歩く松茸
第8話「弔いの牙」

あらすじ



一本の矢が放たれた。
一矢はミツコの頬をかすめ、息子に駆け寄るミサの脇を追い越し。
刀で軌道を変えようとしたサラの手を逃れ、ただ真っ直ぐに。
タイシの胸を貫いた。
母子が、触れ合うことのないままに。
一斉に襲いかかる村人と、対抗する町民。
抱き抱えていた息子をソッとおろし、ミサは手近な村人に噛み付いた。
肉を喰らい、吐き捨てる。
そして、村長のタキエと対峙する。


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