リア充になるための7ヶ条
リア充ヶ条その１
ｰジリリリリリリｰ
「ん？あ、あぁ朝かよ」

まだ寝ぼけている頭と体を起こして少し伸びをする。

「くっ、あぁぁぁぁぁ！」

豪快に伸びをした俺は学校に行く準備をする。

洗面所に向かうと先に姉が使用中だった。

「お、姉貴今日は珍しく早いじゃねぇかどうした、雪でも降るんじゃねーの」

「ん？あ、なんだ準ちゃんかー」

「だから、準ちゃんってやめろよ。子供じゃねぇんだから」

「えー、だって準ちゃんは準ちゃんじゃーん」

このギャルっぽい口調で喋る奴は俺の姉。

名前は岸辺 三咲(きしべ みさき)年は3才上だ
いつもなら大学に行くために家を出るギリギリで起きるのだが今日はなぜだか早い。

「で？本気でどうしたんだよこんなに早く起きるなんてさ」

「んー？いやー別にー理由はないよ？たまたま早く起きちゃっただけー」

「ふーんそうかまぁいいや、それより早く身支度済ませてくれよ」

姉が使い終わったので入れ替わるように俺が洗面所へ入った。いつも通りに髪型をセットして顔を洗い、歯を磨きリビングに向かった。

「あら準、おはよう」

「ん？おはよう母さん」

軽く家族構成の話をすると俺の家族は、母親、父親、姉、俺の四人家族だ。ちなみに父親はほぼ毎日出張状態なので家にいることが少ない。

「ご飯出来てるわよ」

「お、サンキュー」

食卓に座ると姉が既に飯を食い終えていた。
< 2 / 4 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop