コイツ、俺の嫁候補。
「で、どんな人!? ハンサムかい!?」
おばあちゃん、今はハンサムじゃなくてイケメンって言うんだけどね。
と、心の中でつっこんで笑う。
「うん、カッコいいよ。ほら、この間話した大家族の次男。あの人なの」
「大家族? おや、そんな話したかいねぇ」
まったく覚えてないみたいだけど、おばあちゃんももう年だもんね、仕方ない。
あたしはもう一度那央の話をして、おばあちゃんはそれをやっぱり楽しそうに聞いていた。
「そうかいそうかい、イイ子そうで安心したよ。会ってみたいわ、その那央くんに」
「写真撮ったら今度見せるね」
「あぁ頼んだよ。そういえば、お母さんにはもう報告したのかい?」
ぴたりと一時停止するあたし。
実はまだ内緒にしている。
おばあちゃんには報告したくて仕方なかったのに、お母さんには何故か言えないんだよなぁ……。
「えーと、まだ……。なんか気まずいというか、ためらっちゃって」
「そんなに気に病むことないわよ」
はっ、後ろから声が。
ままままさか……!
おばあちゃん、今はハンサムじゃなくてイケメンって言うんだけどね。
と、心の中でつっこんで笑う。
「うん、カッコいいよ。ほら、この間話した大家族の次男。あの人なの」
「大家族? おや、そんな話したかいねぇ」
まったく覚えてないみたいだけど、おばあちゃんももう年だもんね、仕方ない。
あたしはもう一度那央の話をして、おばあちゃんはそれをやっぱり楽しそうに聞いていた。
「そうかいそうかい、イイ子そうで安心したよ。会ってみたいわ、その那央くんに」
「写真撮ったら今度見せるね」
「あぁ頼んだよ。そういえば、お母さんにはもう報告したのかい?」
ぴたりと一時停止するあたし。
実はまだ内緒にしている。
おばあちゃんには報告したくて仕方なかったのに、お母さんには何故か言えないんだよなぁ……。
「えーと、まだ……。なんか気まずいというか、ためらっちゃって」
「そんなに気に病むことないわよ」
はっ、後ろから声が。
ままままさか……!