コイツ、俺の嫁候補。
「ちょ、ちょい待ち!!」
「動くな」
那央を押し退けようとするも、あたしの髪の毛を掻き分けて首に顔を近付けられる。
ぎゃー! もし今日のお風呂で皆にバレたらどう言い訳したら……っ!!
そんなことを脳裏に過ぎらせて目をつぶると。
──チュッ。
「っ!?」
「どうせ拒否すると思ってたよ」
軽く首筋にキスをされただけで、那央は離れていく。
そして、首元に覚える違和感。
目をやると、今までそこになかったものが夕陽を受けて光り輝いていた。
「しょうがないからつけるのはコレにしとくわ」
「え……!?」
ピンクと白のマーブル模様の、小さくて丸いビー玉みたいな、綺麗なガラスがついたネックレス。
「これ──」
「俺からのプレゼント」
顔を上げると、夕陽のせいなのか照れなのか、少し頬を赤らめた那央が微笑んでいた。
「誕生日おめでと」
「動くな」
那央を押し退けようとするも、あたしの髪の毛を掻き分けて首に顔を近付けられる。
ぎゃー! もし今日のお風呂で皆にバレたらどう言い訳したら……っ!!
そんなことを脳裏に過ぎらせて目をつぶると。
──チュッ。
「っ!?」
「どうせ拒否すると思ってたよ」
軽く首筋にキスをされただけで、那央は離れていく。
そして、首元に覚える違和感。
目をやると、今までそこになかったものが夕陽を受けて光り輝いていた。
「しょうがないからつけるのはコレにしとくわ」
「え……!?」
ピンクと白のマーブル模様の、小さくて丸いビー玉みたいな、綺麗なガラスがついたネックレス。
「これ──」
「俺からのプレゼント」
顔を上げると、夕陽のせいなのか照れなのか、少し頬を赤らめた那央が微笑んでいた。
「誕生日おめでと」