好き×100って言わせてよ。




女子のひそひそ声が、嫌と言うほど聞こえる。










やっぱり、凌君はモテるんだな…………………。




「次、鍵群〜〜〜、くじ引け――――!」




「うわっ、あたし!?

えーん、沙羅と離れたくないよ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」




「まだ分かんないじゃん。」






ザワザワ



「……えーい!!」



勢い良く、くじの入った箱に手を入れるちぃちゃん。










出た番号は……………………。







「28番……。

やったぁ!!!」










ちぃちゃんの声が、教室に響く。





< 22 / 32 >

この作品をシェア

pagetop