幼馴染みとの恋。
「ゃ......ぅや!ゅぅ...や...
ゆうゃ、ゆうや、悠弥!」
うるさい。
異常にうるさい。
「悠弥ぁぁぁっ、終わったよーっ、もう放課後だぞーっ」
もうちょっとだけ。
あとちょっと。
「ゆー!放課後なんだってば!
帰らないの?」
放課後、ね。
「...っ、は?」
放課後?
「あ、起きた。」
「悠弥!寝すぎ!」
放課後って、俺何時間寝てたんだよ。
康太はとにかくまりもいるし。
「...んでまりいんだよ...」
「なっ、ちょっと!
あたしがいちゃダメな訳?」
いやいやいや。
「別にいいけどさ?
あ、でもほら、岡野さんと仲いいでしょ?
岡野さんと帰りなよ。」
「...だから!
アヤちゃんとあたしとゆーと康太君で帰るんだってば!」
気づけばまりの横にはふふっと笑う岡野さんの姿。
「...は?」
「もう帰ろーよ悠弥ぁ。
俺んちでゲームしようぜ!」
一緒に帰る?
マジで?