俺とアイツといとこ殿!
「一流だと言ったろう?動物でさえ殺意を持って見れば狙えば逃げる。一流の狙撃手は気配を消せるのだ。その辺の的当てが上手いヤクザとは違う。」

「でも顔も見てないよね・・・対応が取りにくいよ・・ルカを責めてるわけじゃないけど一人くらい残したかったね。」

「無駄なのだ。」

「なんで?」顔見たほうが対応策練れる気がするじゃん。

「私達が動けば動くほどに物事は良くない方向に進む。」

「だからなんで?」

ルカは考えを話すとき大まかすぎてよくわからないぜ。

「例えば捉えたとする。捉えるところを狙撃手でないものに見られれば事は余計なことになる。」

「まあ。。そうなのか・・?」でも聞けば砕いて話してくれるんだよな。

「聞いたとしても答えぬ。もし神咲の血の力で頭を覗いたとする。そして何かしらの敵がバレていないと確信がある情報まで掴んだとする。
そうすると・・私たちはなんらかの情報を得れる力があると言っているようなものである。
攻撃能力跳ね返す銃で打っても無駄であると思えば無駄な狙撃はしてこない。それくらいならよしとした。」

「へえ・・・まあ四六字中打ってこられたらたまったもんじゃないよな。でもなんでその殺気のない奴らを数えられたんだ?」

「空気の匂いが違ったのだ。殺気を殺し、感覚を研ぎ澄ませている色は私にとって目立つ。
そんな人間がそうそう固まって歩いているわけでも止まっているわけでもない。とにかく我々は目立つのを避けねばならん。」

「そういう色もあるのか。・・目立つのを避けるったって・・完全に浮いてたぜ?あいつら・・十分目立つだろ。。」

「お前たちには見えても他の者には見えないようになっている。」

マジスカ。なんでもありじゃないすか。

「半端ないねえ・・どんだけ力を細かく持ってるの?」

俺も知りたい。

「先人達のまだ半分位と言うところだ。」

ええええ!!

「といっても十分に使えるかとかいうとそうでもないしまだまだ使いこなすには若輩だが・・」

奥ゆかしく謙虚になるルカだが・・とんでもござーません。十分でござーますよ?

「あれくらいなら瞬ちゃんにはできるであろう。ものは考え方と鍛錬次第である。」

「そうなんだ?。ほかの人に見えないってどう見えないの?」

アイツは煙草をくわえた流華に大してライターを付けて尋ねる。

俺はクリスタルの灰皿をテーブル下から出した。

「まず、狙撃手達は打ち合わせたらお互いが見えない位置にほぼ固まることなく固定し、逃げ道などを確保して撃ってくる通常。」

「うん・・」

俺もアイツも複雑だ。

聞いてて俺らが胸が痛いのは・・そんなことを100も承知の助で教えてくれるってことは・・狙われ続けて慣れているからだってことが
分かってしまうからだ。

消すことも含めて。流華は生きてきたんだ。

たった一人で。

「だから2人とかで行動している奴らは少ない。ゆえに何人か逃したが・・結局は他人の目には何故かこの煙のように消えて・・
首が何故か切リ落とされ何故か高い場所から飛び降りたようになっている。事実はきっとわからないが、
向こうが推測するとしたら刀やらで何人もに切られて・・そのビルやらから落とされた。。
私の近くには調べたが一流でもわからないほどの精鋭が潜んでいてそれらを始末した。」

「そうなのか?」

「いや・・違うだろ実際。そう思うことも出来るという揺動なんだよね。つまりは。」

「うん3人であるとわかれば直接ここに押しかけたほうが早いが近くにそんなに護衛がいては少し慎重にするはず。」

そこまで考えれるもんか??

CPUを先代分+流華分を詰め込める器=今の流華→まだ詰めるぜ?って感じか

こ・・こわい・・兵器みたいだ・・

あれ・・?あれれ?・・そうなのか。。そうなんだな。俺わかっちゃった。モヤモヤしてたとこ。

兵器だ。

そうルカは自分をそう言ってるし、それを最大限に使って目的を果たそうとしてるってことか。

島の人間も兵器としてみてる。そう考えれば・・
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