俺とアイツといとこ殿!
「純ちゃんは考え事してるっぽいし用事は終わったから瞬ちゃんは夕飯の買い物に行った。メイド女は斎藤の所。私は通信しながら仕事をしていた。」

「不公平だと・・・思わないか・・?ルカ」

思ったことを 口に二度した。

「だから何が?」

「お前だよ・・何でもかんでもさせられるのにお前の努力は皆知らんぷりで責任だけ・・」

「もういい。それ以上は・・」

まくし立てて混乱した俺を見てルカがゆっくり立ち上がって唇に指を当てた。

指キス?いや違うな。


「不公平も公平もないんだ。私は全人類に公平とか平等があるとは思っていないしそれに一人で出来る事の方が多かったりも実際する。」

「え・・」

「これは言いたくないのだが私は純血やら右翼左翼やらがいらない時代の基礎を会社でも島でも作っているつもりなのだ。」

「いらない時代・・?」

「私は今は我慢しているわけでもなく自分で今選んで此処に居る。私を悪く言うものもいるが悪ことばかりを並べてもしょうがないように、良いように言ってくれる者もいるではないか。何百年前かに遡って贈り物を届けに来てくれるものもいる。」

「そりゃそうだけどよ!」

「・・この席は確かに今は居心地のいいものではないよ。最後は蟠りやくだらぬ争いの種を私の代で根こそぎ持って行けるだけ行きたいのだ。」

「そんなことして誰が喜ぶんだよ!!」

「さあそれは知らん。」

「じゃあなんでするんだよ」

「なんでかと聞かれると困るんだが・・・私はどうもダメだと思っていることをし続けるのは性に合わないみたいでね。変える力や権力が合わさって条件が揃っているからしているだけだよ。もし私がお前の立場なら多分違う答えを模索すると思う。身分相応に出来る事をしている。それに・・あいつらを持っていけば島の未来は明るい。」

俺はいつのまにか泣いていた。

「純ちゃん。勝手な事をして・・言って・・いつもすまない。」

「いや・・勝手なのはもういいんだけど・・慣れてっし・・俺はお前が・・救われる道を見つけたいんだよ!!!」

ルカは少しびっくりだなって顔をした。

「お前が笑ってあのG線とかの国でノンビリ暮らすお姫さまなのかお殿様なのかわかんねえけど いつどこで生まれてもお前はそうゆうジャンルの祭り上げられる特別な人間なのは分かってる!!であるのと同時にそれに驕らず地味な努力で他人のために頑張る不器用なやつだから!!俺は!!どうしても歯がゆいし!側にいて・・守って・・みせるから・・・だから・・あんな奴らと行くなんて・・ゆうなよ!!!」

振り絞った声・・玄関の音もした。アイツも帰ってきて最後の方は聞いてるだろう・・

どうだっていい ずっと溜まっていたフラストレーションをルカにぶつけてしまった。

困らせるだけなのに。


「わかった。じゃあ純ちゃんたちと地獄にいくよ。付き合って。」ルカは凄く可愛い顔で笑った。

くしゃっとしてて・・俺は抱きしめたくなった。けど達って・・アイツも・・だな。

コンコンわざとらしくこの柱を叩く音 こうゆうことするキザっちい野郎は一人しか思いつかない。


「お供しますよ。地獄でも天国でも?例え地の果てでも宇宙でも?・・」

う ぜ え!

超 絶 おまえいらねー。

「ね。ルカ。僕も同じ気持ちだよ。第二のルカも僕は見たくない。見ないふりもしたくない。だからさ。邪魔なら消すし必要ならなにがなんでも助けるよ。だからお供させてね。そのぶらり旅」

あいつも優しい顔でしゃがみこんで流華の手を取って言う。


「ああ。わかった。では二人とも相応しい技術と心を早く身につけることだな。」

また可愛い顔で笑った。

俺らは「はー・・・・ぃ」となったが・・。泣 それを言われると・・チクチクします。はい。

でもま 俺とアイツはおんなじようで同じことを考えてるわけじゃないけど

優先順位は変わらないらしい。

一週間位して・・今日のことを忘れた当たり・・流れるジャンボプールに行った帰りだ。
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