殺し屋ゲーム

クラスメイトはそんな奈々の行動に怯えていた。








そりゃ、そうだ…。








自分がいつ殺されるか分からない状況で笑っていろと言われても無理な話だ。













「…じゃぁ、もうそろそろ殺そうかな…?」








と狂ったような笑みを浮かべて毒を吐いている奈々。











「…クスクス…あなたに決めた…」









そう言ってカッターナイフを振り下ろした奈々。









怖すぎて固まっていた生徒にカッターナイフは見事に刺さっていた。









そしてカッターナイフを抜き血が舞う…。










その行いを奈々はもう一度行い、無事に命令をクリアした。













辺りは血で真っ赤に染まっていた。










どうやらうちのクラスは奈々だけがAB型だったようで、他に誰も殺そうという人はいなかった。












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