俺とアイツといとこ殿!
「流華死ねぇ・・・!!」
瑠衣が短剣をルカがいる祠に向けて投げたのだった。

流華はひょいとよけたがよけた途端頭を抱えた。あちゃーってな感じに。
「流華大丈夫か?かすったか?」

俺は聞いてみるも、答えてもらえねえ。

探検がなくなったのがチャンス。なかなかに瑠衣はつよかったのだ。

スキがなくて困っていた。逆に投げた瞬間がスキになったが。

ブシュり。足を怪我してもらった。話も・・・聞きたいからな。

決して殺したくないとか・・・殺せって言われてないし!

「つぅ・・・痛いよ」
「だろうな。ごめん」

「瑠衣よくやった。祠が開放された。俺らの勝ちだ。」

確かに紙がねじってある岩には亀裂が入り短剣が突き刺さっている。

あちゃーってそうゆうことか。

思ってると石が完全に割れ目が開けられないほどのまばゆい光が俺たちを包んだ。

アイツは縄で貫一の方をいつのまにか縛っている。

かった??

瑠衣がもういっこ隠し持っていた短剣を縛られてる貫一に投げて見事縄抜け成功してしまった。

瑠衣ってやるよなあ・・・。

俺が不甲斐ないのか・・・・。(_ _ )/。反省。

呪術医も唱え続けるのを忘れたため祠は完全に壊されてしまっていた。

術式で貫一がこわしたのだろう。俺うしろむいてるからなあ・・・

武術で応戦しなきゃ多分やられるんだろうし。まあでも手負いなんで有利だけどな?どうしても足をかばうんだよな。

「呪術をやめるでない。死にたいのか!!」

流華の声がする。こんなとき一番先に守りたいのにそばにいない。

光が収まったときみんなが光った方を見た。一斉に目が点になったけどな。

「はぁ??」

呪術医の声の中で約一名増えたぬしは人型だった。

わぁお!天女みたいなお姉さまの登場だぁ

たわわった胸尻太もも!!

布いちまいあるのが残念。天女はため息をつくように吐息を吐く。

甘い吐息は男を虜にするだろうなあ・・アイツはもう虜ですって感じで目がハートになってるもんね。

桃色の髪で褐色の肌。日本人ではない体系も顔もこいつは闇の国人だと思うな俺。

コスプレ以外で初めて桃色の髪に会う人見た。まあ自分の毛だから似合わなかったら変か。

角があるよ!おい。人型動物決定だな。

「燕、もうよい。潮が満ちる。術隊は返せ。呪術医の援護を本家まで頼む。呪術医は本家に移動すること。右翼左翼も私と同じく引き上げる。

そこにいるものは捨て置け。どうせ死ぬ。急ぐのだ。」

捨て置けって言われたので。殺さずにすむならそっちの方がいんだけど・・死んじゃうの?

俺は全員が移動したあとまだ残っていた。
呪術医の避難は手伝った。
その時も瑠衣に一緒にいこうと言ったが断られてしまった。
今いかないとやばいんじゃねえの?
結局残ってしまった俺は

「なああんたらほんとにそのおねえちゃんから力がもらえると思ってんの?」

「思ってるが?」

「ルカたちがみんなは間違った解釈でこの封印とかを捉えてるってゆってたぜ」

「あいつは嘘つきだからさ。信じない」

「あいつが嘘ついたの見たことある?」

「辛い時も平気だといった。やりたくないこともやりたいといった。俺は変わってやるってなんどもいったのに」

「へ・・・へえ・・・そうなんだ。でもさ!」

「純ちゃん何をしておるのだ。潮が満ちてきたのだ。その女が完全に目覚める前に離れるぞ」

「だってさ。お前はお前でそっちについたんだからそうすれば?」

「死ぬなよ!!」

俺は祠の入口でまつ流華のところに行って謝り車に乗った。

「これからどうする?」

アイツも言った。
「あの女寝ぼけておったであろう」

「何かニコニコしてたね。」

「危険なのだ。あれは闇の属性でな。もう絶やされたが危険な種族ゆえ絶やされた種族の生き残りである。」

危険な女ねえ・・おまえがゆうない。

「結局本家の道場まで移動するぞ。先に行った燕にも道場開放しておくようにと伝えている。もう恐ることはないかな。」

なんだか段取り通りできたらなんとかなる事件だったみたいだ。

「あのさ流華。従兄弟なのになんで見捨てた。」

「封印を解いたのはあやつらである。仲間のいとこまで見捨てて。」

「そうだけどあいつら見捨てたらもう5人も残ってないんじゃないか?」

「7人だ」

そうか。俺覚えてねえのか。はは・・っつうか!!

「残ってりゃいいって問題では・・・」

「だから生け贄になると言っておる。」

へ?
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