俺とアイツといとこ殿!
「・・・・・。」
「自分の力を驕ってるわけではない。だがな・・・純赤石を作れるものが島の者の中で毎年減っているという事実は変わらないであろう。昔はほぼ全員が作れた。今はどうだ・・?
一家に一人二人だ。」
「・・・・あ。」
「血を源にして殆どを趣好で食べている私たちの過半数以上がその血を作れなくなってゆく。。それは衰退と言わずしてなんという。」
「・・そう・・だね・・・」
「・・・・我々の血は機械によって作ることはできぬ。」
「それが出来たら楽なんだけど・・。」
「仮に大量に作れるモノが生まれるとしてもだ。島民全てに配っていては結局その力はその時の民を生かすためだけに使われ、未来の行き場を失う。導くことができぬ。
逆もまた然り。そのモノに血を作ることができなければその純血か力のある若者はどうする。
早く死ぬだけではないか。
故に右翼左翼の能力差で純血は生きる時間が変わる。
当たり前の話ではあるが。
人間でいうと作物が取れない畑の村は衰退し食物が食べれないので欠乏する人間は子を沢山育てられなくなり全体的に先細るであろう。」
「そう。。。だね・・」
「では先代達は何を求めて蔵を作っているのか、何故私たちには裏ずける歴史的証拠である物品を隠密・厳密に受け継いでゆくのか。」
「それが・・出たら・・僕たちが歴史を・・変えることになる・・?」
「ああ・・それを運命とか自然な事への流儀としている節がある。歴史が変わると分かっていてそれらを証明する。それは不自然なモノを作ることになる。今それで回っている世界に干渉すれば私たちは清算を受ける。それにだそんな立証めいたことをしても我々の奪われたモノには近づけぬ。」
「・・・でもそれと血を源にしないと生きてゆけなくした不自然なナニカはどうつながるの?」
「そのような不自然なナニカは巨大で、それに対抗するためのモノはきっとそれ以上に巨大である。不自然を引き起こしかねないほど・・故に進むモノ能力のあるものを厳密に理解するために書記が島の意思である歴史と別枠として存在する。我々は馴れ合ってはならぬのだ。蔵の鍵を貰っただけでは使いこなせぬからだ。蔵の中にはお前たちが知らぬもっと多くの不思議が存在する。」
「邪気を纏い・・喰らうその先にしか見えないモノ・・?」
「ああ。そして純血としての判断をするためには犠牲が自然な道理なのである。生け贄ではなく歪を受け入れる事も業を受け継ぐことも責務も・・後になればなるほど重くのしかかる。キオクが増えていくから判断するまでに時間がかかる。だが、共有してはならない。私という存在は羽という共犯者としか。」
「犠牲ってじゃあ何・・」
「終わらせるために何をしてでも進む覚悟は人としての犠牲であると考える。」
「人間らしくない事をしてゆかないといけないってこと。。?」
「ああ。好まぬ殺戮も・・その中の一部である。汚い親父に仕事を与えてやり心から改心させることもまた一つ。殺戮という言葉は少し違っていて・・私が大量に必要なのは今のところ血と邪気と知力位だ。だから殺戮を無差別にしても得れぬ。私は照らし合わせた歪に干渉した子孫の器を魂ごと血の糧としている。それによって絶対量が増えているという事実もある。それに知らないキオクと結びつける何かに出会えるのだ。私は基本的に面倒くさがりだ。個人で言うとな。金にも興味がないし、戦闘も無意味な殺人も好きというわけではない。」
「船のやつらは・・ナニカをしたやつらだったってこと?」
「その祖先・・であるナニカなのか、そいつ自身そうなのか、分らない。だが、不自然を作ったモノやそれらに干渉した人間は先祖返りを続けていることが私は分かったのだ。」
「・・・ルカがそうであるように・・・そいつらも?」
「キオクや形を共有するだけではない。わかりにくいものもある。色しか同じで無いものもいる。世代を超えて色を識別できるうちの文化はやはり探す文化見分ける意味があると私には理解できた・・同じようなモノたちがいないとは言い切れないが・・とりあえずは・・その業を持ってやつらは存在するのだ。存在するだけで業も深くなり不自然を重ねていることになる。そして業が強い順に強い。ゆえ弱いうちに倒しておくのも手だ。」
「罪と言ってしまってもいいかな?その罪を持った人は何をしていなくても犯罪者の子供ということ?」
「そういう解釈ができないことも無いが・・私は無差別に悪者退治をしているわけではない。干渉者やその子孫はかなりいる。」
「・・そう・・だよね。罪人なんていくらでもいるもん・・」
「神咲が今に至った血に関わった干渉者を喰らう事で近づく。違う意味でも血の海を泳ぐとも取れるがな。私は先代達と同じように追い求め行動をしている。少し行動の範囲が違うだけで同じことである。」
「だから・・・流華はずっとしてきたの?」
「ああ・・・。そうだな・・ずっとだ。純血になる前から思考はずっとしていた。そして神咲に関わる干渉者の器を魂ごと偶然なのかある日破壊した時に夢で見ないキオクをまた少し辿る事が出来た・・では・・いつかはその大元にいきつけると踏んだ。」
そんな・・・
そんなのって・・・
よく分らないけど・・
俺は・・嫌だ。。
「・・れ・・」
声。。言葉が出るようになってきた・・。話が大体終わったっぽいから・・か?
「やっと話したね。」
アイツはいう・・。
「オレ・・・そんなの・・・い・・嫌だ・・」
「!!!!」
「そうか。」
ルカは静かに分かっていたような目で責めない。
「お前がどうであっても私は変わらぬよ。このまま放って置けば島は枯れるのだ。」
「それが・・先細りっていうなら・・自然なことじゃないかよ!!」
俺は・・そう思う。
「不自然を受け入れるとそれは自然とは反する。男が女だと言おうが魂は女であっても事実体は男なのだ。それらを形容だけどうにか女にしても子は産めないであろう?私が抗うのはそういう意味だよ。私で抗うことを止めたならそれこそ神咲は終わる。」
「っ・・」
「先細りをしてゆくことが文化であり神咲の運命であるのなら・・・私に宿るキオクはなんのために存在し島は何故意味もない記録を続ける。」
「それは・・・そうゆう宗教ってゆーかっ・・・」
「そうゆうとはどういうものなのだ。思考を持って右翼として言葉を選べ。・・宗教というものは目的があって根本があって成り立つ。生まれた背景もある。お前がそれを言う根拠は私が思ってきたことを覆せる可能性があるなら是非聞きたいが思いつきならやめたほうがいい。」
「・・・・・そうだね。僕は左翼として・・いきなりで色々・・信じがたいし考えは及ばないけど、自分の為に人を好んで殺す流華はいつだって居ないと信じているし見てきたから・・ちょっと以上に最終的な結論がどうだとしても純血として単独行動し、公務だと色んな人に会うルカの行動には納得したよ。」
「うむ。結論は出ていないし、これはまだ模索中なので私が今まで考察したデータと見解とやるべきだと思っている方向性。そして、私が羽に求めるモノは示した。つもりである。質問は以上か?」
「じゃあ・・あのおっさんと女の子は何で殺さなかったんだよ!それともルカがあの女の子を!!」
「自分の力を驕ってるわけではない。だがな・・・純赤石を作れるものが島の者の中で毎年減っているという事実は変わらないであろう。昔はほぼ全員が作れた。今はどうだ・・?
一家に一人二人だ。」
「・・・・あ。」
「血を源にして殆どを趣好で食べている私たちの過半数以上がその血を作れなくなってゆく。。それは衰退と言わずしてなんという。」
「・・そう・・だね・・・」
「・・・・我々の血は機械によって作ることはできぬ。」
「それが出来たら楽なんだけど・・。」
「仮に大量に作れるモノが生まれるとしてもだ。島民全てに配っていては結局その力はその時の民を生かすためだけに使われ、未来の行き場を失う。導くことができぬ。
逆もまた然り。そのモノに血を作ることができなければその純血か力のある若者はどうする。
早く死ぬだけではないか。
故に右翼左翼の能力差で純血は生きる時間が変わる。
当たり前の話ではあるが。
人間でいうと作物が取れない畑の村は衰退し食物が食べれないので欠乏する人間は子を沢山育てられなくなり全体的に先細るであろう。」
「そう。。。だね・・」
「では先代達は何を求めて蔵を作っているのか、何故私たちには裏ずける歴史的証拠である物品を隠密・厳密に受け継いでゆくのか。」
「それが・・出たら・・僕たちが歴史を・・変えることになる・・?」
「ああ・・それを運命とか自然な事への流儀としている節がある。歴史が変わると分かっていてそれらを証明する。それは不自然なモノを作ることになる。今それで回っている世界に干渉すれば私たちは清算を受ける。それにだそんな立証めいたことをしても我々の奪われたモノには近づけぬ。」
「・・・でもそれと血を源にしないと生きてゆけなくした不自然なナニカはどうつながるの?」
「そのような不自然なナニカは巨大で、それに対抗するためのモノはきっとそれ以上に巨大である。不自然を引き起こしかねないほど・・故に進むモノ能力のあるものを厳密に理解するために書記が島の意思である歴史と別枠として存在する。我々は馴れ合ってはならぬのだ。蔵の鍵を貰っただけでは使いこなせぬからだ。蔵の中にはお前たちが知らぬもっと多くの不思議が存在する。」
「邪気を纏い・・喰らうその先にしか見えないモノ・・?」
「ああ。そして純血としての判断をするためには犠牲が自然な道理なのである。生け贄ではなく歪を受け入れる事も業を受け継ぐことも責務も・・後になればなるほど重くのしかかる。キオクが増えていくから判断するまでに時間がかかる。だが、共有してはならない。私という存在は羽という共犯者としか。」
「犠牲ってじゃあ何・・」
「終わらせるために何をしてでも進む覚悟は人としての犠牲であると考える。」
「人間らしくない事をしてゆかないといけないってこと。。?」
「ああ。好まぬ殺戮も・・その中の一部である。汚い親父に仕事を与えてやり心から改心させることもまた一つ。殺戮という言葉は少し違っていて・・私が大量に必要なのは今のところ血と邪気と知力位だ。だから殺戮を無差別にしても得れぬ。私は照らし合わせた歪に干渉した子孫の器を魂ごと血の糧としている。それによって絶対量が増えているという事実もある。それに知らないキオクと結びつける何かに出会えるのだ。私は基本的に面倒くさがりだ。個人で言うとな。金にも興味がないし、戦闘も無意味な殺人も好きというわけではない。」
「船のやつらは・・ナニカをしたやつらだったってこと?」
「その祖先・・であるナニカなのか、そいつ自身そうなのか、分らない。だが、不自然を作ったモノやそれらに干渉した人間は先祖返りを続けていることが私は分かったのだ。」
「・・・ルカがそうであるように・・・そいつらも?」
「キオクや形を共有するだけではない。わかりにくいものもある。色しか同じで無いものもいる。世代を超えて色を識別できるうちの文化はやはり探す文化見分ける意味があると私には理解できた・・同じようなモノたちがいないとは言い切れないが・・とりあえずは・・その業を持ってやつらは存在するのだ。存在するだけで業も深くなり不自然を重ねていることになる。そして業が強い順に強い。ゆえ弱いうちに倒しておくのも手だ。」
「罪と言ってしまってもいいかな?その罪を持った人は何をしていなくても犯罪者の子供ということ?」
「そういう解釈ができないことも無いが・・私は無差別に悪者退治をしているわけではない。干渉者やその子孫はかなりいる。」
「・・そう・・だよね。罪人なんていくらでもいるもん・・」
「神咲が今に至った血に関わった干渉者を喰らう事で近づく。違う意味でも血の海を泳ぐとも取れるがな。私は先代達と同じように追い求め行動をしている。少し行動の範囲が違うだけで同じことである。」
「だから・・・流華はずっとしてきたの?」
「ああ・・・。そうだな・・ずっとだ。純血になる前から思考はずっとしていた。そして神咲に関わる干渉者の器を魂ごと偶然なのかある日破壊した時に夢で見ないキオクをまた少し辿る事が出来た・・では・・いつかはその大元にいきつけると踏んだ。」
そんな・・・
そんなのって・・・
よく分らないけど・・
俺は・・嫌だ。。
「・・れ・・」
声。。言葉が出るようになってきた・・。話が大体終わったっぽいから・・か?
「やっと話したね。」
アイツはいう・・。
「オレ・・・そんなの・・・い・・嫌だ・・」
「!!!!」
「そうか。」
ルカは静かに分かっていたような目で責めない。
「お前がどうであっても私は変わらぬよ。このまま放って置けば島は枯れるのだ。」
「それが・・先細りっていうなら・・自然なことじゃないかよ!!」
俺は・・そう思う。
「不自然を受け入れるとそれは自然とは反する。男が女だと言おうが魂は女であっても事実体は男なのだ。それらを形容だけどうにか女にしても子は産めないであろう?私が抗うのはそういう意味だよ。私で抗うことを止めたならそれこそ神咲は終わる。」
「っ・・」
「先細りをしてゆくことが文化であり神咲の運命であるのなら・・・私に宿るキオクはなんのために存在し島は何故意味もない記録を続ける。」
「それは・・・そうゆう宗教ってゆーかっ・・・」
「そうゆうとはどういうものなのだ。思考を持って右翼として言葉を選べ。・・宗教というものは目的があって根本があって成り立つ。生まれた背景もある。お前がそれを言う根拠は私が思ってきたことを覆せる可能性があるなら是非聞きたいが思いつきならやめたほうがいい。」
「・・・・・そうだね。僕は左翼として・・いきなりで色々・・信じがたいし考えは及ばないけど、自分の為に人を好んで殺す流華はいつだって居ないと信じているし見てきたから・・ちょっと以上に最終的な結論がどうだとしても純血として単独行動し、公務だと色んな人に会うルカの行動には納得したよ。」
「うむ。結論は出ていないし、これはまだ模索中なので私が今まで考察したデータと見解とやるべきだと思っている方向性。そして、私が羽に求めるモノは示した。つもりである。質問は以上か?」
「じゃあ・・あのおっさんと女の子は何で殺さなかったんだよ!それともルカがあの女の子を!!」