好き×100って言わせてよ。
*凌君の好きなヒトって………!?
しかもしかも!!!
聞き間違えでなかったら、今、凌君、私のこと「沙羅」って呼び捨てにした〜〜〜〜〜〜〜!!
「別に付き合ってるワケじゃ……………」
ちらちらと凌君を見てしまう。
凌君、何て言うかな〜〜〜〜〜♪
「このコ、俺の彼女だから」とかってェ〜〜〜〜〜〜!!!
楽しみすぎる〜〜〜〜〜!!
どこかに行く訳でもないのに、キャーキャーキャーキャーと私から黄色い喚声が聞こえてしまいほどはしゃいでいた。
「そーだよ、別に付き合ってねーよ。」
ズバッと言う凌君。
私の期待がかきけされた。
まぁ、そうだよね………………。
分かっていたつもりでも、凌君のその言葉がぐさりと胸に突き刺さっていた。