言う
。飛んでその後はその神咲自体反対語で、皮肉だと言う意味だという先代もいた。」
「それぞれ解釈が違うんだ・・。」
「ああ・・名を持った時の感覚と元から在りその意味を考える者の解釈は違って当然である。私も少し違うが・・だが・・共通点は神という存在を意識したなにかしらである。
「神」とは・・運命そのものと捉えた場合、運命などない。
私たちは知っている。という意味にも捉えれるはず。」
「・・・・・。何故そうルカは思うの。」
「パズルのピースとして・・我々は予知せぬのに先祖返りをDNAで世代交代をするたびに繰り返している事実があり
知っているかのようにその劣性遺伝のはずの純血は生まれ個性はあるが
嫌がるものがおらず戦うことを選ぶのが一つ。
選ばれたもので逃げ出すものがあってもおかしくないはず。
私の知る限りではいない。
では何故記憶を共有し夢という形で同じものを見るのかという点が一つ。
言語こそあるが卓越して島民がもっている共通の能力技術はテレパスだというのが一つ。
世界でいう歴史と名の付くものとかけ離れていても神咲では共通したキオクであるならそれが真だという点が一つ・・・」
「ちょっとまって・・」
「あい。わかった。」
・・・・。俺・・訳わかんねえ・・・。でも心がざわめく。
何でだろう。聞きたくないと思うのと同じくらい体がそうだと納得するこの感覚・
・アイツも・・?
「つまり・・ルカは不思議だと思っていた一つ一つを集めて検証し、ある程度絞り込めた結論があるってことだよね?」
「うむ。だが私は・・・まず言っておく。」
「うん。」
「入れ物なのだ。」
ちょっと待て。
「だから純血という。純粋なる血とは、唯一という考え方は概ね合っているが、美しいという意味ではない。そもそもがだ。」
「・・・・・。」
俺もアイツも黙ってしまう。島民が信じてるジジツって奴と見解が違ってきているからだ。
「混じらぬもの。という意味なのだ。」「混じらぬ・・もの・・?」
「血は混ざるに決まっている。純粋な血など存在するはずがない。
だが・・・何故だ。多少男か女かは違っても同じような形容で同じような記憶を持つのは。
寸分違わないキオクを持つという意味だ。
純血とはキオクが混じらぬ唯一の者という意味と捉えている。
故に記憶の量や記述とたがわぬ者しか、蔵の開放はされていない。
そう考える方が自然ではないか?財産を受け継ぐとは神咲ではキオクあってこその話。
知ってなお進むものがより深い闇に堕ちる。」
「堕ちるために存在するの・・?」
「いや・・・違う。」
「堕ちないと見えぬモノがあるのだ。見るために堕ちるのを躊躇わないモノがより深くに進む。という意味である。」
「・・・・・。」
「私は先日・・お前に学校の事で少し触れたな。なぜ学校にゆくのか。」
そんな話してたのか。
「邪気・・がそこにあるからと・・」
「そう・・何故邪気を持たぬように精神を幼少から培う必要があるのか、纏うことが出来ても発生させれないのか、元々持っていないからだ。
汚れたもの美しいもの皆平等な目で見れないと事実は見えぬ故。
そして邪気を発生させる不自然は起こさず喰らい続け荷物のように持つ理由はなんだと思う?」
そ・・そんなことまで純血って。。考えるのかよ
「なにかに・・対抗する・・?為?」
「まあ的ハズレではない。その条件が在って初めて純血であり、通る一ノ蔵は邪気を持ち物として認識していなければいけなかった。
通る弐ノ藏記憶の量と歴史への見解や正確な読み取りが基本。
その後もそのあとも夢や現に堕ちて行先には邪気を纏わぬと入れない場所がある。
それが・・進む道に入っている。だが私は不自然を起こすと、目的は達成されぬ
。制約もついてまわる。私が通った蔵だけでも十分にこの思考を推測にまで持って行く事が自分の中では出来た。完全ではやはりないがね。」
「進む・・・の・・?それでも。ルカは。純血は・・。」
アイツの声は震えていて今にも泣きそうなくらい目も潤んでいた。
俺はというと正直ロールプレイングゲームの説明を適当にAボタン押している時の気分。
「ああ。進む。お前たちは私という自転車の乗り手の補助輪ではない。」
「・・・・・・。」
「最後の蔵を開ける為の・・最後に私自身が果たそうと思う扉に行き着き、それが私でなくても純血であれば引きずってその先の場所に立たせる意思の入れ物である。」
「流華の・・・入れ物ってそういう意味?」
「ああ・・人間には魂というものと、生まれて死ぬまでのタイムリミットがある。心臓は時を刻む時計であるのと同じ。だが・・キオクを共有すれば、同じ意思を持って最後の扉を開けるものが何れ出てくるという考えならつじつまが合わない部分も少しは理解できる。」
「そう・・・だね・・でも僕たちはもう夢を見ないよ?」
「それはさほど重要なことではない。私が覚えていない私が見たキオク以外のもの・・
お前たちだけしか知らないキオクなのか、それを力と呼ぶとそれが最後の最後には必要なのだ。右翼左翼として培った能力それ以上の可能性。そして資格。」
「僕ら。。。が?」
「ああそこが最初の話に戻るが・・羽として先代と半分違う私の見解なのだ。」
「・・・そう・・なんだ・・」
「私というパスだけでは通れないナニカがある。だから私が疲れ倒れても最後の扉を開けれる状況ならその場所に私を引きずって通過しないと行けないという見解だけでは・・
そこまで解いた先人はなぜ課題を残したのか・・
最後に通るために必要なパスでもあるが・・
純血がいないとまた右翼左翼だけでは通れないナニカがあるのではないか・・と思っている。」
「それは・・まだわからないんだよね?」
「ああ。誰も通った事のない道・・故な。だが・・・同じやり方で通れなかった殆どが存在するなら間違っていると見てもいいであろう。もしくは・・」
「そのような通り方でもいけるかもしんない?と。」
「ああ。答えは一つだとは限らない。」
「・・・なんてものに挑戦してるのよルカは・・・もう・・」
「挑戦か・・戦いを挑むわけではない。不自然なナニカに挑まれた戦いで我々は負け、復讐を果たすように負けた際に奪われたものを取り戻す。私はお前たちでなくとも良いと言うのはその資格があれはお前達でなければいけないし、無いのなら世代交代としてその器を斬ると言っている。・・・したくはないが。」
「そんなに・・・大事なモノがあるの・・?なにを僕ら・盗まれているの・・?」
アイツはそこだけは・・なんか変な感覚で。聞いていた。
「お前や・・・先祖すべての魂だ。我々は遡れば・・不自然によって・・奪われている。」
「え?魂・・を?」
「違うな。感情とか御霊ではない。人間として生きるという生物の尊厳の事実という魂をだ。」
「どういう意味?」
「何故私たちは食物だけでは生きていけないのだ?ほぼ似通った人型動物なら同じようになぜ生きていけない?」
「・・・・・え・・・」
「私は考えている。生きてゆけないので特殊な能力を培ってきたにしてはオカシイ。」
「・・・・。」
「逆?なの・・?」
「奪われたナニカを取り戻す為にキオクを共有し追跡しているのだという方が照らし合わせ続けても自然と感じるのだよ。」
「それを取らないとダメ。。なの・・?」
「一つ前の先代である純血は・・爺様・・は・・違う見解で我々の親である種のものをばらまいた。混血させるため、当初はよりよい純血をつくるためだ。」
「お爺様は・・ルカと違って奪われたわけではないと純血として判断したの?」
「いや、違う。見解は似ている。だが、能力が足りなかったのだ。自覚もしていた。
だから次に・・私に託すという行動を純血としてした。
それは他の純血の行動とは異なり違う。先代の多くは島のものだけで解決しようとし外に我々のモノを干渉することを避けた。
爺様は追い求めた記憶の先に散蒔くこと自体を不自然な行為だとは捉えなかった。
何が起こるのかは分からぬ故な。・・それを理解した上でばら蒔いたのだ。
そして私が生まれ、幼い私に羽の一つを奪われた時点でもう完全に権限だけしかない純血なのである。」
「・・・・どうして・・あの時奪ったの・・?」
「爺様の知力には尊敬を抱いているし、寛大な心を持っていると今でも思う。
だが、爺様も力及ばぬこと、その羽もまたその器の域を下回りすぎていた。
一人は形だけの今元左翼の男だ。あの時すでに左翼としての御霊は無かったが右翼にはあった。
ゆえ斬った。私の時が熟した時その羽によって未来が断たれること、そしてそんな不毛なものの為に未来ある従兄弟が死ぬのを見ていることはできなかった。
早く入れ替えなければならぬことであった。
だが爺様は私がある程度大きくなるまで責務を回すまいと生かしていた。
私がいればお前たちの後の世代にズレこんでも良いと思ったからだ。
それらが死ねば早く順番を回すことになる。仮にでも右翼左翼は存在しなければいけなかったからだ。島の掟ではな。お前たちの事も吝か心配して居なかったわけではない。」
「・・・・そこが違ったんだね。ルカをやはり一番として、やむなく僕らが犠牲になっても・・と苦渋の判断をしたお爺様と流華は。」
「ああ。一人で空を飛ぶことなど多分鍛錬すれば・・造作もない。だが・・・血の海を泳ぐのは不可能だ。私の役割ではないのだ・・」
「・・・・・・全部は今・・理解してないけど。いい?」
「ああ。良い。私もまだ理解しておらぬが・・・・私のどうしても守りたいモノは簡単に言うとお前たち島民の未来である。この先・・力なき純血や羽が続いたとすれば私たちには可能性という未来がない。」
「可能性・・・?ルカにも予知能力はないでしょ・・?先細りするなんて・・わから・・」
「分かる。」
え?
「一番古い記憶では・・神を裂くと書いて・・我々の姓は神裂(かんざき)であった。
後に時代の流れで隠語のように神に背く意味を文字ったと言う
。飛んでその後はその神咲自体反対語で、皮肉だと言う意味だという先代もいた。」
「それぞれ解釈が違うんだ・・。」
「ああ・・名を持った時の感覚と元から在りその意味を考える者の解釈は違って当然である。私も少し違うが・・だが・・共通点は神という存在を意識したなにかしらである。
「神」とは・・運命そのものと捉えた場合、運命などない。
私たちは知っている。という意味にも捉えれるはず。」
「・・・・・。何故そうルカは思うの。」
「パズルのピースとして・・我々は予知せぬのに先祖返りをDNAで世代交代をするたびに繰り返している事実があり
知っているかのようにその劣性遺伝のはずの純血は生まれ個性はあるが
嫌がるものがおらず戦うことを選ぶのが一つ。
選ばれたもので逃げ出すものがあってもおかしくないはず。
私の知る限りではいない。
では何故記憶を共有し夢という形で同じものを見るのかという点が一つ。
言語こそあるが卓越して島民がもっている共通の能力技術はテレパスだというのが一つ。
世界でいう歴史と名の付くものとかけ離れていても神咲では共通したキオクであるならそれが真だという点が一つ・・・」
「ちょっとまって・・」
「あい。わかった。」
・・・・。俺・・訳わかんねえ・・・。でも心がざわめく。
何でだろう。聞きたくないと思うのと同じくらい体がそうだと納得するこの感覚・
・アイツも・・?
「つまり・・ルカは不思議だと思っていた一つ一つを集めて検証し、ある程度絞り込めた結論があるってことだよね?」
「うむ。だが私は・・・まず言っておく。」
「うん。」
「入れ物なのだ。」
ちょっと待て。
「だから純血という。純粋なる血とは、唯一という考え方は概ね合っているが、美しいという意味ではない。そもそもがだ。」
「・・・・・。」
俺もアイツも黙ってしまう。島民が信じてるジジツって奴と見解が違ってきているからだ。
「混じらぬもの。という意味なのだ。」「混じらぬ・・もの・・?」
「血は混ざるに決まっている。純粋な血など存在するはずがない。
だが・・・何故だ。多少男か女かは違っても同じような形容で同じような記憶を持つのは。
寸分違わないキオクを持つという意味だ。
純血とはキオクが混じらぬ唯一の者という意味と捉えている。
故に記憶の量や記述とたがわぬ者しか、蔵の開放はされていない。
そう考える方が自然ではないか?財産を受け継ぐとは神咲ではキオクあってこその話。
知ってなお進むものがより深い闇に堕ちる。」
「堕ちるために存在するの・・?」
「いや・・・違う。」
「堕ちないと見えぬモノがあるのだ。見るために堕ちるのを躊躇わないモノがより深くに進む。という意味である。」
「・・・・・。」
「私は先日・・お前に学校の事で少し触れたな。なぜ学校にゆくのか。」
そんな話してたのか。
「邪気・・がそこにあるからと・・」
「そう・・何故邪気を持たぬように精神を幼少から培う必要があるのか、纏うことが出来ても発生させれないのか、元々持っていないからだ。
汚れたもの美しいもの皆平等な目で見れないと事実は見えぬ故。
そして邪気を発生させる不自然は起こさず喰らい続け荷物のように持つ理由はなんだと思う?」
そ・・そんなことまで純血って。。考えるのかよ
「なにかに・・対抗する・・?為?」
「まあ的ハズレではない。その条件が在って初めて純血であり、通る一ノ蔵は邪気を持ち物として認識していなければいけなかった。
通る弐ノ藏記憶の量と歴史への見解や正確な読み取りが基本。
その後もそのあとも夢や現に堕ちて行先には邪気を纏わぬと入れない場所がある。
それが・・進む道に入っている。だが私は不自然を起こすと、目的は達成されぬ
。制約もついてまわる。私が通った蔵だけでも十分にこの思考を推測にまで持って行く事が自分の中では出来た。完全ではやはりないがね。」
「進む・・・の・・?それでも。ルカは。純血は・・。」
アイツの声は震えていて今にも泣きそうなくらい目も潤んでいた。
俺はというと正直ロールプレイングゲームの説明を適当にAボタン押している時の気分。
「ああ。進む。お前たちは私という自転車の乗り手の補助輪ではない。」
「・・・・・・。」
「最後の蔵を開ける為の・・最後に私自身が果たそうと思う扉に行き着き、それが私でなくても純血であれば引きずってその先の場所に立たせる意思の入れ物である。」
「流華の・・・入れ物ってそういう意味?」
「ああ・・人間には魂というものと、生まれて死ぬまでのタイムリミットがある。心臓は時を刻む時計であるのと同じ。だが・・キオクを共有すれば、同じ意思を持って最後の扉を開けるものが何れ出てくるという考えならつじつまが合わない部分も少しは理解できる。」
「そう・・・だね・・でも僕たちはもう夢を見ないよ?」
「それはさほど重要なことではない。私が覚えていない私が見たキオク以外のもの・・
お前たちだけしか知らないキオクなのか、それを力と呼ぶとそれが最後の最後には必要なのだ。右翼左翼として培った能力それ以上の可能性。そして資格。」
「僕ら。。。が?」
「ああそこが最初の話に戻るが・・羽として先代と半分違う私の見解なのだ。」
「・・・そう・・なんだ・・」
「私というパスだけでは通れないナニカがある。だから私が疲れ倒れても最後の扉を開けれる状況ならその場所に私を引きずって通過しないと行けないという見解だけでは・・
そこまで解いた先人はなぜ課題を残したのか・・
最後に通るために必要なパスでもあるが・・
純血がいないとまた右翼左翼だけでは通れないナニカがあるのではないか・・と思っている。」
「それは・・まだわからないんだよね?」
「ああ。誰も通った事のない道・・故な。だが・・・同じやり方で通れなかった殆どが存在するなら間違っていると見てもいいであろう。もしくは・・」
「そのような通り方でもいけるかもしんない?と。」
「ああ。答えは一つだとは限らない。」
「・・・なんてものに挑戦してるのよルカは・・・もう・・」
「挑戦か・・戦いを挑むわけではない。不自然なナニカに挑まれた戦いで我々は負け、復讐を果たすように負けた際に奪われたものを取り戻す。私はお前たちでなくとも良いと言うのはその資格があれはお前達でなければいけないし、無いのなら世代交代としてその器を斬ると言っている。・・・したくはないが。」
「そんなに・・・大事なモノがあるの・・?なにを僕ら・盗まれているの・・?」
アイツはそこだけは・・なんか変な感覚で。聞いていた。
「お前や・・・先祖すべての魂だ。我々は遡れば・・不自然によって・・奪われている。」
「え?魂・・を?」
「違うな。感情とか御霊ではない。人間として生きるという生物の尊厳の事実という魂をだ。」
「どういう意味?」
「何故私たちは食物だけでは生きていけないのだ?ほぼ似通った人型動物なら同じようになぜ生きていけない?」
「・・・・・え・・・」
「私は考えている。生きてゆけないので特殊な能力を培ってきたにしてはオカシイ。」
「・・・・。」
「逆?なの・・?」
「奪われたナニカを取り戻す為にキオクを共有し追跡しているのだという方が照らし合わせ続けても自然と感じるのだよ。」
「それを取らないとダメ。。なの・・?」
「一つ前の先代である純血は・・爺様・・は・・違う見解で我々の親である種のものをばらまいた。混血させるため、当初はよりよい純血をつくるためだ。」
「お爺様は・・ルカと違って奪われたわけではないと純血として判断したの?」
「いや、違う。見解は似ている。だが、能力が足りなかったのだ。自覚もしていた。
だから次に・・私に託すという行動を純血としてした。
それは他の純血の行動とは異なり違う。先代の多くは島のものだけで解決しようとし外に我々のモノを干渉することを避けた。
爺様は追い求めた記憶の先に散蒔くこと自体を不自然な行為だとは捉えなかった。
何が起こるのかは分からぬ故な。・・それを理解した上でばら蒔いたのだ。
そして私が生まれ、幼い私に羽の一つを奪われた時点でもう完全に権限だけしかない純血なのである。」
「・・・・どうして・・あの時奪ったの・・?」
「爺様の知力には尊敬を抱いているし、寛大な心を持っていると今でも思う。
だが、爺様も力及ばぬこと、その羽もまたその器の域を下回りすぎていた。
一人は形だけの今元左翼の男だ。あの時すでに左翼としての御霊は無かったが右翼にはあった。
ゆえ斬った。私の時が熟した時その羽によって未来が断たれること、そしてそんな不毛なものの為に未来ある従兄弟が死ぬのを見ていることはできなかった。
早く入れ替えなければならぬことであった。
だが爺様は私がある程度大きくなるまで責務を回すまいと生かしていた。
私がいればお前たちの後の世代にズレこんでも良いと思ったからだ。
それらが死ねば早く順番を回すことになる。仮にでも右翼左翼は存在しなければいけなかったからだ。島の掟ではな。お前たちの事も吝か心配して居なかったわけではない。」
「・・・・そこが違ったんだね。ルカをやはり一番として、やむなく僕らが犠牲になっても・・と苦渋の判断をしたお爺様と流華は。」
「ああ。一人で空を飛ぶことなど多分鍛錬すれば・・造作もない。だが・・・血の海を泳ぐのは不可能だ。私の役割ではないのだ・・」
「・・・・・・全部は今・・理解してないけど。いい?」
「ああ。良い。私もまだ理解しておらぬが・・・・私のどうしても守りたいモノは簡単に言うとお前たち島民の未来である。この先・・力なき純血や羽が続いたとすれば私たちには可能性という未来がない。」
「可能性・・・?ルカにも予知能力はないでしょ・・?先細りするなんて・・わから・・」
「分かる。」