ワケあり!?社内恋愛
11章 予想外
「あたしさー……」
「はい?」
あれから1週間が経った頃、
今日は久々に亜由美さんと二人きりでランチをしていた。
必然と亜由美さんと二人になることを避けている自分がいて
ランチの時間になっても忙しそうに手を動かし、社内で食べるようにしていた。
だけど亜由美さんは何も悪くないし
あたしにとって那月さん関係なく考えたら、唯一無二の先輩なので
いつまでも避けているわけにも行かず、今日は誘われたランチに一緒に行くことにしたのだ。
そして切り出された言葉。
顔を上げて、亜由美さんの次の言葉を待っていると、
「今日、俊之の家に戻ろうと思うの」
「……え?」
それは突然の言葉だった。