殺し屋ゲーム

「ー!先生たちが…?嘘…」




「嘘じゃない…」




「…でも私以外にもいっぱい生徒はいるじゃない…!私じゃなくても…」




「…フッ…お前はバカか?私は生徒全員殺す。もちろんお前もだ。

私に見つかったのが早かったというだけでお前もいずれは死んでいた。


こんなくだらないゲーム…


早く死んで楽になりたいでしょ?」











スカイの言った言葉、声が不思議なくらい心に響いてくる。




相手の反応を楽しんでいるような…



でも今すぐにでも殺したいという意思があって…



相手の意思を惑わすような…




そんな声…


聞いているだけの私がこんなんだから先輩はもっと不思議な気分になっているんだと思う。








だって、先輩の目がトローンとしているから。




まるでスカイに支配されているように…




「こんなゲーム…やりたくない…。死んで楽になりたい。


スカイ…どうか私を殺してください…」








…と…さっきとは裏腹に死を求める先輩。







教室にいる皆も不思議な気分になっていたのか…


先輩がおかしな発言をしても驚かない。







「…やっと死を求めるようになったか。

それでこそ人間だ…

さよなら…」









バンッ









「「「ー!」」」





流石にビックリしたのか教室にいる皆は目を見開いている。











それより…










先輩…即死…だったな。











たぶん銃で心臓を撃ち抜かれたと思う。






先輩が死んでもなお、スカイは何か言っている。






少し、教室が騒がしくなったため何を言っているかはっきり分からなかったけど…







たぶんスカイはこう言っていた。







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