ワケあり!?社内恋愛
 
那月さんは仕事の途中のようで、
再びパソコンへ目を向けると、カチカチと難しいワードを打ち込んでいる。


そんな背中をただ眺め
どうしようもないほどの気持ちが高ぶってきた。



言うつもりなんかない。

これ以上のことを願うつもりなんかない。


それでも……










「………好きです」










その背中に、
言わずにはいられなかった。
 

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