コイツ、俺の嫁候補。
文化祭がやってきたということは、あたしと那央が付き合い始めてから一年が経つということでもある。
でも、特に記念日を祝うことはしなかった。
那央は今が大事な時期。
説明会にも行っているし、すでに申込用紙も手に入れていて、8月中旬から受付が始まる。
だから、そんな気分じゃないかなと、文化祭の花火を一緒に見れただけで十分だと思っていた。
夏休みはあたしにとっても重要。
図書館へ通って勉強したり、模試を受けたり、オープンキャンパスにも行った。
お互いに忙しくて、なかなか会えない日々が続く。
寂しいけど、やっぱりそれを口に出さないようにして、あたしは勉強することで気を紛らわせていた。
「えぇ!? じゃあもしかして、まだしてないの?」
夏休み終了間際。
舞花と図書館で勉強した後に寄り道したカフェで、パフェを食べながら素っ頓狂な声を上げる彼女に、あたしは首をかしげる。
「してないって何が?」
「エッチに決まってるでしょ!」
「ぶっ」
あたしはテーブルに抹茶アイスを飛び散らせてしまった。
でも、特に記念日を祝うことはしなかった。
那央は今が大事な時期。
説明会にも行っているし、すでに申込用紙も手に入れていて、8月中旬から受付が始まる。
だから、そんな気分じゃないかなと、文化祭の花火を一緒に見れただけで十分だと思っていた。
夏休みはあたしにとっても重要。
図書館へ通って勉強したり、模試を受けたり、オープンキャンパスにも行った。
お互いに忙しくて、なかなか会えない日々が続く。
寂しいけど、やっぱりそれを口に出さないようにして、あたしは勉強することで気を紛らわせていた。
「えぇ!? じゃあもしかして、まだしてないの?」
夏休み終了間際。
舞花と図書館で勉強した後に寄り道したカフェで、パフェを食べながら素っ頓狂な声を上げる彼女に、あたしは首をかしげる。
「してないって何が?」
「エッチに決まってるでしょ!」
「ぶっ」
あたしはテーブルに抹茶アイスを飛び散らせてしまった。