俺とアイツといとこ殿!
「テレパスのようなものをノロは使えなかった。
だから携帯経由直接対峙を取ったのだ。
大阪での集まりで車に乗り合わせたとき超能力かと言葉にしていたのは未知なるもの自分たちにない能力を垣間見たからであると推測できる。
故にシールドを使わずにお前たちとテレパスで分かっても仕方がないよう会話してみたが・・理解していなかった。」

確かめたかったってのはそうゆう意図も・・あったのね・・。

「僕もおかしいと思ってたんだよ。どうして能力を使う相手が前にいるのに隠さないのかなって。」

思ってのかよ。

「まあ・・・あれだけであのノロは二四節気を術式として使っているとまで理解した。多分クラブの時と切羽の瓶の時のを検証をしたのであろうな。。
それだけでも十分に頭の切れるノロだと褒めてやらんわけではないが。人数が少ないゆえどうにかなったとも言える。」

褒めてやらんわけでもないって。すげー偉そう!俺こうゆう流華嫌いじゃないな。

「なんで流華ならそれくらいわかるのに、あのノロだと十分頭切れるっていうんだよ?俺ちょっとわからんけど。」

「うむ。。自分を過大評価している訳ではないが私なら確かにそれで分かる自信はある。」

やっぱすげーじゃん。俺はうんうん。と頷く。

「だがそれは経験ゆえの話なのだ。戦う経験を体や頭が覚えている。判断材料を選ぶことが先代分ある私には可能だが、
生まれて10年そこら生きただけの戦闘経験も古の記憶も少ない人間にしては切れると褒めている。」

褒めてるように聞こえねえ?
けどまあルカは裏づけがあって動いている事が殆どだけどって話だもんな。

俺らもルカが考えなしじゃじゃ馬だったら困る!!

「じゃあ・・神託をってのは・・信ぴょう性がない話?」

「いや・・そう思ったのは確かだろうな。私自体に大して悪意があったのは姉さまとやらを返さない部分に置いてだけであった。
あとは野望ゆえ私という邪気を蓄える命が邪魔なようにしか聞こえなかった。だから純ちゃんや瞬ちゃんには興味を持っていなかった。」

ほう・・あのおちょくり会話には意図があったのか。

食えねえって刑事が言うわけだ。さすがいとこ殿。

「テレパスを知らなくとも・・神託=神の声があったとしてだ・・・不思議ではないか??・・皆が信じるような「神」は善良なるものの味方と前提して
考えるとだ。私は何故悪なのだ?私を殺せば平和になる世の中が作れるとでも言ったわけでもなさそうだしな。・・
世界を取れるなどと何故神が言うと思うかね?神にあるまじき発言であると私は思うが。」

いっぱい人を殺しておいて・・悪じゃないと思い込んでるルカはある意味すげーけど確かに神様みたいなものがいるとして・・
ルカを殺せば万事解決ってなんか変だ。

「・・・・確かにそうだね。流華一人に限定して、それを排除すれば富なのか何なのかはともかく何かを得れると言うのは・・
ノロに限って言うと喰らってと言ってたね。」

「うむ、喰らうという表現をするのは闇に精通しているものか神やら光の世界とは無縁のモノが使う力や言葉なのである。
ノロはあの時点で神に使える巫女ではない。神託を間違えるくらいだ。それかもっと上手の神々しいオーラを邪気の上に纏えるモノがいると仮定したほうが
合点のゆく話だと思うがね。これでよいか?私の今の感想である。」

「うん・・・ありがと。ちょっと休んでて。着いたら起こすから。」

「うむ・・・」

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