コイツ、俺の嫁候補。
遼くんに促され居間へ入ると、おでこに熱さまシートを貼って、こたつから顔を出している男の子がいる。
その子のもとにしゃがみ、頬に手をあてる那央。
「翔(ショウ)、こんなとこで寝てないで自分の部屋で寝ろよ」
「だって……テレビ見れないんだもん」
「病人にテレビ見る資格はねぇ。飯食ってさっさと寝ろ」
「もう兄ちゃんのカレー飽きた……」
「安心しろ。今日はあの姉ちゃんが作ってくれる」
そう言って那央が親指であたしを指し、翔くんもこちらに顔を向けた。
赤い顔をして、目がとろんとしている……可哀相に。
「えっと、翔くん? 具合大丈夫かな、ご飯食べれる?」
「……かわいい」
「は?」
「お姉ちゃんかわいいからお姉ちゃんが作ってくれたご飯なら食べる」
なんだこのマセガキ!
でもあんたの方が数倍可愛いよ!
那央をちっちゃくしたような翔くんの発言に無意識のうちにニンマリしていると、那央が悪戯な笑みを浮かべる。
「そうか、じゃあ縁に嫁に来てもらうか」
……はいぃ~!?
その子のもとにしゃがみ、頬に手をあてる那央。
「翔(ショウ)、こんなとこで寝てないで自分の部屋で寝ろよ」
「だって……テレビ見れないんだもん」
「病人にテレビ見る資格はねぇ。飯食ってさっさと寝ろ」
「もう兄ちゃんのカレー飽きた……」
「安心しろ。今日はあの姉ちゃんが作ってくれる」
そう言って那央が親指であたしを指し、翔くんもこちらに顔を向けた。
赤い顔をして、目がとろんとしている……可哀相に。
「えっと、翔くん? 具合大丈夫かな、ご飯食べれる?」
「……かわいい」
「は?」
「お姉ちゃんかわいいからお姉ちゃんが作ってくれたご飯なら食べる」
なんだこのマセガキ!
でもあんたの方が数倍可愛いよ!
那央をちっちゃくしたような翔くんの発言に無意識のうちにニンマリしていると、那央が悪戯な笑みを浮かべる。
「そうか、じゃあ縁に嫁に来てもらうか」
……はいぃ~!?