俺とアイツといとこ殿!
「一族の長たるもの。会社の要である故。」
「ですねえ。ではこちらがつかんでる事をお話しましょう。」
「うむ」
「総帥殿の配慮により梅田の高層マンション・ホテル・居酒屋・クラブなど
あらゆるところにいくつもの団体予約が入っております。
そこである程度炙り出すか確信を得ようとしていると
言っていたあなたの言葉は繋がりました。」
そんなことまで・・。
「私が知らないであろうことを言え。」
「警察の内部にもリークがいたとはねえ」
「いや・いない。不思議な話を言うようだがお前のことは
先程まで知らなかったが今は知っている。」
「電話もメールもしてないのにですか?」
「うむ。聡明なる所以といったとこだ。」
「どんなことを知っているのですか?」
「お前は刑事でも警察でもないこと・だが警察が嗅ぎつけている事実・
お前は一度結婚歴があること。
子供はメスの3才であること。。などだ」
なにそれーそうなの?でもま流華いっこ間違えてるぜ。小さい子供だって女男って数えるんだぜ。
≪多分今僕らとは違う電波で調べさせてたんだ。≫
≪なるほどね。≫
刑事はさすがに青ざめ始めた。いや流華の言葉でいうと刑事ではない。らしい。
「警察手帳本物じゃなかったのかよ。。」
俺は驚きを隠せないままだ。
「いや警察手帳は本物だ。」
「面白いことを言われる。」
「お前のことなど面白くもなんともない。」
「一つ聞いてもよろしいか?」
「うむ」
「では・・危険因子かもしれない俺をなんでまた同じ車に乗せたんですか?」
「言ったであろう。護衛がいる。それに私は自分のすべきことがある。
そしてお前など数のうちに入らぬ。だが、確かめたかったのだ。
どれだけ何を知っているか。それだけである。」
「聡明通り越して・・・」野郎の顔色が変わった。色も変わった凄く・・
「やっぱムカツクわ。アンタ。」
邪念が強い。
「縛!!」
ルカが言うとそいつに縛りみたいなのがかかる。
「ちょ・・超能力ってやつですか??うごけぬーぅぉぉぉお」
「ルカ!!こいつなんなんだよ。刑事じゃないの?今の変貌っぷりは?」
「一枚岩じゃないんだね。」アイツは静かに言う。何をわかっちゃった面視点だこら。
ぜってえなんにもわかってねえだろ。
≪縛ってなんだっけ?≫
≪流華しか今んとこ使えない技術だよ。身体と心を縛る術。ちょっと痛い。≫
ちょっと痛いのか・・・
「純ちゃん私が言っていることは全てが事実。」
「そんなのはわかってーけど俺は状況が理解できないんだよ!」
「うん。こいつは刑事なのだ。確かに。だが、指令はうけていない。」
「ヒャハハ・・Saaスガ?」
「ルカこいつさっきから下品なんだけど。同じ人?色まで変わった。」
「うん俺もそう思う。」
「簡単に話すと、目の前に居る刑事は心を乗っ取られ私と話しているものは
刑事ではないナニか。
故に警察手帳も情報もこいつから調べたところこやつ本人は警察として本当なのだが、
こいつ自体は警察が知っていることしか知らない。
心をのっとっているやつはそれ以外のことを知っているということになる。」
「幽霊?」
「いや・・」
「ノロ?」
アイツはとんでもないことを言った。
俺が・・口にできなかったことだ。
「可能性としてはそうなのだが・・故に心を逃がすと代わりはまた来るので縛を使ったのだ。」
「どこからどこまでがノロで刑事なのか俺にはわからん。」
「混じっている、すでに入り込んでいる・・どちらも本当でどちらかによれば嘘である。」
「なるほどね?・・・だから縛って・・んでこいつの大元はどこ?」
「こやつに後で聞くしかないが・・・話すのであろうか。
事情なら刑事は東京のものらしいので帰りに吐かせればよい。問題は」
「心の方だね。」
「うむ」
「心ぉ?つまり乗り移ってるようなヤツかよ・・」
「このまま一族の方に連れてゆくのもいいのだが帰りに渡して貰えそうにないし
一族には縛がまだ未熟なものが多いのも事実。
逃げられれば警察の首をはねた事実だけが残り我々には不利。」
完全には流華意外できないんだっけ。
「んぐぅ・・・・どこまでも先読みしてくる女だぁぁうざいうざったいぞぉぉ」
「瞬ちゃん 夢 」
「はい。」
「眠らせるのか。」
「ああ。純ちゃん。知っていたのか。」
「最近勉強しているからな!」
「使えるか?」
「そ・・それはまだ・・」
「プ!」
アイツが笑う。
むぉぉぉ イライラするぜ?
「五月蝿いので眠っていただく心も身体も・・うちの邪悪なる夢を見ればよい」
そうなんだよ。ただ昏睡させるだけじゃなくって有効時間も永遠に終わらないこの術。
邪悪なうちの誇る?嫌な術式なんだけど・・俺はまだ使えない。名前とか意味を知っただけだ。
アイツが詠唱している間におっさんは形相まで変わった後昏睡した。
「ルカ?縛解く?」「いや解かない。ここで逃がすわけにはいかない。ノロよ・・まとわりつく蝿め。」
「弱いのにな!」
「いや??弱いかなあ。寄生できるってのはうちじゃ聞かない技術だよね。」
「うむイタコと呼ばれるものに少し違うが似ているな。
だがリークといいうちをというか私に対抗意識は強くなったことだけは確か。
次は加減しないと言っておるのに。」
こわっ 目怖っ。
流華の目が赤く染まる 俺らの目も赤っぽくなっていく
血が濃くなる というが要は親戚が集まれば集まるほど反応しているんだ。
力も使いやすくなる。島ほどではないけど。
「こやつとノロを引きはがし何処かに閉じ込めてしまえればいいんだが。暴力団のことも考えなければならぬのに・・」
「流華これは??」空いていないワインの瓶を持ってくるアイツ。
「んーそうだな。こんな汚い大人持ち歩けぬしそれでいいか。」
「何するの?」「二人にも協力してもらう。」
「わかった。」「お おう!任せとけ。」
「吸」「閉」印にあわせて俺らの力がルカに吸われていく。
運転席の奴らからも小さな流れが・・もう大阪に出てきているのであろう奴らの力も・・
「出てくる・・瞬間にちょっとだけ顔を見れるやもしれん。見ておくように。」
「わかった。」
おっさんはビクビク口からはブクブクなんか出してる。
気持ち悪りぃ・・
その内にルカが詠唱を始めると小さな塊が・・・・
煙みたく顔のようになってすぐワインをガタンゴトンと
揺らした。
ふう・・とルカがため息を付いた。
「ですねえ。ではこちらがつかんでる事をお話しましょう。」
「うむ」
「総帥殿の配慮により梅田の高層マンション・ホテル・居酒屋・クラブなど
あらゆるところにいくつもの団体予約が入っております。
そこである程度炙り出すか確信を得ようとしていると
言っていたあなたの言葉は繋がりました。」
そんなことまで・・。
「私が知らないであろうことを言え。」
「警察の内部にもリークがいたとはねえ」
「いや・いない。不思議な話を言うようだがお前のことは
先程まで知らなかったが今は知っている。」
「電話もメールもしてないのにですか?」
「うむ。聡明なる所以といったとこだ。」
「どんなことを知っているのですか?」
「お前は刑事でも警察でもないこと・だが警察が嗅ぎつけている事実・
お前は一度結婚歴があること。
子供はメスの3才であること。。などだ」
なにそれーそうなの?でもま流華いっこ間違えてるぜ。小さい子供だって女男って数えるんだぜ。
≪多分今僕らとは違う電波で調べさせてたんだ。≫
≪なるほどね。≫
刑事はさすがに青ざめ始めた。いや流華の言葉でいうと刑事ではない。らしい。
「警察手帳本物じゃなかったのかよ。。」
俺は驚きを隠せないままだ。
「いや警察手帳は本物だ。」
「面白いことを言われる。」
「お前のことなど面白くもなんともない。」
「一つ聞いてもよろしいか?」
「うむ」
「では・・危険因子かもしれない俺をなんでまた同じ車に乗せたんですか?」
「言ったであろう。護衛がいる。それに私は自分のすべきことがある。
そしてお前など数のうちに入らぬ。だが、確かめたかったのだ。
どれだけ何を知っているか。それだけである。」
「聡明通り越して・・・」野郎の顔色が変わった。色も変わった凄く・・
「やっぱムカツクわ。アンタ。」
邪念が強い。
「縛!!」
ルカが言うとそいつに縛りみたいなのがかかる。
「ちょ・・超能力ってやつですか??うごけぬーぅぉぉぉお」
「ルカ!!こいつなんなんだよ。刑事じゃないの?今の変貌っぷりは?」
「一枚岩じゃないんだね。」アイツは静かに言う。何をわかっちゃった面視点だこら。
ぜってえなんにもわかってねえだろ。
≪縛ってなんだっけ?≫
≪流華しか今んとこ使えない技術だよ。身体と心を縛る術。ちょっと痛い。≫
ちょっと痛いのか・・・
「純ちゃん私が言っていることは全てが事実。」
「そんなのはわかってーけど俺は状況が理解できないんだよ!」
「うん。こいつは刑事なのだ。確かに。だが、指令はうけていない。」
「ヒャハハ・・Saaスガ?」
「ルカこいつさっきから下品なんだけど。同じ人?色まで変わった。」
「うん俺もそう思う。」
「簡単に話すと、目の前に居る刑事は心を乗っ取られ私と話しているものは
刑事ではないナニか。
故に警察手帳も情報もこいつから調べたところこやつ本人は警察として本当なのだが、
こいつ自体は警察が知っていることしか知らない。
心をのっとっているやつはそれ以外のことを知っているということになる。」
「幽霊?」
「いや・・」
「ノロ?」
アイツはとんでもないことを言った。
俺が・・口にできなかったことだ。
「可能性としてはそうなのだが・・故に心を逃がすと代わりはまた来るので縛を使ったのだ。」
「どこからどこまでがノロで刑事なのか俺にはわからん。」
「混じっている、すでに入り込んでいる・・どちらも本当でどちらかによれば嘘である。」
「なるほどね?・・・だから縛って・・んでこいつの大元はどこ?」
「こやつに後で聞くしかないが・・・話すのであろうか。
事情なら刑事は東京のものらしいので帰りに吐かせればよい。問題は」
「心の方だね。」
「うむ」
「心ぉ?つまり乗り移ってるようなヤツかよ・・」
「このまま一族の方に連れてゆくのもいいのだが帰りに渡して貰えそうにないし
一族には縛がまだ未熟なものが多いのも事実。
逃げられれば警察の首をはねた事実だけが残り我々には不利。」
完全には流華意外できないんだっけ。
「んぐぅ・・・・どこまでも先読みしてくる女だぁぁうざいうざったいぞぉぉ」
「瞬ちゃん 夢 」
「はい。」
「眠らせるのか。」
「ああ。純ちゃん。知っていたのか。」
「最近勉強しているからな!」
「使えるか?」
「そ・・それはまだ・・」
「プ!」
アイツが笑う。
むぉぉぉ イライラするぜ?
「五月蝿いので眠っていただく心も身体も・・うちの邪悪なる夢を見ればよい」
そうなんだよ。ただ昏睡させるだけじゃなくって有効時間も永遠に終わらないこの術。
邪悪なうちの誇る?嫌な術式なんだけど・・俺はまだ使えない。名前とか意味を知っただけだ。
アイツが詠唱している間におっさんは形相まで変わった後昏睡した。
「ルカ?縛解く?」「いや解かない。ここで逃がすわけにはいかない。ノロよ・・まとわりつく蝿め。」
「弱いのにな!」
「いや??弱いかなあ。寄生できるってのはうちじゃ聞かない技術だよね。」
「うむイタコと呼ばれるものに少し違うが似ているな。
だがリークといいうちをというか私に対抗意識は強くなったことだけは確か。
次は加減しないと言っておるのに。」
こわっ 目怖っ。
流華の目が赤く染まる 俺らの目も赤っぽくなっていく
血が濃くなる というが要は親戚が集まれば集まるほど反応しているんだ。
力も使いやすくなる。島ほどではないけど。
「こやつとノロを引きはがし何処かに閉じ込めてしまえればいいんだが。暴力団のことも考えなければならぬのに・・」
「流華これは??」空いていないワインの瓶を持ってくるアイツ。
「んーそうだな。こんな汚い大人持ち歩けぬしそれでいいか。」
「何するの?」「二人にも協力してもらう。」
「わかった。」「お おう!任せとけ。」
「吸」「閉」印にあわせて俺らの力がルカに吸われていく。
運転席の奴らからも小さな流れが・・もう大阪に出てきているのであろう奴らの力も・・
「出てくる・・瞬間にちょっとだけ顔を見れるやもしれん。見ておくように。」
「わかった。」
おっさんはビクビク口からはブクブクなんか出してる。
気持ち悪りぃ・・
その内にルカが詠唱を始めると小さな塊が・・・・
煙みたく顔のようになってすぐワインをガタンゴトンと
揺らした。
ふう・・とルカがため息を付いた。