俺とアイツといとこ殿!
接触してきたノロ
今日は寄り合いという親戚と上役が集まる・・飲み会だ。
俺達は大阪の関西空港に降り立った。
なんて何もないところだ。と思ったけど
元々田舎者の俺たちにはこれくらいごちゃごちゃしてない方が気が楽だ。
ルカは今朝から機嫌が悪い。
ずっとふてくされている。
アイツはずっと機嫌をとっているが俺は知っている。
ルカの機嫌が治らない理由も。
「ルカ?そろそろ機嫌直してよ?」
ルカは黙ったままだ。
「ねえ・・お前もなんか言ってよこんな様子で出られたら困るし。」
俺にふってきた。ヌヌ
「ルカ?。船取れなかったんだからしょうがないだろ??
まず同室どうのってのはともかくこんなに急に船丸々チャーター出来ねえよ。
なんでそんなに飛行機怖いのかね?」
ちょっと嫌味くらいでちょうどいい。
「ひ・・飛行機が?」アイツはきょとんとしている。
ルカはグルルルルルという感じで俺に噛み付いた。大型の猫か。
「怖くない!!私に・・怖いものなどあるものか。」
やっと口を聞いた。
飛行機が離陸するとき俺の手を汗ばむくらいに握ってたくせに・・
「じゃあなんだよ?」
「に・・苦手なのだ。苦手は怖いと違うのだ。」
必死で訴えてくる。かわいいやつ。
「苦手だってわかってーから新幹線も取ろうとしたのに・・」
「新幹線も飛行機も苦手なのだ!」
ルカは関西空港の中心で叫ぶ。ただでさえ目立つのに・・
「そ、そうなの。ルカ今から何処に行くんだっけ?」
荷物を取りに行って(これが多いんだ。現地で買えばいいのに・・服ばっか。)
「北に」
「大まかすぎるよ?」
「ちっげーよ大阪でキタといえば梅田周辺だろ。」
「そうなの?」
「うむ。」
「僕タクシー拾ってくる。」
「もう遅いと思うぜ?」
「何でさ。」
関西空港の前では大阪の親戚がハイヤーで迎えに来ていたのだった。
「・・・そゆことね。機嫌が悪いのも。旅気分ってのがないよねえ。学校休んで来てるのに?」
「そうなのだ。あとでどうせ会うのに面倒でかなわん。」
リムジン車に乗り込む俺らと・・・おっさん?汚いコートに長い髪・・誰だ?こいつ。
親戚はなにもいわず付き添いだと思ってドアをしめた。
「なにものである?」
ルカは煙草を取り出して動く車の中で言った。
ルカも知らないってことは・・敵??俺らは身構えた。
「お嬢さん煙草はいかんね。未成年は禁止ですよ。」
その男はルカの煙草を取り上げ窓を開けてポイッと捨てた。
「なにものかねと尋ねている。」
「ああ。申しわけない。急ぎでね。僕は東京市警のおまわりさん。」
刑事??斎藤六助と書かれている。六助??変わった名前だなあ・・
「で?おまわりさん何用かね。これはうちの車である。」
「いやー梅田近辺に行くって小耳に隣で挟んでね。乗っけてもらおうと・・」
「ルカ?こいつ・・」
アイツの隣でルカに話しかける肝の座った刑事にアイツは怒りが・・収まらない様子だ。
まあただでさえ忙しいのにな。センサー君は。
俺もアイツには同意見だ。警察だかなんだかしらないけど・・ウザイ。
「事件でね。急いでるんだよ梅田まで同乗してもいいかな?」
「この車がタクシーに見えるのか?」
「まあまあ怒りなさんな。市民は警察に協力するもんだよ。
正直いうと金がなくって?あははは」
軽快に悪びれず笑う斎藤ってやつは不思議な色をしていた。
視るとわかるんだ。変わったやつ・大成するやつ・変態・色んな色がある。
見たことのない色だ。
「ルカこいつ車から出そうか?なんか臭いし。」
ぎょっという顔をする高校生くらいの俺らは公務だと乗り合わせればヒーローを扱うように
するとでも思ってたんだろうか?
「んー・・・」ルカはどっちでもいいかのような仕草をする。
運転席と助手席からの遮断された窓が開く。
「お嬢。すみません。知り合いとばかり・・・どうしますか?」
「話しかけるな。そのまま車を運転してろ。」
アイツがイライラしながら答える。
「お嬢さんは急ぎで?」
馴れ馴れしい刑事にルカはツーンとして答える気はないようだ。
そりゃそうか。
「なあ?ルカ?コイツどうするって?」
俺も聞いてみた。
「穏やかじゃないねえ。どうするもなにも目的地は似たようなもの。
この車は広い。問題ないじゃないか。ん?」
強引なこいつのテンションは俺は・・そんなに嫌いじゃない。
「事件とはなんだ?」
ルカが前を向きながら俺の膝に座った。
なんかラッキー!!
きっと近くに知らない奴と密閉空間でいたくないんだけだと思うけど
あいつの方に座ったら・・刑事と密着するもんな。
まあ・・密着してるアイツは向かいに座ることもなく
ルカとの距離を保つために嫌々座ってんだろうけど。
柔らかい感触にスリスリしたくなるいい匂いがする。
危ないのでお腹に手を回して抱っこする形になる俺。
役得!
「まあこういう事をべらべら喋ると怒られるんだけどー乗せて貰ってるし
そのへんで下ろされかねない雰囲気だから言っちゃおうかな♪」
何処までも悪びれない感じに神経の太さを感じる。
「なんなんだアンタは・・・」
あいつも呆れたりイライラしたり引っ掻き回されている。
でも俺も事件ってのは興味アリだ。
「いやー神咲グループって知ってるかい?
君もどこかの御令嬢みたいだし名前くらい知ってるだろ?」
俺達は大阪の関西空港に降り立った。
なんて何もないところだ。と思ったけど
元々田舎者の俺たちにはこれくらいごちゃごちゃしてない方が気が楽だ。
ルカは今朝から機嫌が悪い。
ずっとふてくされている。
アイツはずっと機嫌をとっているが俺は知っている。
ルカの機嫌が治らない理由も。
「ルカ?そろそろ機嫌直してよ?」
ルカは黙ったままだ。
「ねえ・・お前もなんか言ってよこんな様子で出られたら困るし。」
俺にふってきた。ヌヌ
「ルカ?。船取れなかったんだからしょうがないだろ??
まず同室どうのってのはともかくこんなに急に船丸々チャーター出来ねえよ。
なんでそんなに飛行機怖いのかね?」
ちょっと嫌味くらいでちょうどいい。
「ひ・・飛行機が?」アイツはきょとんとしている。
ルカはグルルルルルという感じで俺に噛み付いた。大型の猫か。
「怖くない!!私に・・怖いものなどあるものか。」
やっと口を聞いた。
飛行機が離陸するとき俺の手を汗ばむくらいに握ってたくせに・・
「じゃあなんだよ?」
「に・・苦手なのだ。苦手は怖いと違うのだ。」
必死で訴えてくる。かわいいやつ。
「苦手だってわかってーから新幹線も取ろうとしたのに・・」
「新幹線も飛行機も苦手なのだ!」
ルカは関西空港の中心で叫ぶ。ただでさえ目立つのに・・
「そ、そうなの。ルカ今から何処に行くんだっけ?」
荷物を取りに行って(これが多いんだ。現地で買えばいいのに・・服ばっか。)
「北に」
「大まかすぎるよ?」
「ちっげーよ大阪でキタといえば梅田周辺だろ。」
「そうなの?」
「うむ。」
「僕タクシー拾ってくる。」
「もう遅いと思うぜ?」
「何でさ。」
関西空港の前では大阪の親戚がハイヤーで迎えに来ていたのだった。
「・・・そゆことね。機嫌が悪いのも。旅気分ってのがないよねえ。学校休んで来てるのに?」
「そうなのだ。あとでどうせ会うのに面倒でかなわん。」
リムジン車に乗り込む俺らと・・・おっさん?汚いコートに長い髪・・誰だ?こいつ。
親戚はなにもいわず付き添いだと思ってドアをしめた。
「なにものである?」
ルカは煙草を取り出して動く車の中で言った。
ルカも知らないってことは・・敵??俺らは身構えた。
「お嬢さん煙草はいかんね。未成年は禁止ですよ。」
その男はルカの煙草を取り上げ窓を開けてポイッと捨てた。
「なにものかねと尋ねている。」
「ああ。申しわけない。急ぎでね。僕は東京市警のおまわりさん。」
刑事??斎藤六助と書かれている。六助??変わった名前だなあ・・
「で?おまわりさん何用かね。これはうちの車である。」
「いやー梅田近辺に行くって小耳に隣で挟んでね。乗っけてもらおうと・・」
「ルカ?こいつ・・」
アイツの隣でルカに話しかける肝の座った刑事にアイツは怒りが・・収まらない様子だ。
まあただでさえ忙しいのにな。センサー君は。
俺もアイツには同意見だ。警察だかなんだかしらないけど・・ウザイ。
「事件でね。急いでるんだよ梅田まで同乗してもいいかな?」
「この車がタクシーに見えるのか?」
「まあまあ怒りなさんな。市民は警察に協力するもんだよ。
正直いうと金がなくって?あははは」
軽快に悪びれず笑う斎藤ってやつは不思議な色をしていた。
視るとわかるんだ。変わったやつ・大成するやつ・変態・色んな色がある。
見たことのない色だ。
「ルカこいつ車から出そうか?なんか臭いし。」
ぎょっという顔をする高校生くらいの俺らは公務だと乗り合わせればヒーローを扱うように
するとでも思ってたんだろうか?
「んー・・・」ルカはどっちでもいいかのような仕草をする。
運転席と助手席からの遮断された窓が開く。
「お嬢。すみません。知り合いとばかり・・・どうしますか?」
「話しかけるな。そのまま車を運転してろ。」
アイツがイライラしながら答える。
「お嬢さんは急ぎで?」
馴れ馴れしい刑事にルカはツーンとして答える気はないようだ。
そりゃそうか。
「なあ?ルカ?コイツどうするって?」
俺も聞いてみた。
「穏やかじゃないねえ。どうするもなにも目的地は似たようなもの。
この車は広い。問題ないじゃないか。ん?」
強引なこいつのテンションは俺は・・そんなに嫌いじゃない。
「事件とはなんだ?」
ルカが前を向きながら俺の膝に座った。
なんかラッキー!!
きっと近くに知らない奴と密閉空間でいたくないんだけだと思うけど
あいつの方に座ったら・・刑事と密着するもんな。
まあ・・密着してるアイツは向かいに座ることもなく
ルカとの距離を保つために嫌々座ってんだろうけど。
柔らかい感触にスリスリしたくなるいい匂いがする。
危ないのでお腹に手を回して抱っこする形になる俺。
役得!
「まあこういう事をべらべら喋ると怒られるんだけどー乗せて貰ってるし
そのへんで下ろされかねない雰囲気だから言っちゃおうかな♪」
何処までも悪びれない感じに神経の太さを感じる。
「なんなんだアンタは・・・」
あいつも呆れたりイライラしたり引っ掻き回されている。
でも俺も事件ってのは興味アリだ。
「いやー神咲グループって知ってるかい?
君もどこかの御令嬢みたいだし名前くらい知ってるだろ?」