コイツ、俺の嫁候補。
「あ、ごめんなさい! 今何か言いました?」
「なんでもない……。そうそうカレンさん達ね、絶対付き合ってるよね」
結局二人が本当はどんな関係なのか知ることは出来なかったわけだけど、あれで恋人同士じゃないなら何だって言うんだろう。
「でもただのカップルじゃないっていうか、それ以上の関係に思えるんですよね」
「あぁ、なんかわかる。たぶん死ぬまで一緒にいるよ、あの二人は」
「素敵ですね~」
ほのぼのと笑いながらきゅうりを切る奈々ちゃん。
そんな彼女も負けてはいない。
「奈々ちゃんだって樋田先輩とラブラブなんでしょー」
「えっ!? あ、まぁ、あの……はい」
一瞬で真っ赤に染まった顔で、動揺しながらも認める奈々ちゃんは、いつまで経っても初々しい。
樋田先輩はと言うと、県内の国公立の大学に見事合格したらしく、さすがって感じだ。
そういえば卒業式の日、カレンさん達に花束を渡した後、奈々ちゃんと先輩の写真を撮ってあげたっけ。
ファンの女子達は奈々ちゃんを恨めしげに睨んでいたけど、それにも負けない彼女はかなり芯が強い子だと思った。
「なんでもない……。そうそうカレンさん達ね、絶対付き合ってるよね」
結局二人が本当はどんな関係なのか知ることは出来なかったわけだけど、あれで恋人同士じゃないなら何だって言うんだろう。
「でもただのカップルじゃないっていうか、それ以上の関係に思えるんですよね」
「あぁ、なんかわかる。たぶん死ぬまで一緒にいるよ、あの二人は」
「素敵ですね~」
ほのぼのと笑いながらきゅうりを切る奈々ちゃん。
そんな彼女も負けてはいない。
「奈々ちゃんだって樋田先輩とラブラブなんでしょー」
「えっ!? あ、まぁ、あの……はい」
一瞬で真っ赤に染まった顔で、動揺しながらも認める奈々ちゃんは、いつまで経っても初々しい。
樋田先輩はと言うと、県内の国公立の大学に見事合格したらしく、さすがって感じだ。
そういえば卒業式の日、カレンさん達に花束を渡した後、奈々ちゃんと先輩の写真を撮ってあげたっけ。
ファンの女子達は奈々ちゃんを恨めしげに睨んでいたけど、それにも負けない彼女はかなり芯が強い子だと思った。