好き×100って言わせてよ。



28番は、窓側の一番後ろの席。




誰もが、その席に座りたがっていた。







その番号を引くなんて、ちぃちゃんは強運の持ち主だ。





「次、咲都、くじ引け!」




「はっ、はい!!」







ドクンドクン…………








お願い、神様!!



良い席にして!!!




私はくじを引いた。






「出た番号は…………?」




誰かが、そう言った。














「27番………………!!」



ちぃちゃんの、前の席………!!!








< 23 / 32 >

この作品をシェア

pagetop