ワケあり!?社内恋愛
 
う、そでしょ……。
あたしまさか……。


「……」


おそるおそる布団をまくって自分の体を確かめる。
そこにはもう逃げ出したくなる現実が飛び込んできて……


下着姿の自分だった。


あたし……
本当にもしかして……。



「……ん……あ…おはよ……」

「っ……」



いまだに現実を受け止められず、一人青ざめていると
ふいに隣から聞こえてきた声。

バッと振り返ったら、
眠気眼の倉永さんがあたしの顔をじっと見ていた。
 
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