俺とアイツといとこ殿!
そうだこの人だって純血ばかりに重荷を背負わせたくなかったはず。
「己から前にでぬか。最後まで愚かなり」ルカは言った。
「データ・・出ました。」
「リプレイせよ。」書記の書いた文字が空間に浮かぶ
書記の見たものが壁に映し出される。
俺は・・驚いた。みんなもだ。
そこには子供達・・中学~小学正くらいの男女3人が映っていた。
会話が・・・小さな声で場所とかいろいろ教えている風だ。。
裏切りは間違いない
そして島の子供だ。てっきり大人だと思ってたが・・。
決心が揺らぐ。汚い大人を手にかけることは・・出来ても・・子供を手に・・。
ルカは意外という顔をしていなかった。
アイツが言っていたときにはもう分かってたのか。
だから俺を止めたのか。
「映されている子と親は前に出よ。」
ルカが冷たい目で言い放つ。
おずおずと出てくる反抗的な目をした子供達と何も知らなかった親たち。
「お前達・・なんってことを・・・」
嘆くように言う・・もう遅いと分かっているのか涙さえ浮かべ・・
「皆少し下がれ。」ルカは言い近づいてゆく。
円が広くなって遠巻きに全員が見守ることになった。
ルカは壇上から子供らの目線まで下りて歩いてゆく。
「手合わせしてやろう。3人でかかって参れ。」
え?
三人は一応術式を発動し攻撃の連携をとった。うんなかなかやるじゃないか。
連携という意味では上手い。だが・・ルカには敵う・・はずはない。
右手のデコピンや吐息で全て吹き飛ばす。
体術で後ろから隙を突いてる?のかかかってきたやつには
体落し。容赦ねえ・・ってしてるのか。これでも。殺してもないしな・・
「立て。何ゆえノロと結託した?」
ルカはゆっくりと座って言う。倒れていたやつがまたかかってくるが
鉄壁のシールドに跳ね返された雲泥の差がある。
「ノロが・・島をよりよくするには協力が・・必要だって。」
「当主様は悪いことしてるんでしょ!私たち・・
ノロも島も関係なく俺たちは仲良くするべきだと思ったけど。。」
「それに僕らも力が欲しい!当主様は自分より強くなられるのがいやなんでしょ!だから鍛錬を廃止したんだ!」
ズタボロになっても親は子を助けようとはしない。
「ふむ。なるほどな。私を何度も手に・・いやわかりやすく言おう殺そうとするノロの力でもか?
私は殺されそうになった。私を殺してでもその力求めるのか!!」
ルカは尋ねる。
「当主様を??うそだ聞いてない。場所を教えたり色々したけど・・」
「私達殺そうとしてない!!」
「ふむ。歯を食いしばれ・・愚か者どもが!!」
素手で子供全員をはたいた。
何度も何度も叩いた。涙をうっすら浮かべて。
だけどいきなり殺そうとしていない様子だ。
「私が嘘を吐くか愚か者!!私は・・命が惜しいのではないのだ。」
最後・・ルカは静かに言った。
「うぅぅ・・・」
子供の頬はまじで晴れ上がっている。痛みがきっといい風に今働くとおもう。
「確かに外部と接触することで島や皆が繁栄するのならそれもいいであろう。
だが・・今現に騙されているお前達が3人がかりで傷一つつけれぬ非力なものが・・
言葉に重きを知らぬものが!!何を判断できるというのだ。
銃を持った大人たちを今のお前達で蹴散らすほどの力が在るのか。
深刻化している物事の責任を取れるのか?
お前の父や母が親戚が知らない場所でわけの分からん理由でヤクザ共に殺されても
友が殺されてもよいのか!!!誰がお前たちを守ってくれるというのだ。ノロか??馬鹿者!」
ビリビリビビリリリ・・と走るのは術式じゃない・・ルカの持って生まれた覇気だ。
「ヒッく・・そうじゃ・・ありませ・・ん」
リーダーらしき男の子が言った。
「私は確かに力及ばぬよ。お前達に結局不安を与えたのであろう。すまない。」
ルカは子供たち3人を抱き寄せた。
「当主様~ごめんなさい・・」
「ごめんなさい~」
「すみませ~ん」
「次にこのわが社や島を担うのはお前達だ。もっとしっかりしなさい。
誰にも耳を貸すなとは言わない。
力だけが全てではない。
お前たちがやろうとしたことに明白な意思はなく、
力を持つものに媚を売ってまですることではない。
お前達の背にはいずれ何千人の命や未来がかかって来るのだ。
鍛錬にも励みたければいいなさい。口があるであろ?
知恵を借りたければ話しかけてきなさい。
私はいつでも応える。テレパスも総会もそのためにあるのだ。」
「ハイ。」三人とも拳を振り絞って決断する。いつかの俺らみたいだな。
「子供らの親たち出てくるのだ。」
「はい・・・」
見守っていた親たちが軍隊のようにシャっと出てきた。
「監督責任を問う。何を見ているのだ。」
ビシャリビシャリとはたいてゆく。
「これは島の痛みと悲しみぞ」おいおい、こっちは血が・・
「申し訳・・ありません。ぐふ。どのような罰も親子共に受ける所存で。」
「お前たちが誇るべきは本気で島の未来を考えた子供たちを持ったことである。」
子供と同じように大人も泣いて親に叱られた子供のように泣いている。
「申し訳・・・」
「よい。」
そうか・・何代ものキオクがあるルカにとってはこのオヤジも子供もかわらなく島の子供なんだ。
「どうされますか?」
賢者が問う。
「これにて罰は与えたものとする」
皆がビックリしている。オレの剣の居場所がねえ・・・そうっと戻しにいく。
いや助かったけども。その機転。さすがいとこ殿!
「個人的な質問ですが・・当主にこれを罰とした理由をお聞かせ願えたら・・」
「そうだな。確かに責任は重い。だが、今現在誰も死んではおらぬ。
それに島を思ってしでかした事でもある責任は
未来を照らすべくこの地位にいる私にも在るといってよい。」
そんな・・・。
「当主は罰をお受けになったので?」
「ああ。島の子供らをひっぱたいた。私には何よりも心が痛む。」ルカは少し笑った。
「当主様を責めないで。当主様~怪我してない?」
子供たちはルカを庇うようにパワー全開で立ちふさがった。
なんとも頼りになることで。汗
「本当のところは?」
賢者が笑って酒を汲みにきた。
宴会が再開した。
「うむ。私があのこらを咎めるべきことはした、
が殺めたり憎しみを今私が作ることは島の意志でなないということだよ。
憎しみはあの親や子供から連鎖してゆく。
そのまた子供らにも伝わり大きなうねりとなるであろう。」
「懸命ですな。ハッハッハ」
「まだまだ至らぬよ。まだお前はくたばらずに支えて私を教えてゆくのだ。ははは」
賢者にくたばるなと・・
「私を守ることにおいて左翼が動き、私の前で剣を振るうことによって右翼が道を開く。理想ではないか。」
「そうでございます。正しくあるべく二人の羽がおるのです。大事にされよ」
俺はちょっと照れくさかった。
子供たちはまだ離れずルカたちの話を聞いている。
「さすが当主様だな。」
「うん!!」
「それにべっぴんだしな!」おいおい。
「じゃがどうされるので?何とか組とやらが周囲を囲っているというのは」
子供たちが怯えるようにルカにしがみつく。
「愚か者共には時間のかかる場所で飲みなおせばよい。ちょっと行ってくるかな」
「当主様大丈夫??」
「ケンカをするわけではない。あのものたち全員に生きる意味はあるのだ。
家族もいる。まあうちのものを傷つけさせるわけにはいかんがな。
皆~飲みなおすぞ。右翼左翼元左翼三種の神器を持て。」
「ハイ」
「へえ~なにするんだろ。」
ルカは大きな円を指先で描いた。
「二次会会場である。移動せよ」
「わあぁぁぁ。すごーーい」
「当主様~どこ?そこ。」
「グアムという夏の島である。」
マジか。
「そこまで時空間術を使いこなされたので?」
「まあ・・な。」
「脱帽だね。」
アイツは笑う。久しぶりに酔っ払ってるようだ。
そりゃ攻撃できんわなー。いなくなってるんだもの。
そういえば俺はあんまり飲んでない。
飲みなおすぞーー。
その後の宴は子供らに事情を聴く役所にまかせ、
子供らも知ってるものをデータとして取り出されるだけで
すぐ戻ってきてルカにびっしり張り付いて飲んでいた。
「当主様は俺達が守るんだ~」
大人も子供も関係ない。
飲んだくればかりのなかで微笑むルカは少し楽しそうだった。
「右翼様~」
可愛い女の子が頬が腫れたままニッコリして着た。
子供だけどモテ期ってやつか?
「なんだ~?」
俺はワクワクして聞いてみた
「早く引退してくださいね~」
性悪だ・・・
「同感~」アイツも言う。
なんだよ!!
でもオレの意思はルカに伝わったようで
最後に右翼と左翼の任期延長は二言くらいで皆に知れた。
3年だけど・・なくなるよりイイ!!
やほほーう 俺も呑むぞー
その頃ヤクザのやつらはまだ
うろちょろしていたらしいが・・・グアムになんてこれるわけがねえ。
思いっきり夜も海ではしゃいでやった。
ルカの水着も見れたし。役得~。
「やっぱりもうちょっと胸が欲しいところだな・・」
「へえ~お前もそう思う?」
「なっ!!なんだよ!!人の心のこえに。。。」
「出てたよ普通に。」
あらら・・
「どうした?」ルカが寄って来た。
「こいつがねルカ~」
「わーーーゆうなゆうなわわわっわーーーーーーー」
「ルカの水着かわいいって。」
「そうか。ありがとう。」
おちょくられた・・・。くそう。
ルカを抱っこして泳ぐアイツ。楽しそうだ。
そういや・・ルカはあんまり泳げないからな。
ニガテなものもあるし超人ってわけじゃない。
ダイジな俺のいとこ殿だ。
なんでもできるわけじゃない。だから助け合ってルカを守って俺は生きていく。
刑事のおっさんとビン?
オッサンのキオクは島のやつが消して嘘の報告をしてもらって終わり。
奥さんとやり直させるとかギリもねえし。十分だろ。
瓶詰めのノロはまだ持ってる。
家に帰ってじっくり分析するそうだ。
子供らのキオクからもデータが集まってはじめてわかることもあるとルカがいってた。
今回子供の首を落としたりしなくてもすんだけど・・
島のニンゲンじゃなかったら俺はしなきゃいけなかっただろう。
いづれそうゆう日も来るってことかな。
「己から前にでぬか。最後まで愚かなり」ルカは言った。
「データ・・出ました。」
「リプレイせよ。」書記の書いた文字が空間に浮かぶ
書記の見たものが壁に映し出される。
俺は・・驚いた。みんなもだ。
そこには子供達・・中学~小学正くらいの男女3人が映っていた。
会話が・・・小さな声で場所とかいろいろ教えている風だ。。
裏切りは間違いない
そして島の子供だ。てっきり大人だと思ってたが・・。
決心が揺らぐ。汚い大人を手にかけることは・・出来ても・・子供を手に・・。
ルカは意外という顔をしていなかった。
アイツが言っていたときにはもう分かってたのか。
だから俺を止めたのか。
「映されている子と親は前に出よ。」
ルカが冷たい目で言い放つ。
おずおずと出てくる反抗的な目をした子供達と何も知らなかった親たち。
「お前達・・なんってことを・・・」
嘆くように言う・・もう遅いと分かっているのか涙さえ浮かべ・・
「皆少し下がれ。」ルカは言い近づいてゆく。
円が広くなって遠巻きに全員が見守ることになった。
ルカは壇上から子供らの目線まで下りて歩いてゆく。
「手合わせしてやろう。3人でかかって参れ。」
え?
三人は一応術式を発動し攻撃の連携をとった。うんなかなかやるじゃないか。
連携という意味では上手い。だが・・ルカには敵う・・はずはない。
右手のデコピンや吐息で全て吹き飛ばす。
体術で後ろから隙を突いてる?のかかかってきたやつには
体落し。容赦ねえ・・ってしてるのか。これでも。殺してもないしな・・
「立て。何ゆえノロと結託した?」
ルカはゆっくりと座って言う。倒れていたやつがまたかかってくるが
鉄壁のシールドに跳ね返された雲泥の差がある。
「ノロが・・島をよりよくするには協力が・・必要だって。」
「当主様は悪いことしてるんでしょ!私たち・・
ノロも島も関係なく俺たちは仲良くするべきだと思ったけど。。」
「それに僕らも力が欲しい!当主様は自分より強くなられるのがいやなんでしょ!だから鍛錬を廃止したんだ!」
ズタボロになっても親は子を助けようとはしない。
「ふむ。なるほどな。私を何度も手に・・いやわかりやすく言おう殺そうとするノロの力でもか?
私は殺されそうになった。私を殺してでもその力求めるのか!!」
ルカは尋ねる。
「当主様を??うそだ聞いてない。場所を教えたり色々したけど・・」
「私達殺そうとしてない!!」
「ふむ。歯を食いしばれ・・愚か者どもが!!」
素手で子供全員をはたいた。
何度も何度も叩いた。涙をうっすら浮かべて。
だけどいきなり殺そうとしていない様子だ。
「私が嘘を吐くか愚か者!!私は・・命が惜しいのではないのだ。」
最後・・ルカは静かに言った。
「うぅぅ・・・」
子供の頬はまじで晴れ上がっている。痛みがきっといい風に今働くとおもう。
「確かに外部と接触することで島や皆が繁栄するのならそれもいいであろう。
だが・・今現に騙されているお前達が3人がかりで傷一つつけれぬ非力なものが・・
言葉に重きを知らぬものが!!何を判断できるというのだ。
銃を持った大人たちを今のお前達で蹴散らすほどの力が在るのか。
深刻化している物事の責任を取れるのか?
お前の父や母が親戚が知らない場所でわけの分からん理由でヤクザ共に殺されても
友が殺されてもよいのか!!!誰がお前たちを守ってくれるというのだ。ノロか??馬鹿者!」
ビリビリビビリリリ・・と走るのは術式じゃない・・ルカの持って生まれた覇気だ。
「ヒッく・・そうじゃ・・ありませ・・ん」
リーダーらしき男の子が言った。
「私は確かに力及ばぬよ。お前達に結局不安を与えたのであろう。すまない。」
ルカは子供たち3人を抱き寄せた。
「当主様~ごめんなさい・・」
「ごめんなさい~」
「すみませ~ん」
「次にこのわが社や島を担うのはお前達だ。もっとしっかりしなさい。
誰にも耳を貸すなとは言わない。
力だけが全てではない。
お前たちがやろうとしたことに明白な意思はなく、
力を持つものに媚を売ってまですることではない。
お前達の背にはいずれ何千人の命や未来がかかって来るのだ。
鍛錬にも励みたければいいなさい。口があるであろ?
知恵を借りたければ話しかけてきなさい。
私はいつでも応える。テレパスも総会もそのためにあるのだ。」
「ハイ。」三人とも拳を振り絞って決断する。いつかの俺らみたいだな。
「子供らの親たち出てくるのだ。」
「はい・・・」
見守っていた親たちが軍隊のようにシャっと出てきた。
「監督責任を問う。何を見ているのだ。」
ビシャリビシャリとはたいてゆく。
「これは島の痛みと悲しみぞ」おいおい、こっちは血が・・
「申し訳・・ありません。ぐふ。どのような罰も親子共に受ける所存で。」
「お前たちが誇るべきは本気で島の未来を考えた子供たちを持ったことである。」
子供と同じように大人も泣いて親に叱られた子供のように泣いている。
「申し訳・・・」
「よい。」
そうか・・何代ものキオクがあるルカにとってはこのオヤジも子供もかわらなく島の子供なんだ。
「どうされますか?」
賢者が問う。
「これにて罰は与えたものとする」
皆がビックリしている。オレの剣の居場所がねえ・・・そうっと戻しにいく。
いや助かったけども。その機転。さすがいとこ殿!
「個人的な質問ですが・・当主にこれを罰とした理由をお聞かせ願えたら・・」
「そうだな。確かに責任は重い。だが、今現在誰も死んではおらぬ。
それに島を思ってしでかした事でもある責任は
未来を照らすべくこの地位にいる私にも在るといってよい。」
そんな・・・。
「当主は罰をお受けになったので?」
「ああ。島の子供らをひっぱたいた。私には何よりも心が痛む。」ルカは少し笑った。
「当主様を責めないで。当主様~怪我してない?」
子供たちはルカを庇うようにパワー全開で立ちふさがった。
なんとも頼りになることで。汗
「本当のところは?」
賢者が笑って酒を汲みにきた。
宴会が再開した。
「うむ。私があのこらを咎めるべきことはした、
が殺めたり憎しみを今私が作ることは島の意志でなないということだよ。
憎しみはあの親や子供から連鎖してゆく。
そのまた子供らにも伝わり大きなうねりとなるであろう。」
「懸命ですな。ハッハッハ」
「まだまだ至らぬよ。まだお前はくたばらずに支えて私を教えてゆくのだ。ははは」
賢者にくたばるなと・・
「私を守ることにおいて左翼が動き、私の前で剣を振るうことによって右翼が道を開く。理想ではないか。」
「そうでございます。正しくあるべく二人の羽がおるのです。大事にされよ」
俺はちょっと照れくさかった。
子供たちはまだ離れずルカたちの話を聞いている。
「さすが当主様だな。」
「うん!!」
「それにべっぴんだしな!」おいおい。
「じゃがどうされるので?何とか組とやらが周囲を囲っているというのは」
子供たちが怯えるようにルカにしがみつく。
「愚か者共には時間のかかる場所で飲みなおせばよい。ちょっと行ってくるかな」
「当主様大丈夫??」
「ケンカをするわけではない。あのものたち全員に生きる意味はあるのだ。
家族もいる。まあうちのものを傷つけさせるわけにはいかんがな。
皆~飲みなおすぞ。右翼左翼元左翼三種の神器を持て。」
「ハイ」
「へえ~なにするんだろ。」
ルカは大きな円を指先で描いた。
「二次会会場である。移動せよ」
「わあぁぁぁ。すごーーい」
「当主様~どこ?そこ。」
「グアムという夏の島である。」
マジか。
「そこまで時空間術を使いこなされたので?」
「まあ・・な。」
「脱帽だね。」
アイツは笑う。久しぶりに酔っ払ってるようだ。
そりゃ攻撃できんわなー。いなくなってるんだもの。
そういえば俺はあんまり飲んでない。
飲みなおすぞーー。
その後の宴は子供らに事情を聴く役所にまかせ、
子供らも知ってるものをデータとして取り出されるだけで
すぐ戻ってきてルカにびっしり張り付いて飲んでいた。
「当主様は俺達が守るんだ~」
大人も子供も関係ない。
飲んだくればかりのなかで微笑むルカは少し楽しそうだった。
「右翼様~」
可愛い女の子が頬が腫れたままニッコリして着た。
子供だけどモテ期ってやつか?
「なんだ~?」
俺はワクワクして聞いてみた
「早く引退してくださいね~」
性悪だ・・・
「同感~」アイツも言う。
なんだよ!!
でもオレの意思はルカに伝わったようで
最後に右翼と左翼の任期延長は二言くらいで皆に知れた。
3年だけど・・なくなるよりイイ!!
やほほーう 俺も呑むぞー
その頃ヤクザのやつらはまだ
うろちょろしていたらしいが・・・グアムになんてこれるわけがねえ。
思いっきり夜も海ではしゃいでやった。
ルカの水着も見れたし。役得~。
「やっぱりもうちょっと胸が欲しいところだな・・」
「へえ~お前もそう思う?」
「なっ!!なんだよ!!人の心のこえに。。。」
「出てたよ普通に。」
あらら・・
「どうした?」ルカが寄って来た。
「こいつがねルカ~」
「わーーーゆうなゆうなわわわっわーーーーーーー」
「ルカの水着かわいいって。」
「そうか。ありがとう。」
おちょくられた・・・。くそう。
ルカを抱っこして泳ぐアイツ。楽しそうだ。
そういや・・ルカはあんまり泳げないからな。
ニガテなものもあるし超人ってわけじゃない。
ダイジな俺のいとこ殿だ。
なんでもできるわけじゃない。だから助け合ってルカを守って俺は生きていく。
刑事のおっさんとビン?
オッサンのキオクは島のやつが消して嘘の報告をしてもらって終わり。
奥さんとやり直させるとかギリもねえし。十分だろ。
瓶詰めのノロはまだ持ってる。
家に帰ってじっくり分析するそうだ。
子供らのキオクからもデータが集まってはじめてわかることもあるとルカがいってた。
今回子供の首を落としたりしなくてもすんだけど・・
島のニンゲンじゃなかったら俺はしなきゃいけなかっただろう。
いづれそうゆう日も来るってことかな。