俺とアイツといとこ殿!
とあるペンキな出来事
今月は何も起きないな・・
俺は学園生活に戻りアイツも戻りそしていとこ殿も平和に暮らしている。
と先程まで俺は思っていた。
同じ学校だけど同じ家に帰るけど普段学校では俺たちは話さない。
意識して話さないわけじゃねえけどクラスも違うし何といってもジャンルっつうのかな
アイツはチャらいモテ男とか比較的10番以内に入るような優等生系と話してたりする。
女子とも普通に話していたりするがどっちかっつーとマジメ系とかキレイめ女子が多い。
俺はというと野郎とつるんでばっかでたまに話しかけてくるとパンツ見えんじゃね?って感じのギャル系
とかちょっと大丈夫か?と思うくらいギャーギャー怪獣ブースカみたいなw奴ばっか。
女っ気って感じはあんまししないけど、まあ楽しくはやってる。アホ高校だから勉強は俺も中の下位。
周りの奴らは下の中ってとこ。ルカは中の中ってとこ。まあルカの学力に合わせた結果がそのまんま。
家でも勉強してねえしアイツはする気もねえって言ってたのがわかった。
クラスのやつに聞いたけど授業中も勉強してないらしい・・。
いつも何をしてるわけ?と俺とアイツが聞いたら・・
「まちまちだ。そんなもんだろう。」と答えた。
いや、俺は・・まちまちではないし、アイツも多分勉強してるぞ。
ルカのクラスの俺らとよく遊ぶ奴が言ってたのは・・
「神咲さんって習字が趣味なんだぜ!」と得意げに話してた。
習字の授業はないし・・ルカは多分そいつと話したこともないと思うし
謎だらけに思うルカの授業態度だけど・・意味があるって事だろう。
体育はたまに窓から見ることが出来る。体育着にすら・・着替えてねえけど。
俺らは極端に目が良いのか悪いのか太陽の光とか蛍光灯でも白いのとかが目が痛いし
野菜のように「いたむ」という。
一族中みーんな苦手だ。だから飲み会みたいな席をどっかでやるとグラサンかけたおっさんオバサン
とまだグラサンかけるような年じゃないガキばっかがあつまる・・オッサンこええし。
俺はそんなに気にならないけどルカはたまに目が痛いという。
日差しが強くなってきた今日この頃は体育もボーッと見学している日もあれば
暇になったのかちょっとやってる時もある。制服だけど・・。そういや着替えできないからかな。
でもカラコンを付けて赤くなってもバレにくいように
元々ピンクだか紫だかのカラコンを付けている。色の好みはないみたいだけど。
俺らには何故か赤が付きまとう。
嫌な気分だ。嫌味な位晴れわたる空。白い雲・・・眠てえ・・
俺は屋上でフケて寝ることにしようと中庭を通り渡り廊下を歩いていた。
歩いている渡り廊下の下を移動教室なのかルカも向こうから下を通るんだろう歩いていた。
(今日も元気みたいだな。)
なんとなくそう思ってた。用事もないから話しかけない。
前から歩いている女子2人組みがプンと気になるような匂いのなんかバケツみたいなのを
持ってんな?とかペンキかなあ・・とぼんやりしてたけど女子たちは立ち止まって
「あれ神咲じゃね?」「ほんとだ。遭遇した?縁起悪っキモッ」とか言っていた。
俺も・・神咲なんだけど・・。
ルカについては賛否両論だ。教信的に好きなファンクラブみたいなのもいれば
時代錯誤な話し方と人に馴染もうとしないクール感とルックスから来る人気と多分妬みってやつだな。
しょうがないかもしれない。とも思う。なりたくてもなれないものってのはどっちかに傾く。
ルカに似た境遇のワカルーってゆうやつなんてマジひとにぎりにも満たないだろうし。
悪い風にいうヤツも女子には多いらしいがルカは気にしていないようだ。
男子はなんか引くというか・・怖がるというかそうゆう避け方をする奴がいるけど絶大な人気です。
だから俺も気にしていなかった。ルカも気にしてないんだし所詮学校だしな・・。
まあ目の前で言われてやっぱ良い気分はしねえけど。
「・・それマジ?」「ぎゃははウケる?盛るンデスケド」いつものバカな女子を通り過ぎた後・・
事件は起こったんだ。
バシャー・・・カランコロン・・と音がした。
結構デカイ音だったから普通に振り向いたらさっきの二人組がバケツをルカにかかるように流した後
入れ物も投げたようだった。
ルカは!!?流石に心配になった。
下をのぞき込むようにして食いついて見たらルカは白いペンキでベッタベタ。
下を歩いてる奴らはちょろちょろと遠巻きに集まってきている。
「お前ら何してんだよ!!」
俺は二人組に怒鳴った。
「・・・っせぇな。。」
「・・じゃんね・・あはは・・」
コソコソと二人だけで話をしてペンキにまみれたルカをニヤニヤと観察してやがる。
女って根性悪いのか??俺でもしねえガキくさいことすんだな・・。
ルカはどうするだろう。
多分今何も俺に言ってこないってことはなんの手助けもいらないって意味だろうけど。
俺が気づいてるようにルカも俺に気づいてる。
少し固まっているようにも見えるが・・・。コンクリじゃ・・ねえよな?
向かって右上の窓からもアイツが異変に気づいたのか静かにほかの奴らと見に乗り出していた。
廊下でも人は止まってて「まじかよ。。」「神咲さん可哀想?・・」とか色々聞こえる。
ギャラリーの中でルカをこけにしたかったのか二人組の気の強そうな女のほうがでかい声で
「ごめんね?落としちゃった?wwわざとじゃないの神咲さん許してね?」と言った。
「あはは。」隣の女も笑ってる。
ルカはやっと上を向いた。どうやら自分に話しかけているようだ。と
気づいたようだ。
「チッ・・ああゆうとこがキモイってんだよオジョーサマが・・」
とすげー小さい声でもない声で言っている。
みんな同じに見えているルカは多分・・どれがどれでと俺位しかわからなかったのかと
推測してみる。俺もあれ以来結構考えるようになってきた。
ルカは周りをキョロキョロし始めた。
と思ったら反対方向にめちゃ走った。スゲー早いな足。
材木?角材を置いている場所があって・・そこに向かって・・走って・・
何を・・する気なんだ・・あいつは・・怒ってるのか・??
いや普通怒るだろうが・・。
普通じゃないしな。
でも短気は短気なんだよな。
頭もキレるが結構・・気も強い。
冷静なだけではないんだこれ・・。おっさんにはすぐ切れるし罵り方半端ねえし。
ルカはこちらに走ってきた。
なげえ角材の木を1本持って。
な!・・なに・・・を・・する気だ???
投げるのか?俺・・崩壊する廊下とか嫌だけど。
・・もう降りちゃおうかな。
と思ったらルカがすぐ3秒後3メートルも離れてない場所に居た。
俺は見ていた。Σ(゜д゜lll)
角材で棒高跳びをする女を。俺の・・・いとこ殿・・です。
下から約3M弱。「な・・な・・」ペンキをぶっかけた奴はビビってる。
俺もビビってるもん。ビックリしてる方だけど。一般人に能力を隠して一応俺らは生活をしている。
だけど体術を使うってのは身体能力自体も半端ねえから・・・
俺は普通にジャンプして降りれるし、流華だって移動術でもジャンプしても
上がれるっちゃ上がれるけど・・一般的にルカが考えたいけるであろう考えは棒高跳びだったという・・
そいつらは謎すぎてビビってるってのと
怖いとかビックリとか色々だろうな。黒紫?モワンモワンしてる。
人間つうか動物自体・・思わない行動を取られた時の態度って似たようなもんだ。
アイツは・・オオウケして笑ってた。呑気だな。おい・・棒高跳びしたんだぞ。
バケツひっくり返した女達に軽やかに降り立ったマイいとこ殿は話しかけた。
「おいお前。」
「なな・・な・・ナニ・・???」
「さっきなんて言ったんだ。」ルカは尋ねる。
「ちゃんと謝ったでしょ・・?」
女子は青ざめる。ルカはすげえペンキの匂いをさせながら
めちゃくちゃ顔の近い距離で女子に尋ねているのだ。
俺でも・・怖いかも。多分尋ねている・・。
「なんて言ったかと聞いている。」
ね・・。なんといったかとだけを聞きたいのだ。きっと。今は。
「だからっ・・」
気の強そうな方は詰まってしまう。
だが気の弱そうな方が・・今度が話した。
意外だな。
「ごめんわざとじゃないって言った・・んです。。。」
何故か敬語だけど。
俺ら一年同士だけど。
「ああ・・そういったのか。ペンキが耳に入って聞こえなかったんだ。」
「そ・・そう。ごめんね・・「じゃ・・じゃあねっ。」
逃げるように二人はそそくさと手をつないで踵を返す。
「待 て。」
ハッキリとビリビリって電気が走る緊張感が俺はなんかもうここにいたくねえ・・と
思う。でもいなければ俺はだめなんだった。
こうゆう時こそ・・
やべえでもこうゆうの仲裁?できねえ。
余計ややこしくなりそうな匂いがプンプン。触らぬ流華になんとやら・・だ。
二人は金縛りにあったように動けなくなっていた。
ルカは逃げようとした二人にゆっくりと歩いていく。
「わざとじゃ・・ないって・・」
「そ・・そう謝ったし。。」
二人の声は恐怖に染まっている。
なんとなく俺わかる、その気持ち。
「だから?」
ルカはそう言った。
「ハ?」
多分ギャラリーの固まって見てる奴らも思ってる。
「だからなんなんだ。」
「だから・・なにって・・」ゴニョゴミョという。
「ね・・」
・・二人ともわざとですって言ってるようなものだけど。
「謝ったからなんなんだ。わざとじゃないからなんだというのだ?」
ああなるほど。
ルカはちょっぴり怒っているのか。
そうゆう言葉キライだものな・・。
「だから・・許してって・・」
ひとりがやっと返したと思ったらすぐに質問をする。
「何故?」
俺は学園生活に戻りアイツも戻りそしていとこ殿も平和に暮らしている。
と先程まで俺は思っていた。
同じ学校だけど同じ家に帰るけど普段学校では俺たちは話さない。
意識して話さないわけじゃねえけどクラスも違うし何といってもジャンルっつうのかな
アイツはチャらいモテ男とか比較的10番以内に入るような優等生系と話してたりする。
女子とも普通に話していたりするがどっちかっつーとマジメ系とかキレイめ女子が多い。
俺はというと野郎とつるんでばっかでたまに話しかけてくるとパンツ見えんじゃね?って感じのギャル系
とかちょっと大丈夫か?と思うくらいギャーギャー怪獣ブースカみたいなw奴ばっか。
女っ気って感じはあんまししないけど、まあ楽しくはやってる。アホ高校だから勉強は俺も中の下位。
周りの奴らは下の中ってとこ。ルカは中の中ってとこ。まあルカの学力に合わせた結果がそのまんま。
家でも勉強してねえしアイツはする気もねえって言ってたのがわかった。
クラスのやつに聞いたけど授業中も勉強してないらしい・・。
いつも何をしてるわけ?と俺とアイツが聞いたら・・
「まちまちだ。そんなもんだろう。」と答えた。
いや、俺は・・まちまちではないし、アイツも多分勉強してるぞ。
ルカのクラスの俺らとよく遊ぶ奴が言ってたのは・・
「神咲さんって習字が趣味なんだぜ!」と得意げに話してた。
習字の授業はないし・・ルカは多分そいつと話したこともないと思うし
謎だらけに思うルカの授業態度だけど・・意味があるって事だろう。
体育はたまに窓から見ることが出来る。体育着にすら・・着替えてねえけど。
俺らは極端に目が良いのか悪いのか太陽の光とか蛍光灯でも白いのとかが目が痛いし
野菜のように「いたむ」という。
一族中みーんな苦手だ。だから飲み会みたいな席をどっかでやるとグラサンかけたおっさんオバサン
とまだグラサンかけるような年じゃないガキばっかがあつまる・・オッサンこええし。
俺はそんなに気にならないけどルカはたまに目が痛いという。
日差しが強くなってきた今日この頃は体育もボーッと見学している日もあれば
暇になったのかちょっとやってる時もある。制服だけど・・。そういや着替えできないからかな。
でもカラコンを付けて赤くなってもバレにくいように
元々ピンクだか紫だかのカラコンを付けている。色の好みはないみたいだけど。
俺らには何故か赤が付きまとう。
嫌な気分だ。嫌味な位晴れわたる空。白い雲・・・眠てえ・・
俺は屋上でフケて寝ることにしようと中庭を通り渡り廊下を歩いていた。
歩いている渡り廊下の下を移動教室なのかルカも向こうから下を通るんだろう歩いていた。
(今日も元気みたいだな。)
なんとなくそう思ってた。用事もないから話しかけない。
前から歩いている女子2人組みがプンと気になるような匂いのなんかバケツみたいなのを
持ってんな?とかペンキかなあ・・とぼんやりしてたけど女子たちは立ち止まって
「あれ神咲じゃね?」「ほんとだ。遭遇した?縁起悪っキモッ」とか言っていた。
俺も・・神咲なんだけど・・。
ルカについては賛否両論だ。教信的に好きなファンクラブみたいなのもいれば
時代錯誤な話し方と人に馴染もうとしないクール感とルックスから来る人気と多分妬みってやつだな。
しょうがないかもしれない。とも思う。なりたくてもなれないものってのはどっちかに傾く。
ルカに似た境遇のワカルーってゆうやつなんてマジひとにぎりにも満たないだろうし。
悪い風にいうヤツも女子には多いらしいがルカは気にしていないようだ。
男子はなんか引くというか・・怖がるというかそうゆう避け方をする奴がいるけど絶大な人気です。
だから俺も気にしていなかった。ルカも気にしてないんだし所詮学校だしな・・。
まあ目の前で言われてやっぱ良い気分はしねえけど。
「・・それマジ?」「ぎゃははウケる?盛るンデスケド」いつものバカな女子を通り過ぎた後・・
事件は起こったんだ。
バシャー・・・カランコロン・・と音がした。
結構デカイ音だったから普通に振り向いたらさっきの二人組がバケツをルカにかかるように流した後
入れ物も投げたようだった。
ルカは!!?流石に心配になった。
下をのぞき込むようにして食いついて見たらルカは白いペンキでベッタベタ。
下を歩いてる奴らはちょろちょろと遠巻きに集まってきている。
「お前ら何してんだよ!!」
俺は二人組に怒鳴った。
「・・・っせぇな。。」
「・・じゃんね・・あはは・・」
コソコソと二人だけで話をしてペンキにまみれたルカをニヤニヤと観察してやがる。
女って根性悪いのか??俺でもしねえガキくさいことすんだな・・。
ルカはどうするだろう。
多分今何も俺に言ってこないってことはなんの手助けもいらないって意味だろうけど。
俺が気づいてるようにルカも俺に気づいてる。
少し固まっているようにも見えるが・・・。コンクリじゃ・・ねえよな?
向かって右上の窓からもアイツが異変に気づいたのか静かにほかの奴らと見に乗り出していた。
廊下でも人は止まってて「まじかよ。。」「神咲さん可哀想?・・」とか色々聞こえる。
ギャラリーの中でルカをこけにしたかったのか二人組の気の強そうな女のほうがでかい声で
「ごめんね?落としちゃった?wwわざとじゃないの神咲さん許してね?」と言った。
「あはは。」隣の女も笑ってる。
ルカはやっと上を向いた。どうやら自分に話しかけているようだ。と
気づいたようだ。
「チッ・・ああゆうとこがキモイってんだよオジョーサマが・・」
とすげー小さい声でもない声で言っている。
みんな同じに見えているルカは多分・・どれがどれでと俺位しかわからなかったのかと
推測してみる。俺もあれ以来結構考えるようになってきた。
ルカは周りをキョロキョロし始めた。
と思ったら反対方向にめちゃ走った。スゲー早いな足。
材木?角材を置いている場所があって・・そこに向かって・・走って・・
何を・・する気なんだ・・あいつは・・怒ってるのか・??
いや普通怒るだろうが・・。
普通じゃないしな。
でも短気は短気なんだよな。
頭もキレるが結構・・気も強い。
冷静なだけではないんだこれ・・。おっさんにはすぐ切れるし罵り方半端ねえし。
ルカはこちらに走ってきた。
なげえ角材の木を1本持って。
な!・・なに・・・を・・する気だ???
投げるのか?俺・・崩壊する廊下とか嫌だけど。
・・もう降りちゃおうかな。
と思ったらルカがすぐ3秒後3メートルも離れてない場所に居た。
俺は見ていた。Σ(゜д゜lll)
角材で棒高跳びをする女を。俺の・・・いとこ殿・・です。
下から約3M弱。「な・・な・・」ペンキをぶっかけた奴はビビってる。
俺もビビってるもん。ビックリしてる方だけど。一般人に能力を隠して一応俺らは生活をしている。
だけど体術を使うってのは身体能力自体も半端ねえから・・・
俺は普通にジャンプして降りれるし、流華だって移動術でもジャンプしても
上がれるっちゃ上がれるけど・・一般的にルカが考えたいけるであろう考えは棒高跳びだったという・・
そいつらは謎すぎてビビってるってのと
怖いとかビックリとか色々だろうな。黒紫?モワンモワンしてる。
人間つうか動物自体・・思わない行動を取られた時の態度って似たようなもんだ。
アイツは・・オオウケして笑ってた。呑気だな。おい・・棒高跳びしたんだぞ。
バケツひっくり返した女達に軽やかに降り立ったマイいとこ殿は話しかけた。
「おいお前。」
「なな・・な・・ナニ・・???」
「さっきなんて言ったんだ。」ルカは尋ねる。
「ちゃんと謝ったでしょ・・?」
女子は青ざめる。ルカはすげえペンキの匂いをさせながら
めちゃくちゃ顔の近い距離で女子に尋ねているのだ。
俺でも・・怖いかも。多分尋ねている・・。
「なんて言ったかと聞いている。」
ね・・。なんといったかとだけを聞きたいのだ。きっと。今は。
「だからっ・・」
気の強そうな方は詰まってしまう。
だが気の弱そうな方が・・今度が話した。
意外だな。
「ごめんわざとじゃないって言った・・んです。。。」
何故か敬語だけど。
俺ら一年同士だけど。
「ああ・・そういったのか。ペンキが耳に入って聞こえなかったんだ。」
「そ・・そう。ごめんね・・「じゃ・・じゃあねっ。」
逃げるように二人はそそくさと手をつないで踵を返す。
「待 て。」
ハッキリとビリビリって電気が走る緊張感が俺はなんかもうここにいたくねえ・・と
思う。でもいなければ俺はだめなんだった。
こうゆう時こそ・・
やべえでもこうゆうの仲裁?できねえ。
余計ややこしくなりそうな匂いがプンプン。触らぬ流華になんとやら・・だ。
二人は金縛りにあったように動けなくなっていた。
ルカは逃げようとした二人にゆっくりと歩いていく。
「わざとじゃ・・ないって・・」
「そ・・そう謝ったし。。」
二人の声は恐怖に染まっている。
なんとなく俺わかる、その気持ち。
「だから?」
ルカはそう言った。
「ハ?」
多分ギャラリーの固まって見てる奴らも思ってる。
「だからなんなんだ。」
「だから・・なにって・・」ゴニョゴミョという。
「ね・・」
・・二人ともわざとですって言ってるようなものだけど。
「謝ったからなんなんだ。わざとじゃないからなんだというのだ?」
ああなるほど。
ルカはちょっぴり怒っているのか。
そうゆう言葉キライだものな・・。
「だから・・許してって・・」
ひとりがやっと返したと思ったらすぐに質問をする。
「何故?」