その男、イケメンですので。
その男、生徒会長ですので。
生徒会長。
亜季side
「あの…私、なんでこんなところにいるんでしょうか…」
星野亜季、高校二年生。
平凡に平和に暮らしてきた、本当に普通の女子、のつもり。
成績だって普通で、運動神経だって別に悪くないし、それなりに友達も居て。
毎日普通に楽しく暮らせたらそれでよかったんだ、
_____それなのに。
「理由なんてひとつしかないでしょ」
目の前には見覚えのある数人のイケメン達と、ひとりの美少女。
そして、見覚えのない教室にいる私。
「じゃあキミにひとつだけクイズっ!!」
目の前のイケメン達のうちのひとり、大きな瞳が印象的な可愛い男の子が一歩前に出る。
顔だけじゃなくて、人差し指を顔の前で立てる仕草も可愛い…ってそんなことはどうでもよくて。
「さて、ここはどこでしょうか?」
向けられたにっこり笑顔。
対して私は、微笑み返すなんてできるわけもなくて。
だって、知ってるから。
「生徒会室…ですよね…?」
生徒会室。
つまり、学校の代表に選ばれた輝かしい人達が集まる場所だってことくらい、知ってるんだ。
“生徒会室”
…なんでこんなところにいるんでしょうか。
「あの…私、なんでこんなところにいるんでしょうか…」
星野亜季、高校二年生。
平凡に平和に暮らしてきた、本当に普通の女子、のつもり。
成績だって普通で、運動神経だって別に悪くないし、それなりに友達も居て。
毎日普通に楽しく暮らせたらそれでよかったんだ、
_____それなのに。
「理由なんてひとつしかないでしょ」
目の前には見覚えのある数人のイケメン達と、ひとりの美少女。
そして、見覚えのない教室にいる私。
「じゃあキミにひとつだけクイズっ!!」
目の前のイケメン達のうちのひとり、大きな瞳が印象的な可愛い男の子が一歩前に出る。
顔だけじゃなくて、人差し指を顔の前で立てる仕草も可愛い…ってそんなことはどうでもよくて。
「さて、ここはどこでしょうか?」
向けられたにっこり笑顔。
対して私は、微笑み返すなんてできるわけもなくて。
だって、知ってるから。
「生徒会室…ですよね…?」
生徒会室。
つまり、学校の代表に選ばれた輝かしい人達が集まる場所だってことくらい、知ってるんだ。
“生徒会室”
…なんでこんなところにいるんでしょうか。