ワケあり!?社内恋愛
「それでもいい……。
あたしのこと、利用してください」
こんなにも、自分が浅ましい人間だったのかと初めて知った。
そしてこんな言葉、
受け入れるような男なんて、最低なはず。
分かっているのに……
「……じゃあ……
もうどうなっても知らないから。
お前のこと、これ以上にないってくらい2番目に愛してやる」
彼は、
嬉しくも残酷な言葉を返した。
あたしは彼の2番目。
決して1番にはなれない。
でも……
どうしようもないほど嬉しいと思う自分は
バカなくらい可哀そうな女だ。