幼馴染みとの恋。
忘れられないあいつは転校生



幼稚園の時は、仲が良かったんだと思う。それなりに。



「ゆーくん。」



「なぁに?」



「あかのくれよんかぁして。」



「あか?うん。わかった。

...はい。」



「わぁ、ありがとう、ゆーくん!」



こんな会話が楽しみで、楽しくて幼稚園に行っていたような感じだった。


小学校の時。1、2年生の時はクラスも一緒で毎日が楽しかった。



「一緒にかぁえろ。」


「うん!」



ただ、3年生のはじめ、クラス替えをした時に離れてしまった。



なんだかすごいショックを受けたけど、一緒に授業を受けられないってだけで、休み時間、登下校の時は一緒だった。



一緒にいるのが、隣にあいつがいるのが当たり前だった。
< 1 / 40 >

この作品をシェア

pagetop