俺とアイツといとこ殿!
「瞬ちゃんも・・そういきなり怒らなくともよい。知らないという事を話したのだ混乱や整理の付け方は受け取る人間それぞれであろう?」
「僕はね・・流華・・コイツがものを知らないから怒ってるわけじゃないよ。そんなの慣れっこだもん。僕の大事な人を傷つけたから男として怒ってるんだよ・・・。」
怒りを込めた静かな言葉は余計に俺を引き裂く。
「傷ついてなどいない。・・疲れたであろう?もう大体の話は終わった。今日はゆっくり休みなさい。」
「・・・・・わかった。最後にもう一つだけ質問があるんだ。」
そう言って布団に促したルカはもう涙は流していないものの涙の跡は少し光るように残っていた。
「なんだ?言ってみなさい。」
布団をかぶせアイツの手を握るルカ。疲れたアイツに直接力を送っている。
なんで・・・・そこまで出来るんだよ・・・。
そんなに大事だって思ってる役目があるのに俺らみたいなアイツにも今なんか確証した力なんて無いことは知ってるんだろ。。。
分かってる。
それが流華なんだ・・俺らのいとこであり俺らがその偉大で華奢な背中を追いかけ続けた純血。
純血だから惹かれるってわけじゃない。流華の優しさはわかりにくいけど確かに存在してて
それが俺たちの迷いを振り切って行く。
「流華・・有難う。あの質問っていうのは・・どうして僕らにそれを命じないの?もっと鍛錬しろだとかその・・役割を・・僕らが聞くまで黙ってたのは・・何故?」
微笑むルカが言った言葉に驚いた。
「それは、私が決めた道であり、お前たちにはお前たちの信じる道を歩いて欲しいからだ。
わざわざ血に濡れることもない。
私のその未来の道に干渉してこなければ答えるつもりはなかった。危険でないところまできたあとに言ってからでも今はなんとか石を作って補助してくれているだけでもありがたかった。側女は何も聞かず赤石だけを作るか命を削り純赤石を作るので帰って良かった。純血としての私は聞かれたことには責任をもって答える義務があるが、出来るだけ楽にしてやってからでも聞かれない限りは良いと思っていたのだ。それが疑心暗鬼を産んだのなら申しわけない。長としてまだ至らぬ・・」
「疑心暗鬼してるのってアイツだけだから・・大丈夫だよ?そういう気持ち言わなくても流華のタイミングで言ってくれた瞬間になるほどって思ってる。」
アイツは必死に申しわけないと思う流華を抱きしめて慰める。
きっと今の流華にはあまり伝わらないけど・・。
「だが、仲間だと言われて一人ではないのだと、驕った自分を反省し、望むのであれば公務に連れてゆくことをした。分からぬように世間には出来てもお前たちに隠せるわけはない分かっていて連れて行った。自然な事であるが・・鍛錬はたしかに己を守るためにすればよい。私は・・お前たちがいるから頑張れるのかもしれないから戦闘で失うのを少し恐れていた。」
素直にすとんと入ってくるいつものハッキリクッキリしたのとは違う・・透明な水みたいな声。
これが涙ってやつなのかな。
「・・・・・分かった。でも僕は今話してくれていない全てもその先にあるものも流華も受け入れる。」
「そうか。では私をそしてその大それた事を言った自分を失望させないように体を安め、また回復すれば鍛錬に励みなさい。そして血を失わずに出来るだけ動けるように考えるのだ。命を長く保ち知恵を付け私の側まで来なさい。手助けはしよう。」
「はい。」
いつものように俺の手を取りドアノブを回して静かにアイツの部屋を後にした。
「純ちゃん行こうか。休ませてあげよう。」
本当に怒っても悲しいっていう感情も自分のものは感じないんだな。
出せるようになったといっても笑ったり・・・自覚してない涙が出るって位押し殺しているのか・・。
後でルカと純赤石を一緒に作った。アイツの為に・・。複雑な気分だった。
心が波のようにうねりいつもならこんな時に作れる訳がない。
だけどルカがその波動を全く同じ波に合わせてくれるから全然・・。
・・・・負担を減らすように鍛錬しているってこうゆうことも含めて・・?か?
すぐに10個くらい出来たので俺が単独で飲ませに行くと・・
「僕は許してないからね・・・」とこっちも見ないアイツが言った。
そんな事わかってるよ・・。
今はそれより飲んでくれよ。流華にはそうゆう理解者が絶対いるんだって。
そんで俺にも。
「ごめん・・反省してる・・俺マジでバカでさ。色々気づかなくって・・けど!!・・悪かった。お前のパートナーとしての俺も・・いとことしての俺もルカを傷つけた俺も・・全部多分分かりきれてないけど前みたいにお前に聞いてばっかじゃなくて俺も考えて考えまくって・・頑張るからさ・・許してくれなくていいからこれ・・飲んどいてよ。疲れただろ。今日は俺が出来ないことルカのサポートして守ってくれて感謝してる・・。」
「本当に嫌だけどルカがそんなバカなお前の波長に合わせて・・荷を軽くした鍛錬を無駄にしたくないし・・お前の事も・・許したわけじゃないけど・・命の元削って・・作ってくれたわけだから飲むよ」
一個だけルカが一人で作った純赤石よりも赤い粒があった。
「これ・・なに?毒毒しいんだけど?まさかお前が・・・」
「さあ?ルカ一人で作ってた。飲めばわかるって言ってた。」
「そう・・なら飲むしかないかな・・」
ゴクリと一気に飲んだ。俺のなら・・飲まないだろうな・・・。特に今日なんて。
だけど変化はすぐに起こったんだ。
アイツの顔色はよく?というか変わった。
「そんなにスゲーのか?」
「ああ・・凄いね・・」
恍惚とした表情が隠しているのに気持ち悪いが出ていて・・俺も飲んでみたくなる。
「どんな味?なあ。。。」
「努力の味・・・」噛み締めるように言う。
「僕はね・・流華・・コイツがものを知らないから怒ってるわけじゃないよ。そんなの慣れっこだもん。僕の大事な人を傷つけたから男として怒ってるんだよ・・・。」
怒りを込めた静かな言葉は余計に俺を引き裂く。
「傷ついてなどいない。・・疲れたであろう?もう大体の話は終わった。今日はゆっくり休みなさい。」
「・・・・・わかった。最後にもう一つだけ質問があるんだ。」
そう言って布団に促したルカはもう涙は流していないものの涙の跡は少し光るように残っていた。
「なんだ?言ってみなさい。」
布団をかぶせアイツの手を握るルカ。疲れたアイツに直接力を送っている。
なんで・・・・そこまで出来るんだよ・・・。
そんなに大事だって思ってる役目があるのに俺らみたいなアイツにも今なんか確証した力なんて無いことは知ってるんだろ。。。
分かってる。
それが流華なんだ・・俺らのいとこであり俺らがその偉大で華奢な背中を追いかけ続けた純血。
純血だから惹かれるってわけじゃない。流華の優しさはわかりにくいけど確かに存在してて
それが俺たちの迷いを振り切って行く。
「流華・・有難う。あの質問っていうのは・・どうして僕らにそれを命じないの?もっと鍛錬しろだとかその・・役割を・・僕らが聞くまで黙ってたのは・・何故?」
微笑むルカが言った言葉に驚いた。
「それは、私が決めた道であり、お前たちにはお前たちの信じる道を歩いて欲しいからだ。
わざわざ血に濡れることもない。
私のその未来の道に干渉してこなければ答えるつもりはなかった。危険でないところまできたあとに言ってからでも今はなんとか石を作って補助してくれているだけでもありがたかった。側女は何も聞かず赤石だけを作るか命を削り純赤石を作るので帰って良かった。純血としての私は聞かれたことには責任をもって答える義務があるが、出来るだけ楽にしてやってからでも聞かれない限りは良いと思っていたのだ。それが疑心暗鬼を産んだのなら申しわけない。長としてまだ至らぬ・・」
「疑心暗鬼してるのってアイツだけだから・・大丈夫だよ?そういう気持ち言わなくても流華のタイミングで言ってくれた瞬間になるほどって思ってる。」
アイツは必死に申しわけないと思う流華を抱きしめて慰める。
きっと今の流華にはあまり伝わらないけど・・。
「だが、仲間だと言われて一人ではないのだと、驕った自分を反省し、望むのであれば公務に連れてゆくことをした。分からぬように世間には出来てもお前たちに隠せるわけはない分かっていて連れて行った。自然な事であるが・・鍛錬はたしかに己を守るためにすればよい。私は・・お前たちがいるから頑張れるのかもしれないから戦闘で失うのを少し恐れていた。」
素直にすとんと入ってくるいつものハッキリクッキリしたのとは違う・・透明な水みたいな声。
これが涙ってやつなのかな。
「・・・・・分かった。でも僕は今話してくれていない全てもその先にあるものも流華も受け入れる。」
「そうか。では私をそしてその大それた事を言った自分を失望させないように体を安め、また回復すれば鍛錬に励みなさい。そして血を失わずに出来るだけ動けるように考えるのだ。命を長く保ち知恵を付け私の側まで来なさい。手助けはしよう。」
「はい。」
いつものように俺の手を取りドアノブを回して静かにアイツの部屋を後にした。
「純ちゃん行こうか。休ませてあげよう。」
本当に怒っても悲しいっていう感情も自分のものは感じないんだな。
出せるようになったといっても笑ったり・・・自覚してない涙が出るって位押し殺しているのか・・。
後でルカと純赤石を一緒に作った。アイツの為に・・。複雑な気分だった。
心が波のようにうねりいつもならこんな時に作れる訳がない。
だけどルカがその波動を全く同じ波に合わせてくれるから全然・・。
・・・・負担を減らすように鍛錬しているってこうゆうことも含めて・・?か?
すぐに10個くらい出来たので俺が単独で飲ませに行くと・・
「僕は許してないからね・・・」とこっちも見ないアイツが言った。
そんな事わかってるよ・・。
今はそれより飲んでくれよ。流華にはそうゆう理解者が絶対いるんだって。
そんで俺にも。
「ごめん・・反省してる・・俺マジでバカでさ。色々気づかなくって・・けど!!・・悪かった。お前のパートナーとしての俺も・・いとことしての俺もルカを傷つけた俺も・・全部多分分かりきれてないけど前みたいにお前に聞いてばっかじゃなくて俺も考えて考えまくって・・頑張るからさ・・許してくれなくていいからこれ・・飲んどいてよ。疲れただろ。今日は俺が出来ないことルカのサポートして守ってくれて感謝してる・・。」
「本当に嫌だけどルカがそんなバカなお前の波長に合わせて・・荷を軽くした鍛錬を無駄にしたくないし・・お前の事も・・許したわけじゃないけど・・命の元削って・・作ってくれたわけだから飲むよ」
一個だけルカが一人で作った純赤石よりも赤い粒があった。
「これ・・なに?毒毒しいんだけど?まさかお前が・・・」
「さあ?ルカ一人で作ってた。飲めばわかるって言ってた。」
「そう・・なら飲むしかないかな・・」
ゴクリと一気に飲んだ。俺のなら・・飲まないだろうな・・・。特に今日なんて。
だけど変化はすぐに起こったんだ。
アイツの顔色はよく?というか変わった。
「そんなにスゲーのか?」
「ああ・・凄いね・・」
恍惚とした表情が隠しているのに気持ち悪いが出ていて・・俺も飲んでみたくなる。
「どんな味?なあ。。。」
「努力の味・・・」噛み締めるように言う。