俺とアイツといとこ殿！
「それでは帰るか。馳走になった。」

「もう？」

「ああ。私は割と忙しいのでな。」

「瞬ちゃん名刺を」

「はいどうぞ」

「いつでも連絡してきたらいい。変わった事があればすぐに連絡を。今度は守る」

「ええ・・わかったわ。ありがとう」

ズキューン！！俺なら惚れるぜその言葉。

花梨さんもうるうるしているし。

ルカは帰り支度というほどのものでもないが服を直して立ち上がった。

「あとお前と同じように輪廻転生したものを知らないか？」

「一人・・・知っているわ。確か名刺が・・ちょっとまってて頂戴ね。」

花梨さんは自分のかばんを急いであけて分厚い名刺入れをチェックしている。

「この人・・」

差し出された名刺には「陰陽師　梨塚　要」と書いてあった。

「大阪の人だったけど普通の人となんか違ったわ。僕もですって名刺をくれたの。」

「少し繋がってきたな」

「そうだね」

アイツもそういう。

何がつながってきたのか俺にはわからないけど

細い道をこうやってたどって行った先には何が見えるのか俺も気になるぜ。
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